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伊藤詩織さん勝訴!山口敬之に330万円賠償命令 ~性行為に「同意はなかった」ことが認められた

竹下雅敏氏からの情報です。
 伊藤詩織さんが、元TBS記者の山口敬之を訴えた裁判で、勝訴。裁判長は330万円の支払いを命じたとのことです。とりあえず安堵しました。しかし、安倍政権が続く限り、上に行くほどひっくり返される可能性が高くなるので、気が抜けません。当たり前の判決が確定するためにも、安倍政権には早々に退いてもらって、政権交代を実現しなければならないと思います。
 要点は、性行為に「同意はなかった」ことが認められたということらしいのですが、山口敬之はこの判決に「まったく納得できない」として控訴するようです。しかも、彼にすれば、詩織さんの方が自分をはめた犯罪者という認識らしい。ここまで正邪が逆転すると、違う宇宙に住んでいるのではないかとすら思ってしまいます。
 気になるのは、記事の中で「山口敬之さん」となっていること。山口敬之は、「私は伊藤詩織さんを虚偽告訴と名誉棄損で刑事告訴しています…伊藤詩織容疑者と書いていただきたい」と記者会見で語ったようです。
 山口敬之が正直者か嘘つきかは、尾張おっぺけぺーさんの動画をご覧になると即座にわかります。動画を見て驚くのは、「誰も見たことのない谷FAXを使い出鱈目嘘解説」を平気で行う様子です。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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元TBS記者に賠償命令 伊藤詩織さん勝訴
配信元)
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伊藤詩織さん勝訴 「性暴力被害」裁判、山口敬之さんに330万円賠償命令
引用元)
(前略)
ジャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBS記者のジャーナリスト・山口敬之さんから性暴力被害にあったとして、慰謝料など1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が12月18日、東京地裁であり、鈴木昭洋裁判長は330万円の支払いを命じた。
(中略)
判決は、山口さんの供述について「不合理に変遷しており、信用性には重大な疑念がある」と指摘。伊藤さんの供述から、山口さんが合意のないまま性行為に及んだと認定した。
 
また、伊藤さんがおこなった記者会見などについて、山口さんは名誉毀損だとして反訴していたが、「公共性および公益目的がある」との判断を示した。
 
地裁では、伊藤さんの記者会見での発言などで名誉を毀損されたとして、山口さんが伊藤さんに1億3000万円の損害賠償と謝罪広告を求めた訴訟も併合して審理されたが、山口さんの反訴は棄却された。
(以下略)
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配信元)





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保身のために「反社」の定義すら変えてしまう菅官房長官、森法務大臣 〜 なんとかご招待を誤魔化したい「ジャパンライフ」には警察庁や内閣府が長年天下りしてきた

 安倍政権の懐刀であったはずの菅官房長官が、もう破れかぶれみたいな状況です。
「反社の皆様」が桜を見る会に「結果的に入ってしまった」と一旦認めてしまったはいいが、招待者取りまとめの責任者である菅官房長官ご自分の首を絞めることに気づかれたか、一転、「反社会的勢力」の定義は定まっておらず、桜を見る会に居たあの強面の方々は「反社の皆様」ではなかったと言いたいようです。
 ちょっと待ってくれ。
「反社会的勢力」の定義をしたのは他ならぬ安倍政権で、その指針を決定した会議には当時総務大臣だった菅氏も加わっていたそうです。これまで、この指針に基づいて反社会的勢力に備え、戦ってきた行政や企業はさぞかし驚愕だったことでしょう。追い討ちをかけるように、28日参院予算委員会では、事もあろうに森法務大臣が同様に「反社会的勢力という言葉は様々な文脈で用いられているので一般論としてお答えするのは困難」と答弁しました。司法のトップが法を溶かしてしまった、まさしく異常事態です。
 どんなに犯罪を犯してもお咎めなしどころか、名誉の桜を見る会にまで招待されてしまうジャパンライフには、長年、警察庁のほか内閣府や経産省、消費者庁が天下っていたようです。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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菅長官「反社定義ない」全国企業あ然とさせたトンデモ言い訳
引用元)

『反社会的勢力』は様々な場面で使われ、定義は一義的に定まっているわけではないと承知しています
(中略)
総理大臣が主催する「桜を見る会」に、反社会的勢力とみられる人物が参加していた問題。11月26日の会見で菅氏は「結果的には入ったのだろう」と語り、反社会的勢力の出席を認めたかに見えた。

菅氏は招待者の取りまとめの責任者でもある。税金を使った公的行事への反社会的勢力の参加が許されるはずはなく、当然、話は菅氏の進退問題に及ぶことになる。すると翌27日の会見では一転、冒頭のように定義は定まっていないとしたうえで、前日の発言で自分は“反社会的勢力が参加したことを認めたわけではない”と強弁したのだ。
(以下略)
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配信元)



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安倍首相の清和会は歴代文科相を据え、文教分野をビジネス化し利権に育ててきた 〜 モリカケから英語民間試験までは一本に繋がる / 加計学園獣医学部の初公判が13日

 桜を見る会が、あべぴょん関係者様ご招待ということであれば、当然のこと加計学園御一行様もお出ましではないかと思ったら、とても良いツイート画像がありました。安倍政権の出身派閥である清和会が文教利権に深く関わっていることを日刊ゲンダイが解説されていました。
 安倍政権下での文科相は、地元ライバルの林芳正議員以外は全て清和会所属議員が占めていました。加計疑惑で文科省が追及を受けた時期だけは、嫌がらせポストで林氏に振られたようです。政治評論家の本澤二郎氏によると、政界で非主流であった清和会は利権の代名詞のような運輸・建築に食い込めず、利権よりもイデオロギー重視の文教分野に手を伸ばしたという経緯があったそうです。「カネにならない文教分野を掌握し、教育をビジネス化して利権に育てたのが清和会」と、なるほどこれまでの疑惑の数々が学校がらみであったわけです。
 大学入試改革で「身の丈」発言が記憶に新しい萩生田光一文科相も、もちろん清和会所属であり、かつて加計学園が運営する千葉科学大学の客員教授、及び名誉客員教授を務めていました。
 獣医学部問題が終わったと思うことなかれ、13日(水)午後2時から松山地裁で「安倍・加計面談『でっち上げ』不正、違法補助金損害賠償事件」の初公判があります。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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モリカケの次は英語民間試験 文教利権貪る「清和会」の罪
引用元)

(前略)

(中略)民間試験の導入は、2013年に安倍首相が設置した私的諮問機関「教育再生実行会議」で浮上。当時の下村博文文科相が旗振り役となって、大学入試改革を主導してきた。
(中略)
長らく非主流派だった清和会は、運輸や建設のようなガチガチの利権に食い込めず、他派閥があまり興味を示さない文教分野に流れていったという事情がある。清和会の典型的な文教族が森喜朗元首相です。もともと文教族というのは、教科書選定で影響力を発揮するなど、当初は利権よりイデオロギーを重視していたはずです。彼らにとって不都合な負の歴史を修正し、道徳教育や日の丸などで国民に右翼的な思想を植え付けるには、公教育を押さえるのが手っ取り早いからです。古今東西、教育と報道を掌握するのは独裁者の常套手段でもあります」(政治評論家・本澤二郎氏)

カネにならないといわれていた文教分野を掌握し、教育をビジネス化して利権に育てたのが清和会ということだ。2020年東京五輪という大きな利権も手にした。英語民間試験の拙速な導入も、この流れの中にある。
(以下略)
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配信元)


「森友問題」籠池夫妻が外国特派員協会で会見 〜 不正選挙ムサシにも言及し、安倍政権が砂上の楼閣であることを明言

 7年の求刑を受けた「森友学園」籠池氏が、外国特派員協会での記者会見に応じました。落ち着いた、論点の明確な見事な回答に、「見せしめ」に負けないという毅然とした意思を感じます。
籠池前理事長はともかくも、冤罪であり無罪である籠池夫人まで7年の求刑を受けたことに関して、籠池氏は「安倍昭恵夫人と親しかったことが原因」と断じました。初めの3分の動画で森友学園問題を振り返ることができます。司法が安倍総理の意のままであると明言されているのみならず、3つ目のツイートでは、なんとムサシによる不正選挙にまで言及されています。これから裁判に臨む方がわざわざ根拠のないことを発言するはずもなく、籠池氏ははっきりと安倍政権に太刀を向けています。かっこいい。
 海外では当然のように、アベゲートを報道しています。日本のメディアはどうするおつもりか。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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「首相の被害者」と主張 籠池夫妻が記者会見
引用元)
小学校建設を巡り、国や大阪府などの補助金計約1億7千万円をだまし取ったとして、詐欺罪などに問われた学校法人「森友学園」の前理事長籠池泰典被告(66)と妻諄子被告(62)が31日、東京の日本外国特派員協会で記者会見した。(共同)


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配信元)





福島第一原発事故で農地の原状回復を求めたやり直し裁判「放射性物質はすでに土と同化しているため、東京電力の管理下にはなく、むしろ農家が所有しているといえる」という驚きの判決

 福島の農家や農業法人が、金銭的な補償は一切求めず、ただただ自分たちの農地から放射性物質を取り除いてほしい、というその一点だけを東電に求めて訴訟を起こしていました。2017年に福島地裁の上払大作裁判長によって出された判決は「土壌から放射性物質のみを除去する方法は確立されておらず、東電がなすべき具体的な行為を特定していないので、訴えは不適法」と棄却しています。この後、2審の仙台高裁は、この1審の判決を取り消し、審理のやり直しを命じました。やり直しの審理では、原告に放射性物質を取り除く具体的な方法を確認し、汚染の程度が農地としての利用を妨げるほどか否かが争点とされています。1審の判決も2審のやり直し命令も、東電の責任を全く追求する気が無く、放射能の影響を無視し、原告側の主張に難癖をつけているようにしか見えません。
 そしてこの度、やり直し裁判の判決が出ました。
福島地裁の遠藤東路裁判長は「土壌から放射性物質のみを取り除くことは不可能で、東電には管理できない。放射性物質も農家の所有」「農家が業者に委託して土を入れ替え、その費用を損害賠償請求することができる」として、当初の農家の訴えはここでも退けられました。
 さすがにこの判決の内容は法律の素人が見ても異様で、東電の責任が回避できれば理屈はどうでも良いのかと呆れます。ネット上でも凄まじい非難が上がっています。
 これまで慈しんできた美味しいお米を産む農地を奪われて、311以降、どれほど努力しても以前のようにお米は売れず、土地を汚染させた東電に、せめて放射性物質の無い元の状態に戻してほしいという無欲の願いは、裁判官には全く届いていないようです。
 たとえ、土地を総入れ替えしても日々降り注ぐ放射性物質は再び土壌を汚染するでしょうし、たとえ基準値以下のお米を作っても、その国の基準値が100ベクレルとあっては、とても進んで買うことはできません。その現実を司法は認めた上での判断をすべきでした。
 この遠藤裁判官は、原発事故で減収となったマクドナルドには、東電の責任を認めて損害賠償を命じています。ふう〜ん。
大沼安史氏は、国や東電からの激烈な重圧があったであろうと案じ、遠藤裁判長に同情的です。
圧力に抵抗する時は死をも覚悟するような世界なのでしょう。またしてもハンナ・アーレントの記したアイヒマン「悪の凡庸さ(陳腐さ)」を思い出してしまいます。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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原状回復訴訟やり直しも棄却
引用元)
県内の農家などが、福島第一原発の事故で農地に飛散した放射性物質を取り除くことを東京電力に求めたやり直しの裁判で、福島地方裁判所は、農家が業者に委託して土を入れ替え、費用を損害賠償請求することもできるなどとして、原告の訴えを退けました
(中略)
また、放射性物質を含んだ土地について、「事故により飛散した放射性物質はそれだけを取り除くことは現時点の技術では不可能で、東京電力が管理することができる状態にあるとはいえない」などと指摘し、事故に由来する放射性物質も農家などが所有しているという判断を示しました。

この裁判は当初、1審の福島地方裁判所郡山支部がどのように放射性物質を取り除けばいいのか明らかではないとして訴えを退けましたが、その後、仙台高等裁判所が審理のやり直しを命じました。
(以下略)
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農地汚染回復の訴え却下 福島地裁支部 原告控訴へ
引用元)
東京電力福島第1原発事故で農地を汚染されたとして、福島県の5市町村の農家8人と農業法人1社が、土壌の放射性物質濃度を事故前の水準に戻すよう東電に求めた訴訟の判決で、福島地裁郡山支部(上払大作裁判長)は14日、訴えを却下した。原告側は控訴する方針だ。

 上払裁判長は判決理由で「土壌から放射性物質のみを除去する方法は確立されていない。原告側は訴えが認められた場合に東電がなすべき具体的な行為を特定しておらず、訴えは不適法だ」と述べた。原告側代理人の花沢俊之弁護士によると、農地の原状回復を求めた訴訟の判決は全国初。
(以下略)


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原発事故 “土から放射性物質 取り除いて” 農家の訴え
引用元)
(前略)
農家たちは、金銭的な補償は一切求めず、農地から事故で飛散した放射性物質を取り除いて欲しいという、その一点だけを求めてきました
(中略)
「私の住んでる農地は、日本でも美味しいお米がとれる土壌だったんです。
それが壊されたからね、土壌汚染によって。
だから、東電に原状回復してもらう。」
(中略)
今は、他の福島県の多くの農家と同様、米の多くを、名前のつかない業務用米として出荷せざるを得なくなりました。
加工品を販売する店の売り上げも伸びず、鈴木さんは何度も、倒産の危機に直面しました。
その度、つきつけられたのは、土に放射性物質があるかぎり、いくら頑張っても、原発事故の前には戻れない、という現実でした。
(以下略)


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