Public Citizen
2013年9月26日
建設労働者達は、作業を中止し、遥か高所の足場から下を覗き込んだ。観光客達は写真撮影を止めた。シュプレヒコールの声は何ブロックも離れた場所まで聞こえた。集会にはおあつらえ向きの天気だった。
先週金曜日、環境、労働組合、家族経営農家、宗教団体、医療、貿易の約100人の活動家達が、アメリカ通商代表部事務所の外に集まり、
環太平洋戦略的提携協定(TPP)の主要交渉担当者達に、中流階級の権益より、大企業の権益を優先するような“自由貿易”密約などアメリカ国民は望んでいないことを示した。
TPP交渉担当者達がワシントンD.C.にいるのは、交渉の正式会合の為ではなく、レーダーに探知されない“会期間”会合の為だ。合意した文章に関する
議論の深刻な隔たりや溝にも関わらず、
交渉を全て年末迄に終わらせ、まとめあげようとする、必死の試みから、アメリカが鞭で脅し、そのような
秘密主義の会議が、今や環太平洋諸国の間で、前触れ無しに計画が
組まれている。
これらの“会期間”会合は、秘密のTPP交渉を更に秘密なものへとおいやり、国民の監視も行き届かなくなる。
正式会合とは違って、米国通商代表部は、会期間会合の、場所も時間も議題さえも明らかにしていない。そして、関係団体や一般市民が招かれる“
ステークホルダー・セッション”は全く行われない。
そこで、我々は自らステークホルダー・セッションを作り出した。路上で。米国通商代表部事務所の外で。
極秘会議を進行させじと、先週、米国通商代表部事務所前に集まった群衆は、公正な貿易の要求、TPPによる大企業クーデター反対、物議を醸しているこの協定を、
一括優先通商交渉権を使って、
議会で強行採決しようというオバマ計画に反対の雰囲気で満たした。
医薬品価格をつり上げ、
アメリカの雇用を海外に輸出する"貿易"協定を止めるよう要求する労働組合員の隣で、プラカードを振る白衣を着た医学生。学生活動家達は透明性を高めるよう要求するプラカードを掲げた。
ワシントンの昼時の群衆がそばを歩く観光客と一緒になって、集会は膨れ上がり、新参者も取り込み、彼等もプラカードを掲げ、正義を求める叫びに加わった。
・ “我々には
ウオール街規制こそ必要だ。TPPをダメにするべき時だ!”
・ “AIDS患者達は攻撃されている。TPPも一括優先通商交渉権Fast Trackも認めないぞ!”
・ “モンサントにとって大いに結構だろうが、我々にとって宜しくないのは確実だ!”
・ “TPPはコースから外れた。交渉から立ち去るのは恥ではない!”
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私も当時これを知っていたら子育てはもう少し楽だったかも知れません。