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電磁波測定器をレンタルして、電磁波対策をしました![前篇]

 電磁波問題は気になっていましたが、高圧線の鉄塔の直近でもないし!とそのまま保留の状態で、ただシャンティ・フーラの電磁波測定器レンタルの予約だけはしていました。しかし予約はしていたものの皆さんの電磁波への関心はとても高いようで、なかなか測定器レンタルの空き情報も来ない中、忘れかけていた昨年末にようやく空きの連絡があり申し込むことができました。
 年末でバタバタしていた時期でしたが、アラーム音で危険をリアルに教えてくれる測定器くんの仕事っぷりはとても頼もしく、また高周波を検知する3軸アンテナは見た目にも本格的でカッコよく、「危険な電磁波から身を守る!」というミッションを遂行すべく、頼もしき測定器くんたちとともに一週間、様々な調査をしました。
 そして想定していたとはいえ、結果は驚くべきものでした!おかげさまで年末年始にかけていろいろな情報を調べ、様々な対策を講じることができました。もちろん私なりの対応策となりますが、みなさんの参考となる得る情報もあろうかとおもいますので、レポートさせていただきます。
 調べていく中で、CS(化学物質過敏症)と同じように、ES(電磁波過敏症)の症状と思われる人がどんどん増えているという現状を知りました。日本では電磁波の規制(※)はあって無きがごとくですから、当然の結果と思われます。しかも電磁波の人体への影響は電磁波を浴びた積算量に応じるとのことですから、今後ますますES(電磁波過敏症)をうったえる人は増えていくものと思われます。
 放置されてしまっている危険な電磁波問題は本来、国をあげて解決していくべき問題のはずです。それに対して無関心を装うような政権はアウトでしょう。わたしたちはこうした意識を持って取り組んでくれる政治家をしっかりと見極めて応援していく必要があります。当たり前の感覚を持った、清廉な政治家を。

(※)ここでも規制値の問題が出てくるのですが、日本における高周波の規制値(1000μW/c㎡=10000000μW/㎡)は最も安全に配慮しているオーストリアのザルツブルク(0.1μW/c㎡=1000μW/㎡)と比べるとなんと10000倍なのです。ぜひ国会で追及してもらいたい。種子と水道を守るとともに。
(しんしん丸)
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都会は想念の海といいますが、やはり電磁波の海でもありました!

◎まず、低周波をチェックしてみました。(TM-190)


 丁寧に梱包された箱から、まず低周波/高周波を共に測れる手のひらサイズの測定器(TM-190)を取り出します。コンパクトな精密機械で存在感があります。せっかくなので?ここでは高性能なこぶりくんと呼ぶことにします。電源をオンにして、近くにある電灯にこぶりくんを近づけてみました。数値が上がっていきます。離すと下がります。次に足元の電気ストーブに近づけるとかなり数値が上がります。電源をオフにすると数値は下がり、オンにした途端に電場、磁場の数値が上昇します。(レポートするつもりはなかったので数値は記録していません)この遠赤外線ヒーターには強弱がありますが、弱にすると数値も半減します。ちなみに、こぶりくんの取説動画は必見です。

 結論。電化製品は、なるべく使わないに越したことはない!

という当たり前の結果になりました。生身の体であることを実感します。これを機に、寒くともエアコン暖房は止め厚着して、電気ストーブも強ではなく弱にするようになりました。

◎次に、高周波をチェックしてみました。(HF35C)


 高周波をチェックするための3軸対応アンテナを持つ測定器くん(HF35C)は、まるで見事な角を持つ牡鹿のようです。なのでここでは、牡鹿くんと呼ぶことにします。まずいろいろと部屋の中をチェックします。おおよそ200〜300μW/㎡くらいの値を示しますが、窓際のある方向では数値が高くなり、そして天井のある部分とFAX付属の子機付き電話ではアラームが鳴り続けました。数値でいうと2000μW/㎡超えです。これには驚きました。(ある指標によると、10μW/㎡以下が安全、10~100μW/㎡までが注意、100μW/㎡以上でもう危険域とのことです。ザルツブルク基準では1000μW/㎡が目安。単位は0.01μW/c㎡=100μW/㎡となります)
 電話の電源を抜いてみます。すると数値は一気に下がります。後で知りましたが、無線LANや子機付きの電話はかなり高周波が出ているとのことです。子機付き電話は通話していなくとも常時電磁波が出ているのです。電話はほとんどケータイで間に合わせていて、FAXもほとんど使用していないため、電話の電源を抜きっぱなしにすることにしました。(この状態でその電話番号に電話をかけても、掛けた方には呼び出し音が鳴ります)

 次に、iPhoneを調べてみました。電磁波は積算量が重要な指標値になるので、特に子どもは携帯電話を使用しない方がいいわけですが、iPhoneでの通話時に測定器をiPhoneに密着した状態でなんとおよそ12000μW/㎡(ただし時間帯が違うと1000μW/㎡くらいの時もありました。なぜでしょう?)。iPhoneから5cm離れて8000μW/㎡、10cm離れて5000μW/㎡、30cmほど離れたところではおよそ1000μW/㎡でした。電磁波の強さは、距離が離れるほど弱くなる(距離減衰する)というのはわかりますが、まさかこんなに違うとは驚きです。また、インターネット通信時もかなりの電磁波です。機内モードでは大丈夫ですが、機内モードをオフにした途端に電磁波が発生します。特に最初の基地局を探す数秒が高いようです。ですから機内モードにしていないときは、所有しているだけで電磁波を浴びていることになります。持っていたり、ポケットに入れていたりすると思いますがかなり危険なわけです。使用時の距離を考慮すると、30㎝程度離れて使用するIH調理器・電子レンジよりも身体にくっつけて(距離0㎝)使用する携帯電話・電気毛布の方が断然危険なわけです。ちなみに私はイヤホンが苦手な旧世代なので、自宅にてiPhoneで通話する時はイヤホンジャックに受話器型イヤホンを着けています。もちろん、ピヨちゃんシールを貼り、銀メッシュくん(後述)で覆い。そして、外出先でどうしても通話するときは10cmほど離すようにしていましたが、今後はちゃんと受話器型イヤホンを取り出すようにします。携帯電話で通話するときは、少なくとも頭から30cmは離した方がいいです。スマホを持つ人は、この危険を認識して持つ必要があると痛感しました。

 天井のポイントに関しては、私はアパートの1階に住んでいるので、どうやら2階の人の持ち物に反応しているようです。無線LANか子機付き電話でもあるのでしょうか。そうした高周波がかなり出ているところがあります。さすが3軸対応の牡鹿くん、ピンポイントで正確にそうした箇所を3点突き止めました。
 また窓際に関しては、高周波は窓を通して部屋に入り込むとのことです。壁はある程度の遮断効果があります。
 次に庭に出てみました。牡鹿くんを向ける方角により電磁波の強弱がまるっきり違うのがわかります。ある家に照準を合わせると、アラームが強く鳴ります。その家が膨大な高周波を発生させていることが判明しました。
 さらに近所を散策しました。ひと気のない夜ではありましたが、牡鹿くんを様々な方向に向けながら住宅地を歩くのはとても怪しいので、すぐに戻りました。しかし歩く度に、そして方角を変える度に、牡鹿くんの数値がめまぐるしく変動することは確認できました。まさに街は電磁波の海でした。 カレイドスコープさん風にいうと、「私たちは“電波スープ”の中で暮らしている」のです。

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かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(40)働き方

かんなままさんの執筆記事第40弾です。 
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かんなままの「ぴ・よ・こ・とライフ」(40)働き方

今の瞬間を一生懸命に生きるのです。10年先、20年先を見越して、正しいと思うことをやり続けて生きるのです。

同じことを20年やり続けてごらんなさい。必ず人が聞きに来るようになりますから。

出典:「ぴ・よ・こ・と2」竹下雅敏(著)


ボランティアでやり続けたことが1つずつ市の事業に


この時期、市の事業は来年度の事業計画を精査して予算を組んでいきます。私達は10月ごろから次年度の事業計画を立ててお願いするのですが、ありがたいことに私達がずっとボランティアでやり続けたことが1つずつ市の事業になっていきました。

思えば、自分が子育てしていく中で支援して欲しかったことを当事者意識でサポートし始めたのは30年前。学校がいじめ問題で荒れ、子育ての孤立化が始まった頃です。

ちょうどその頃、小児科を開業するために引っ越してきたのですが、この町に図書館がないことにびっくりしました。子どもが通っていた幼稚園にも月刊雑誌のみで絵本がありませんでした。まずは園長先生にお願いして絵本の会を開き、お母さんたちの学びや交流の場を作りました。

幼稚園も推薦した本を全部購入してくださって部屋も開放してくださいました。1人の保護者が相談に行って、すぐに対応してくださる懐の深さに驚きましたが、その後、この園は素敵な園になり、絵本の会も受け継がれているそうです。

pixabay[CC0]


小学校でも絵本の読み聞かせのグループを作り、地域の民話を掘り起こして人形劇を作った事もあります。子連れで集まり、話し合って脚本を書き、画家のママが舞台を描き、ピアノの先生が音楽を入れて練習しました。懐かしい思い出です。

校長先生によっては親の読み聞かせは社会教育の分野で学校教育ではないと断られたこともあります。そんな時は担任と司書の先生が理解してくださり図書館事業として関わっていました。当時はそんな時代でした。

クラスが荒れたときには親の会を作って皆で支え合いました。不登校の子が増えた時も一緒に考えました。誰かのせいにするのは簡単ですが、それよりも先生と保護者が原点に戻って、どんな子も守りたいと思ったのです。もちろん言うのをあきらめて、ひたすら我が子を守ったこともあります。

どうしてそんな事ばかりしてきたのだろうと思いますが、子育て中の私は子どもから離れた生活は考えられないし、子育ての面白さに目覚めて、気が付いたらやっていたという感じです。5種体癖ですねえ!

でも、次々にそんなことをやるので、地域ではかなり浮いていたと思います(笑)。売名行為!目立ちたがり屋!など逆風も多々!初めはそんな声が聞こえてくるたびに落ち込んでいましたが、自分に正直で野心がなければ恥じることはないと言い聞かせてきました。


子育てと行政


でも、同時に子ども4人を抱えて子育てに悩み、家族関係も含めて生きる指針を求めていました。そんな頃に竹下先生に出会いました。先生の子育ての講話が乾いた大地を潤すようにしみ込んでいきました。「子どもを見なさい。自分に問いなさい。真摯に生きなさい。」と原点を教えていただいた気がしました。

やがて北欧の子育てが気になり始めました。県の事業に応募して視察の旅に出ました。その経験を活かしてジプシーのように公民館を渡り歩いて子育て広場を作りました。

その頃、市から教育委員の要請がきてびっくりしました。学校の事は保護者の立場でしかわかりませんでしたが、縦割り行政の中で子育て現場の人間が教育委員会で発言できる機会を与えられたと思って引き受けました。

正直言って行政は体制で固められています。又、毎年人事異動があって、担当職員によっては事業そのものの意味がなくなることさえあります。何度無力感に襲われたことでしょう。でも、そのたびに自分の気持ちを確認して、やる気が新たに生まれるから不思議です。幸せなのは同じ気持ちの友達がいること。その分野でいつも一歩先を行く先輩が全国にいることでした。

pixabay[CC0]


そのおかげで11年間、私の信念は変わらず、子どもの育ちに焦点を当てて発言し続けることが出来ました。私の小さな発言では体制を変えることなどできませんが関わった行政や学校の先生方とは子どもの事を真剣に話し、信頼関係を築けたと自負しています。

退任の時「あなたほど、叩かれても一貫して子育ての事を言い続けた人を知りません」「あんなに叩かれたら私は怒って出ていく。よく我慢しましたね」と言われて逆にびっくりしました。当の本人は傷つくどころか、子ども達の幸せのために!と思って全く揺らぎませんでした(2種体癖ですね!)。そして、それ以上のことは神様にお任せするしかないという事を知っているだけでも強くなれました。

今は、子育て広場の中で親育ち、子育ち支援に取り組んでいます。初め、新米ママの講座を年に1回認められるのがやっとでしたが、来年度は行政から頼まれて4回開催することになりました。中学校での子育て広場も10年来ずっとボランティアでやって来ましたが来年度、市の事業として認められ、予算も付くことになりました。ほとんどの事業が削減される中で快挙です。自分でびっくりしています。


気が付いたことをやれる範囲でやり続ける


さて、今年も、その仲間と一緒に年に一度の市長と懇談する日が来ました。
最新の子育て事情を話して、産前産後の切れ目のないサポート体制の必要性と、夫婦で子育てをするために育休と働き方改革の話をしてきました。市長から逆に「保育料を無償にする事とそういう支援事業をすることはどちらが優先だと思いますか?」と聞かれました。

私は「保育料を無償化することだけでは子育て支援にならない。むしろ預け易くなって母子分離を早めます。母子愛着形成が最優先です。そんな目先のパフォーマンスではなく、親になる支援をし続けたほうがいいと思います」と答えました。

pixabay[CC0]


市長から「家でがんばっているお母さんへの支援を考えようと思っています」と言われました。去年ママ達が市長と懇談して「我が子を保育園に預けないで育てるからお金を下さい」と金銭要求に行ったと誤解されて落ち込んでいたことを思い出しました。
でも、ちゃんと市長の心に届いていたようです!

自分の人生を振り返ってみたら、気が付いたことをやれる範囲でやり続けて来ただけです。
たとえそれが認められなくても、わかってもらえなくても、現場の赤ちゃんやママ達が喜ぶ顔を見ていたらそれだけで幸せで30年なんてあっという間でした。そしてこれからも同じようにやっていくだけです。

Writer

かんなまま様プロフィール

かんなまま

男女女男の4人の子育てを終わり、そのうち3人が海外で暮らしている。孫は9人。
今は夫と愛犬とで静かに暮らしているが週末に孫が遊びに来る+義理母の介護の日々。
仕事は目の前の暮らし全て。でも、いつの間にか専業主婦のキャリアを活かしてベビーマッサージを教えたり、子育て支援をしたり、学校や行政の子育てや教育施策に参画するようになった。

趣味は夫曰く「備蓄とマントラ」(笑)
体癖 2-5
月のヴァータ
年を重ねて人生一巡りを過ぎてしまった。
かんなままの子育て万華鏡はこちら


[YouTube]とっても素敵なユニークなおばあちゃん西本喜美子さん!?

読者からの情報です。
熊本在住の御年89歳の写真家。
心底明るい、楽しい方。

寝たきりになっても布団の中でも写真は撮れるっていう
ポジティブな方

ええわあああああ

興味のある方は
こちらもどうぞ
http://tabi-labo.com/285225/kimikonishimoto
https://matomake.com/I0000850
(メリはち)
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とっても素敵なユニークなおばあちゃん西本喜美子さん!?
配信元)

[Walk in the spirit] 植物油でも走るディーゼルエンジンの生みの親、ルドルフディーゼル

 我が家の愛車が走行距離31万kmを超え、ついに手放すことになりました。次の車を選ぶ頃には、とっくにガソリンから解放された車が出回っているに違いないと皮算用をしていたのに、残念、時代はついて来ないのであった。
 闇に葬られた新技術はたくさんありそうですが、これもその一つかもしれません。ディーゼルエンジンの発明者、ルドルフ・ディーゼル博士の言葉を紹介しています。
曰く、ディーゼルエンジンは植物油(!)が使えるので、国の農業の発展にかなり貢献できる。さらに、今は植物油を燃料に使うなど取るに足らないことに思えるかもしれないが、いずれ現在の石油や石炭の化石燃料と同じくらい重要になるだろう。
そしてある日突然、彼は海に浮かんで亡くなりました。自殺とみなされたようです。 
(まのじ)
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植物油でも走るディーゼルエンジンの生みの親、ルドルフディーゼル
転載元)
ディーゼル車って、環境に悪いとか、悪者扱いされているけど、

開発者の最期を見ると、
おなじみのフォールスセオリーだったと、



18/1/4 フルフォード情報英語版[番外編]:仮想通貨ポートフォリオに関する更新情報――白龍会からの特別報告書 2/4

 仮想通貨第二弾、2回目です。白龍会は分散投資を勧めているので、今回はビットコイン内部と外部の競合相手を色々見ていきます。
 なんですが。後半に登場するジェド・マケーレブ氏、白龍会が好感を抱いたと評価している記事をざっと読んでも、ちっとも好人物に感じられません。それこそが記事の意図なのでしょうが、でも他の記事と勘案しても無理。
 マケーレブ氏はマウントゴックスの資金流出自体か最低でも何らかの問題点が存在することを知っていながら、破産する前に騙して売り抜けた可能性が大ですし、西洋の白人男性が東洋の女性を好むって図式も生理的にどうにも受け付けません。
 韓国人だけでなく、日本人女性も人気ですよ。ただし大概は「見た目幼くて(&下手すると思考や性格も未熟で)、男の言う事に従順だから」。経済的な事情などで入隊せざるを得なかった米軍兵士が沖縄に派遣されたがるのもそこら辺が理由だという説が、アメリカ人の間でも流れていますし。まぁあくまで一般論なんですけど、「自分の思い通りになる東洋女性」は欧米での根強いファンタジーじゃないでしょうか。個人的には忍者に憧れる輩より、遥かに性質が悪い上に数が多いと感じています。
 そんな“夢”の国な日本がいつの間にか仮想通貨取引では世界一位なんですねぇ。国内だと「ヤバイ、日本は仮想通貨で遅れている!」と焦っている印象なのですが、新しもの大好きな国民性ですから上手いこと焚き付けられているのかもしれません。
(Yutika)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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仮想通貨ポートフォリオに関する更新情報――白龍会からの特別報告書 2/4
投稿者:フルフォード

ビットコインの限界と内部の競争


ビットコインそのものが米ドル【札】のような“ペーパーアセット【=紙の資産】”の一種に過ぎないのではないか、という点はまた別の大きな論点である。2017年、金(きん)は2010年以来の最良の結果(13%上昇)、ドルは2003年以来最悪の結果で終えた。設計上、仮想通貨というのはドルと異なり供給量が限られている。それでも結局のところ、仮想通貨もドル同様に帳簿への記入に過ぎず、要するに単なる“コンピューター上の数字”ではないのか。

仮想通貨のアキレス腱とは、個々の【種類の】仮想通貨においては、それを“発掘”する人々の総意を基にして供給量が限定されているにも関わらず、既存の仮想通貨のどれかをコピーして別の【新たな】仮想通貨を創造することが非常に簡単だという点かもしれない。


だからこそ、仮想通貨の総数は爆発的に増えているのだ。ビットコインに続いて、今やビットコイン・キャッシュだの、ビットコイン・ゴールドだの、ビットコイン・ダイヤモンドだの、スーパー・ビットコイン等々【が登場している】。この中ではビットコイン・キャッシュがビットコインに取って代わりうる可能性の一番高い対抗馬だろう。しかもビットコイン・キャッシュには、ロジャー・バーを含む仮想通貨界隈の著名な支援者が幾人か附いているのだ。

ビットコインそのものの問題としては、自らの成功によって苦められているという点である。ビットコインのネットワークは目下完全に過重負荷状態になっており、非常に遅く、取引手数料はうなぎ登りなのだ。

仮想通貨コメンテーターで先駆者のCøbra【※登場する動画が見つけられなかったので、名前の読み方がはっきりしません。表記通りなら「ケブラ」になりそうなもんですが、蛇の「コブラ」の小洒落た書き方のつもりだと思うので、「コブラ」と読むのじゃないかと。】は最近これらの問題点を詳しく連続ツイートし、ビットコインの採掘力は中国にいる少数の人間の手に集中していると指摘した。(興味深いことに、彼のツイッターのヘッダー画像は天安門の写真となっている。)

この意味でビットコインというのは、どんどん高額になる取引手数料を徴収し、ビットコインのネットワーク許容量を拡張するために必要な改良を回避【するように仕向けて】いる採掘者たちによって“人質に取られている”ことはほぼ間違いない。

元々のビットコインは、迅速で格安なタイプのデジタル・キャッシュ【=電子マネー】として構想されていたものだ。2017年に計画されていたにも関わらず実現しなかった、ビットコインのシステムへの相当量の更新を妨げているのだから、そんな【迅速かつ格安タイプという】可能性はとっくに過ぎ去ってしまった。

【青い線で示したビットコインCore(コア)と、赤い線のビットコインCash(キャッシュ)の取引手数料中央値の比較図。取引量が比較にならないくらい違うのと、所有者書き換えに要する時間を考慮に入れていない図なのですが、約16ドルと0.03ドルで、なんとその差は約547倍!
因みにビットコイン・コアとは、ビットコイン開発者チームが管理する公式ソフト名です。単にビットコインを機能上ネットワークと電子財布で呼び分けているだけなので、この図においてはビットコインそのものと同視してよいかと。】

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