注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
7月8日、ジャーナリストの伊藤詩織さんが元TBS記者の山口敬之さんから性暴力を受けたとして慰謝料など1100万円の損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が東京地裁で開かれた。
(中略)
どちらのベッドが使われたのか
このあと、原告側代理人の弁護士が、ホテル内での状況について山口さんに質問。内容を要約して紹介する。
山口さん「伊藤さんをAに寝かせ、そのあとBに私が横たわった」
弁護士「性行為が行われたのはどちらのベッドですか?」
山口 「Aです」
弁護士「伊藤さんへ送ったメールで『ゲロまみれのあなたをベッドに寝かせた』とありますが、これはAのベッドということですか?」
山口 「そうです」
弁護士「(伊藤さんへのメールで)『(トイレに立った伊藤さんが)私の寝ていたベッドに入ってきました』とありますが、これはどちらのベッドですか?」
山口 「Aです」
ここで傍聴席が軽くざわついた。
山口さんは、トイレに立った後の伊藤さんの行動について、「私の寝ていたベッドに入ってきました」「私もそこそこ酔っていたところへ、あなたのような素敵な女性が半裸でベッドに入ってきた」などと伊藤さんにメールで説明していた。
ところが、法廷での山口さんの証言は、伊藤さんはトイレからもともと自分が寝ていたAのベッドに戻り、そこで性行為が行われたということになる。
(以下略)
午前中と午後の尋問で、繰り返し被害時の状況を聞く場面があり、裁判長が「質問を変えてください」と制止した。
(中略)
また、原告側代理人から、「(伊藤さんからの誘いがあったので)社交辞令的に性行為に応じた」という雑誌での主張について問われると、「伊藤さんが嘔吐し、私物にも吐瀉物がかかりイライラしていた。彼女が何度も謝り、泣いたり鼻をすすったりした。とにかく黙ってほしい、黙っていただくためになだめるような気持ちで(性行為に)応じた」と答えた。
(以下略)
山口敬之が口頭弁論で致命的な矛盾証言。嘘がバレバレ。その山口、TBSを辞めた後、菅の口利きなどで名前だけの顧問会社から年750万円の小遣い。忘れてならないのは安倍のヨイショ本を2冊も出していること。もちろん山口にはペジーとの関連疑惑もある。何から何までイヌだね。 https://t.co/i81EMClrmQ
— 佐藤 章 (@bSM2TC2coIKWrlM) July 12, 2019
こんなクズに貞操を奪われ、しかもそのクズの犯罪を隠そうとしているのが政府の高官で、恥を偲んで訴えてもこのクズとクズ政権がネットサポーターを使い被害者である詩織さんにさらなる攻撃を仕掛けてくる。目を覚まそうよ、皆んな。政府ぐるみであらゆる犯罪を覆い隠しているんですよ。正気じゃない!
— 腹が立つ (@uJCXO2eyZF2C6WY) July 12, 2019
犯罪隠蔽に内調が関与している。これは大変憂慮すべき事態です。組織的関与への厳しい追及と関係者への厳しい処罰は今後の日本のために必須です。国家国民の利益のために裏方に徹するべき情報畑の人間が自己の栄達と繁栄のため腐敗政治家と癒着・結託し暴走する。国民の手で始末せねばなりません。
— 出口 健二 (@daisukepon008) July 13, 2019
ペジーからのバックマージンと噂になった2億円の話はどうなったんでしょうね。ペジーに融資される予定だったという総額100億円の話?もどうなったのでしょうか。ただの噂だけだったのでしょうか。マスコミもダンマリですね。
— 東川靖雄 (@yansuke_sax) July 13, 2019
逮捕直前の山口敬之の逮捕を揉み消した中村格・長官官房長は警察庁次長に昇任。次の長官だ。逮捕を察知した山口は官邸のアイヒマンこと北村滋内閣情報官宛の相談e-mailを新潮社宛に誤送信している。本来なら間違いなく政権が吹き飛ぶスキャンダルなのに、この静けさは何なのか。
— アジア記者クラブ(APC) (@2018_apc) July 13, 2019
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冒頭の記事は、伊藤さんの弁護士と山口敬之のやりとりを要約したものです。デイリー新潮の記事には、このやり取りの詳しい記述があります。
山口敬之の説明では、伊藤詩織さんはAのベッド、山口敬之はBのベッドに寝ていた。トイレに立った伊藤さんがAのベッドに戻ってきた。そのAのベッドで性行為があったということになります。
山口敬之は、Bのベッドに横たわったはずなのに、メールの説明では、“あなたのような素敵な女性が半裸でベッドに入ってきた”と言っています。これでは辻褄が合いません。無理に辻褄を合わせるなら、伊藤詩織さんがトイレに立った後、山口敬之は、ベッドBからベッドAへ移動し、彼女が帰ってくるのを待っていたということになるでしょうか。いずれにせよ、彼が嘘の説明をしていたのは明らかです。
また、裁判では、菅官房長官が、当時の山口敬之への資金提供を、ある企業にお願いしていたことが明らかになりました。逮捕直前の山口敬之の逮捕をもみ消した中村格は、菅官房長官の秘書官だった人物ですから、菅官房長官は、この件について、国民を十分納得させる説明をする必要があるでしょう。望月記者の質問に逃げ回ってばかりでは、どうにもなりません。問題は、菅官房長官のこのような卑劣な行為を、大手メディアが報じないことです。
ツイートでは、“犯罪隠蔽に内調が関与している”とあり、これはまず間違いない事実です。“本来なら間違いなく政権が吹き飛ぶスキャンダル”なのに、メディアは全く事件の本質を伝えません。
それどころか、このままでは、実の父親が娘をレイプしても無罪になったように、詩織さんが裁判で負けるという、通常なら絶対に考えられない出来事が起こる可能性があります。それくらい、今の日本は腐敗しています。