竹下雅敏氏からの情報です。
訂正)【内丹術の階梯(1.0)】の図の一部に誤りがあったため、図およびPDFを差し替えました。(2021/10/17)
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奇経八脈 | 男性 | 女性 | ||
---|---|---|---|---|
左半身(陽) | 右半身(陰) | 左半身(陰) | 右半身(陽) | |
任脈(体外) | 下行(20) | 上行(20) | ||
督脈(脊髄) | 上行(19) | 下行(19) | ||
任脈(体表) | 下行(18) | 上行(18) | ||
衝脈 | 下行(7) | 上行(17) | 上行(7) | 下行(17) |
帯脈 | 左回り(16) | 左回り(16) | ||
督脈(神経叢) | 下行(15) | 上行(15) | ||
陽蹻脈 | 下行(4) | 上行(14) | 上行(4) | 下行(14) |
陰蹻脈 | 上行(3) | 下向(13) | 下行(3) | 上行(13) |
陽維脈 | 下行(2) | 上行(12) | 上行(2) | 下行(12) |
陰維脈 | 上行(1) | 下行(11) | 下行(1) | 上行(11) |
奇経八脈 | 左半身(陽) | 右半身(陰) | ||
---|---|---|---|---|
走行 | 吸 止 吐 止 | 走行 | 吐 止 吸 止 | |
任脈(体外) | 上行(10) | 鼻 止 鼻 - 1:6:4 |
下行(20) | 鼻 - 鼻 止 1: 4:6 |
督脈(脊髄) | 下行(9) | 口 止 口 - 1:5:4 |
上行(19) | 口 - 口 止 1: 4:5 |
任脈(体表) | 上行(8) | 口 止 鼻 - 1:4:4 |
下行(18) | 鼻 - 口 止 1: 4:4 |
衝脈 | 下行(7) | 鼻 止 口 - 1:4:4 |
上行(17) | 口 - 鼻 止 1: 4:4 |
帯脈 | 右回り(6) | 鼻 止 鼻 - 1:4:4 |
左回り(16) | 鼻 - 鼻 止 1: 4:4 |
督脈(神経叢) | 上行(5) | 鼻 止 鼻 - 1:4:2 |
下行(15) | 鼻 - 鼻 止 1: 2:4 |
陽蹻脈 | 下行(4) | 口 - 口 - 2: 7 |
上行(14) | 口 - 口 - 2: 7 |
陰蹻脈 | 上行(3) | 口 - 鼻 - 1: 3 |
下向(13) | 鼻 - 口 - 1: 3 |
陽維脈 | 下行(2) | 鼻 - 口 - 2: 5 |
上行(12) | 口 - 鼻 - 2: 5 |
陰維脈 | 上行(1) | 鼻 - 鼻 - 1: 2 |
下行(11) | 鼻 - 鼻 - 1: 2 |
奇経八脈 | 左半身(陰) | 右半身(陽) | ||
---|---|---|---|---|
走行 | 吐 止 吸 止 | 走行 | 吸 止 吐 止 | |
任脈(体外) | 下行(10) | 鼻 - 鼻 止 1: 4:6 |
上行(20) | 鼻 止 鼻 - 1:6:4 |
督脈(脊髄) | 上行(9) | 口 - 口 止 1: 4:5 |
下行(19) | 口 止 口 - 1:5:4 |
任脈(体表) | 下行(8) | 鼻 - 口 止 1: 4:4 |
上行(18) | 口 止 鼻 - 1:4:4 |
衝脈 | 上行(7) | 口 - 鼻 止 1: 4:4 |
下行(17) | 鼻 止 口 - 1:4:4 |
帯脈 | 左回り(6) | 鼻 - 鼻 止 1: 4:4 |
右回り(16) | 鼻 止 鼻 - 1:4:4 |
督脈(神経叢) | 下行(5) | 鼻 - 鼻 止 1: 2:4 |
上行(15) | 鼻 止 鼻 - 1:4:2 |
陽蹻脈 | 上行(4) | 口 - 口 - 2: 7 |
下行(14) | 口 - 口 - 2: 7 |
陰蹻脈 | 下向(3) | 鼻 - 口 - 1: 3 |
上行(13) | 口 - 鼻 - 1: 3 |
陽維脈 | 上行(2) | 口 - 鼻 - 2: 5 |
下行(12) | 鼻 - 口 - 2: 5 |
陰維脈 | 下行(1) | 鼻 - 鼻 - 1: 2 |
上行(11) | 鼻 - 鼻 - 1: 2 |
奇経八脈 | 男性 | 女性 | ||
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左半身 | 右半身 | 左半身 | 右半身 | |
任脈(体外) | 下行(20) | 上行(20) | ||
督脈(脊髄) | 上行(19) | 下行(19) | ||
任脈(体表) | 下行(18) | 上行(18) | ||
衝脈 | 下行(7) | 上行(17) | 上行(7) | 下行(17) |
帯脈 | 左回り(16) | 左回り(16) | ||
督脈(神経叢) | 下行(15) | 上行(15) | ||
陽蹻脈 | 下行(4) | 上行(14) | 上行(4) | 下行(14) |
陰蹻脈 | 上行(3) | 下向(13) | 下行(3) | 上行(13) |
陽維脈 | 下行(2) | 上行(12) | 上行(2) | 下行(12) |
陰維脈 | 上行(1) | 下行(11) | 下行(1) | 上行(11) |
![]() 督脈 |
![]() 任脈 |
![]() 衝脈 |
![]() 帯脈 |
![]() 陽蹻脈 |
![]() 陰蹻脈 |
![]() 陽維脈 |
![]() 陰維脈 |
神経系 | 名称 | 働き | 支配経脈 | ||
中枢神経系 | 脳 | 大脳 | 皮質 | 前頭葉は物事の判断や計画、頭頂葉は運動と皮膚感覚、側頭葉は見たり聞いたりしたものの認識、後頭葉は視覚の処理に関わる。 | 任脈(体外) |
辺縁系 | 古皮質・旧皮質の総称。脳梁・海馬などが属し、本能や情動の中枢である。 | ||||
基底核 | 運動調節・認知機能・感情・動機づけや学習などさまざまな機能を担う。 | ||||
小脳 | 平衡感覚、筋肉の協調運動の中枢。 | 督脈(脊髄) | |||
間脳 | 視床 | 嗅覚以外の感覚神経の中継点。 | 任脈(体表) | ||
視床下部 | 自律神経系の中枢。体温調節などの恒常性の維持に関係する。 | ||||
脳幹 | 中脳 | 姿勢保持や眼球運動、瞳孔調節、眼瞼反射の中枢。動眼、滑車神経(脳神経)の出発点。 | 衝脈 | ||
橋 | 内耳神経などの脳神経の出発点。 | 帯脈 | |||
延髄 | 呼吸運動や心臓の拍動調節の中枢。唾液分泌、くしゃみなどの反射の中枢でもある。迷走神経などの脳神経の出発点。 | 督脈(神経叢) | |||
脊髄 | 頚髄(8対) | 呼吸に使う筋肉、四肢または全筋肉に対応する末梢神経につながる。 | 陽蹻脈 | ||
胸髄(12対) | 頭頚部、上肢、上胸背部、内臓、尿管、生殖器の動きに関わる。胴体、脚に対応する末梢神経につながる。 | 陰蹻脈 | |||
腰髄(5対) | 直腸、膀胱、子宮、卵巣、精巣、外性器、下肢の働きに関わる。 | 陽維脈 | |||
仙髄(5対) | 肛門周囲、下肢後ろ側の働きに関わる。 | 陰維脈 | |||
尾髄(1対) | 尾骨付近の狭い範囲の皮膚知覚を司る。 |
1月10日の記事で、中国道教の「八仙」の中から、「白日昇天」したとされる仙人を何名か調べました。
この時のコメントで、“現在、崑崙山(こんろんさん)に住み、全ての神仙、女仙、仙人を統べるのは何仙姑(カセンコ)です”と記したのですが、この後、何仙姑は、クモタカクソビユルミコトのクーデターに関与していたために、処刑されました。現在、崑崙山で、全ての神仙、女仙、仙人を統べているのが誰なのかは、私にも分かりません。
話を戻すと、何仙姑はホツマの女神だったので別格であり、他の張道陵(ちょうどうりょう)、鍾離権(しょうりけん)、呂洞賓(りょどうひん)といった高名な仙人を先の記事では調べたのですが、彼らは皆、“進化段階が3.0~4.0に至るルートで「内丹術の階梯」を登った”と思われるのです。
従って、通常ではこのレベルで、「内丹術の階梯」を説明するのが自然だと思います。しかし、「内丹術の階梯」は、より低い進化段階に対しても適応できます。今回は、進化段階が4.0だけではなく、進化段階が1.0までの4つの段階での、「内丹術の階梯」を示しました。
進化段階が1.0に至るルートでは、「出神」で入る世界は3.0次元の上層(1~3層)で、この段階の場合、「陽神」とはエーテルダブル(ライトボディ)のことだという事が分かると思います。
現在の仙道のレベルは著しく低いので、様々な仙道書に記述されている段階は、良くて2.0段階に至るルートだと見て良いでしょう。日本の場合には、進化段階が1.0に満たないレベルで論じられていることがあります。このような場合には、仙道の修行者が「出神」を体験したと思っていても、それは「陽神」ではなく、単に肉体(狭義)で表層・中層・深層のいずれかの意識の界層を体験しているに過ぎないのです。はっきりと自覚した夢を意識的に体験しているレベルです。これは「出神」ではありません。
こうした細かい違いをはっきりと理解するには、仙道とは別の能力が必要です。ブッディ(理智)と繋がる必要があるのですが、「内丹術の階梯(4.0)」の図を見れば分かるように、還虚合道で進化段階が4.0に至っても、まだブッディ(理智)の存在界層には届かないことが分かるでしょう。