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「悪者」はJA全農ではない、規制改革会議の提案に沿って生贄にされてきたのが農業だった / JAの株式会社化を防ぐことは農業と日本の国を守ること

 以前に時事ブログで取り上げたことのある、食料安全保障推進財団専務理事の久保田治己氏の動画がありました。米問題で「悪者」にされているJA全農の背景を語っておられました。
 昨今、全農が落札した大量の備蓄米は一体どこに行ったのか?とJAに批判の目が向いています。「スマホでクリックすると株が買えたり売れたりする感覚で米の流通を考えているのではないか。」「保管倉庫の問題、トラックの手配など運搬の問題、全農から買った業者が配送を希望する時期、保管条件による配送の優先度などを調整してJAは市場に出しているので、大量の備蓄米が一気に放出されるわけではない。精米をする場合でも、種類が異なるお米が混じってしまうと表示違反になるなど備蓄米の作業は、現場の通常業務の他に余分な負荷がかかっている。そういった現実を知ってほしい。」と具体的な状況を説明されました。
 4:55からの農水省が公表した図は、江藤大臣の時代にJAが落札した備蓄米の価格を示しています。JAは米価を下げる目的で、通常であれば2,400円の上乗せするところ、961円に抑えて集荷しています。それが卸売業者のところでは通常の約3倍の7,593円上乗せして売っていることがわかります。つまり価格を押し上げていたのはJAではないことが明らかになっています。JAが「悪者」ではないことに人々が気づくタイミング、このグラフが公表された2日後に江藤大臣の発言が大問題となり辞任になりました。
 そもそも先にJA農協を「悪者」にするシナリオがあり、小泉新大臣が登場し、新たな農協改革に結びつけ、全農グレイン買収をしたい(カーギルの?)思惑があるのではないかという懸念があります。実際にオーストラリアで同じようなケースがあったことは以前に語られていました。
 2015年の農協改革の目玉は「全農を株式会社化できる」法律を作ったことで、それは「規制改革会議の提案に従って日本政府は必要な措置をとる」との日米の合意に基づいたものでした。小泉大臣個人の方針ではなく日本政府の意思であったわけです。
 久保田氏は、米の価格が上がったことは問題だが、それ以前から消費者である労働者の実質賃金が2割程度減っていることが問題だと日本全体の構図を指摘されました。「農畜産物の自由化路線で"農業は生贄に差し出された"状況だった。それでも安い農畜産物の輸入によって日本全体で見れば豊かになっているのならば納得できる。ところが消費者、サラリーマンの実質賃金は下がって苦しくなっている。いったい誰のために"生贄"になったのか、これを国民みんなで検討していきたい。」
「短期的には、消費者に向けて5kg2,000円の価格を政府が決め、小売店の本来の売値との差額を政府が払うようにする。これはガス、電気、ガソリンで政府はすでにやっていることだ。長期的には、農家の戸別所得補償をする。そうしないと農業が無くなるだけではなく日本が無くなる。農協法の第1章第1条は、農家や農協組織のために働くとともに『我が国経済』の発展に寄与することを目的としている。日本人の、日本人による、日本人のための絶対に買収されない組織なので、皆さんとともに日本の行く末を考えていきたい。」JAと日本の農業を守るのは政府ではなく国民自身だと気付かされます。
(まのじ)
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JA叩きの黒幕は誰?農協が悪者にされた本当の理由(久保田治己×三橋貴明)
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「竹取物語」の言葉の裏に隠された意味と真の解釈

竹下雅敏氏からの情報です。
 ウチには、かぐよ姫がいます。「竹の下のかぐよ姫」が正式名称です。私が天井界(ログハウスのロフト部分、天上界ではない)で古希宮昼仁(こきのみや ひるひと)に化身していると、1分もたたないうちに階下に居るかぐよ姫から「あなた!」と注意されるのです。
 1階に置いてある空気清浄機は匂いに反応すると赤いランプが点灯するのですが、空気清浄機は反応していません。しかし、かぐよ姫の鼻をごまかすことは出来ないのです。恐るべき超常能力と言えるでしょう。
 さて、今日の動画は、日本最古の物語と言われる『竹取物語』です。オススメ動画に上がってくるものはだいたい見たのですが、小梅小町さんの動画はレベルが全然違います。非常に格調高く、深い教養を感じる動画で、日本語の美しさと日本人の感性の奥深さを感じ取ることができます。
 動画では非常に見事な解釈で『竹取物語』の言葉の裏に隠された意味を説明しているのですが、私はとてもシンプルに解釈しています。
 5人の求婚者に要求した「仏の御石の鉢」「蓬萊の玉の枝」「火鼠の裘(かわごろも)」「龍の首の珠」「燕の産んだ子安貝」は、それぞれ「五大」を表す地・水・火・風・空の象徴であると思っています。それは、物語の内容と五輪塔(ごりんとう)の形状を見れば明らかです。
 密教では「五大」に識(心)を加えて「六大」とするのですが、かぐや姫に求婚する帝(みかど)は識大の象徴です。かぐや姫はすべてを退けることで、月に帰ることができるのですが、この物語は竹(スシュムナー管)の下部に眠るクンダリニー(かぐや姫)が目覚め、5人の求婚者に象徴される世俗の欲望を退け、最後に不死をも含む超常的なすべての能力をも手放したときにクンダリニーは頭頂のサハスラーラへと到達し、月の都に帰る(解脱)することを意味していると思います。
 動画でも触れていますが、「竹取物語」の作者は空海です。当時、このような物語を書くことができた人物は空海以外にはいません。直観では、あまりにも明白で議論の余地がありません。
(竹下雅敏)
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【神様から聞いた竹取物語】妻をなんだと思っているのですか?/大切なものはきっと目には見えない/心を証明していくことに価値のある世界
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【神様から聞いた竹取物語/後編】かぐや姫は何の神?/富と志を持った国へ
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公選法改正、情プラ法施行に続き、自民党「SNSによる選挙への影響」規制法案で本格的なSNS規制が完成する 〜 規制のための演出を見破り言論統制に反対を

 自民党が参議院選挙を念頭に「SNSによる選挙への影響」に関する制度改正を始めました。「選挙運動に関し、名誉を傷つける投稿は即日削除することを、運営事業者側に促せるようにする規定を設ける」ことが大きく報じられています。また「誹謗・中傷などの情報を発信した投稿者には、事業者から収益が支払われないようにする」「候補者がSNSで収益を受け取ることを禁止する」「当選の意思のない候補者が、ほかの候補者を応援するいわゆる『2馬力選挙』への対策」などが盛り込まれています。
 「あいひん」さんは、この自民党案の制度改正がこれまで政府・自民党が進めてきた「選挙ポスター規制」の公職選挙法改正、SNS規制の情報流通プラットフォーム対処法の施行とつながれば「本格的な選挙活動のSNS規制」が実現すると警戒されていました。
 不思議なことに、自民党が規制の論点としたケースはいずれもN党の立花党首が派手なパフォーマンスで騒がせた事案を想起させます。犯罪的な誹謗中傷、SNSでの偽情報の拡散、2馬力選挙、不適切なポスター占拠、人々を煽る発信でSNSの収益化を図るなど「規制されて当然」とイメージされそうです。しかしその規制によってこの先、有権者にどのような不利益が生じるのかはメディアは伝えません。「公職に就こうとする者に対しては名誉を傷つけても何ら問題ないし、むしろ選挙では必要な情報です、違法性阻却事由(真実相当性・公益性・公共性)があるならば。自民が民主主義の根幹を破壊しようとしてる」という投稿や、今後メディアが「選挙では政党や候補者について(名誉を傷つける可能性のある)批判的な観点からの報道は控えよう」と萎縮してしまう可能性を指摘する投稿がありました。
 7月の参議院選挙では、自民党はSNS規制でなりふり構わず言論弾圧する勢いです。SNSという国民に残された情報源を失わないために情報統制には強く抗議をし、情報操作に惑わされずに選挙で国民の意思を表明しよう。
(まのじ)
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ぴょんぴょんの「チロマルの去勢」 ~愛が動機なら、許されるのかもしれない

 人生初のネコの去勢の日。
 朝8:00、ネコを無理やり洗濯ネットに押し込み、新品のキャリーに詰め込んで、車の助手席に乗せた。そこから動物病院まで30分のドライブ。と言っても、隣りでミャンミャンうるさくて、運転に集中できない。そのもの悲しいトーンは、罪悪感を呼び覚ます。これで良かったのか? わからない。
 ただ、気づいたこともあった。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「チロマルの去勢」 ~愛が動機なら、許されるのかもしれない

クロマルが旅立ってから早や10か月


クロちゃん、今朝は、早くから出かけたみたいだね。

ああ、大事な日だったからな。

大事な日?

話すと長くなるが?

いいよ、聞かせて。

クロマルが失踪して別世界に旅立ったのは、去年8月のこと。あれから、早や10か月。

もう、そんなに経つんだね。くろちゃん、あれから、クロマルの話もしなくなったし、こっちも触れづらいし、気にはしてたんだけど。

すまんな、気を使わせて。あの頃のおれは、孤独と寂しさで、押しつぶされそうだった。
それまでは毎朝、クロマルにメシを食わせ、クロマルの水を換え、クロマルを外に出して、クロマルのトイレの掃除して、帰ってきたクロマルを中に入れて、また外に出す。クロマル中心の毎日だった。それが、一挙に無くなって。


時間ができて良かったじゃん。

だがなあ、世話をする誰かがいるということが、どれほど張り合いのあることか、失ってみないとわからんのだよ。クロマルがうちに来るまで、おれはどうやって、一人の時間を過ごしていたのか、わからなくなっちまった。

そんなふうになるんだ。


エサをやり始めたのがすべての始まりだった


しかし、なにごとも3ヶ月。クロマル失踪から3ヶ月経った11月のはじめ、ひょいと庭に目をやるとネコがいた。そいつは、以前からちょこちょこ顔を出す、クロマルの娘だった。

娘ってわかるの?

わかる、顔の左半分がクロマルそっくりだから。ここにも登場したし、羊羹の母親でもあるが。


ミケ姫だね。

そうそう、そのミケ姫が、クロマル・ロスのおれに、まとわりついて甘えてくるんだ。そこで、捨てようかどうしようか迷っていたキャットフードの備蓄、少なくとも1年分はあるんだが、そいつにやり始めたのが、すべての始まりだった。

え?

数日後、生後6ヶ月くらいの兄妹と思われるネコ2匹が合流して、ミケ姫と3匹でメシを食うようになった。

後から割り込んできて、ミケ姫は怒らないの?

どうも、この2匹はミケ姫の子らしい。白地に黒い丸のチロマル(♂)とカフェオレ色のカフェオレ(♀)。

ミケ姫とは、親子だったのか。


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パソナグループと陸上自衛隊中部方面隊が大規模災害時を想定して連携協定を締結 / その先にあるのは「自衛隊の民営化」「つまり民兵組織の結成」

読者の方からの情報です。
 5月19日、株式会社パソナグループが、陸上自衛隊中部方面隊と「大規模災害時等の連携強化に係る協定」を締結したと発表しました。これは、大規模災害時の被災者の救援及び復旧等活動等に連携・協力するためとしています。パソナのニュースリリースには、南海トラフ地震などに備えるため「官民が力を合わせ、平時から実践的な訓練と情報共有を重ねることで、有事の初動対応を迅速かつ的確に行うための体制づくり」を目的にするとあり、そのためには「情報を適切に共有」「情報交換」などを行うとの文言があります。
 2024年からすでに、陸上自衛隊ヘリ訓練を民間委託することや、陸上自衛隊に民間委託の専門部署を設置して民間委託業務を拡大するなどが報じられていました。パソナとの「土地や情報の共有強化」につながる一連の流れは、「自衛隊の民営化」「つまり民兵組織の結成」だと野田CEOさんが解説されていました。災害時という前提に惑わされてしまいますが、「恐らく徴兵も見据えたパソナと陸自の連携協定」との指摘もあります。「改憲」で自衛隊が民間軍事会社に生まれ変われば、派遣隊員に国籍条項を適用されることは無さそうです。日本の国民の命や安全を守るのではなく、超富裕層の命や安全を守る組織になりそうです。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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パソナグループ 陸上自衛隊中部方面隊「大規模災害時等の連携強化に係る協定」を締結
引用元)
(前略)
本協定は、南海トラフ地震などの大規模災害への備えが急務となる中、官民が力を合わせ、平時から実践的な訓練と情報共有を重ねることで、有事の初動対応を迅速かつ的確に行うための体制づくりを目的としています。本協定により、災害の発生が予測される際には、迅速な対応が可能となるよう情報を適切に共有し、必要な支援・復旧活動を連携して行ってまいります。また、平常時においては、有事に備えた体制づくりとして、防災に関する情報交換や訓練への協力、会議への参加などを通じて、相互の連携強化を図ってまいります。
(中略)
内容  ・訓練や災害対応時に必要な施設や土地などの活用
    ・大規模災害等への対応に向けた継続的な協議・検討の実施
    ・災害対応に向けた迅速な連携のための情報交換を実施
    ・被災者・被災地域に対する迅速な救援・復旧のために必要な相互協力を実施
    ・防災訓練への参加・協力

(以下略)
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配信元)

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