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これは
捜索活動をしている民間ダイバーの船の上から撮影された映像。
この船を拠点に、
水中では3人のダイバーが潜水して作業を行っているところだ。
そこへ一台の船がこちらへ向かって急接近して来る。次の瞬間。
(衝突音)
まるで体当たりするかのように衝突してきたのは、海洋警察の警備艇だったのだ。
我々は、衝突された民間船の乗組員から当時の様子を聞くことが出来た。
民間船の乗組員:「船が全速力で向かってきました。私たちが水中で作業をしていたのに接近してきたのは、
殺そうとするような行動だったと言えます。」
そもそも、なぜ海洋警察は作業中の民間船に近づいてきたのか?
実は、民間船には海洋警察の局長が作業を視察するため乗っていた。その局長を迎えに、警備艇が接岸を試みたと言うのだ。
海洋警察:「警備艇を接岸しようとして
瞬間的に波が高くなってぶつかった。」
映像を観る限り、
船を静止出来ないほど波が高いようには見えないのだが…。
さらに、映像には続きがある。
海洋警察の船が立ち去る際、勢いよくプロペラを回転させたため、激しく波が立っているのが見える。実はこの時、このロープの下では民間ダイバーによる捜索が行われている最中だったのだ。
民間ダイバー:「
エンジンを全開にかけたり、ダイバーがいる方向にしきりに波を立たせたり、故意に行われた脅しだったのかと思いました。」
元海上保安官の増田尚道氏にこの映像を検証してもらうと、
元海上保安官の増田尚道氏:「一言で言えば、非常に稚拙な未熟な操船技術だと思いますね。
潜水作業をしている所に近づくなら、万が一のことがあっても影響がないような入り方を普通はします。」
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