注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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戦後憲法裁判の記録を多数廃棄 自衛隊や基地問題、検証不能に
自衛隊に一審札幌地裁で違憲判決が出た長沼ナイキ訴訟や、沖縄の米軍用地の強制使用を巡る代理署名訴訟をはじめ、合憲違憲などが争われた戦後の重要な民事裁判の記録多数を全国の裁判所が既に廃棄処分していたことが4日分かった。(中略)
判決文など結論文書はおおむね残されていたが、審理過程の文書が失われ、歴史的な憲法裁判の検証が不可能になった。
裁判所の規定は重要裁判記録の保存を義務づけ、専門家は違反の疑いを指摘する。(中略)
(以下略)
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燃やされ消される「原発事故対応」。行政文書が福島県内自治体で続々廃棄処分。「原発事故関連であっても特別扱いしない」。後世に引き継がれず、対応妥当だったか検証も困難に
福島県や県内市町村で、2011年3月に発生した福島第一原発事故以降の行政文書が保管期限を迎え、続々と廃棄処分されている事が分かった。行政文書は、原子力発電所の爆発事故という未曽有の事態に県や市町村がどのような対応を迫られたかを後世に伝える重要な資料となり得るが、既に大量の文書が焼却処分されている。
県や市町村職員は「文書が膨大で保管場所の確保が難しい」と話すが、原発事故後の各自治体の対応が果たして妥当だったか、振り返って検証する事も困難になった。住民が情報公開請求をしても文書そのものが存在しないケースも増えそうだ。
(以下略)
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波や紫外線にさらされ、劣化することで発生することの多いマイクロプラスチック、海洋生物が誤飲してしまうケースが増えている。マイクロプラスチックはその表面にポリ塩化ビフェニルなどの残留性有機汚染物質を吸着させやすいという性質があるらしく、有害物が付着したマイクロプラスチックが海洋生物の健康まで脅かしている。マイクロプラスチックを介した有害物資の生体への移行については、未だ詳細が明らかではないようだが、食物連鎖を通じて、有害物質がプランクトンから魚類、そして我々人間へ蓄積する可能性も指摘されている。
この厄介物のプラスチックを食べてくれる細菌(バクテリア)が、今から10数年前に日本のペットボトルの処理工場で発見され、ゴミ対策にならないものかと多くの国で研究が進んでいるようだ。この細菌が出す特殊な2種類の酵素が、ペットボトルなどの素材として利用されているポリエチレンテレフタレート(PET)を分解し、栄養源としていることがわかったという。厚さ0・2ミリのPETを、約1カ月で二酸化炭素と水に分解するという。微生物による生ゴミの分解でも同じで、二酸化炭素と水に分解される。
PETの総称であるポリエステルは、自然界にも存在していて植物の葉を保護しているそうだ。自然界のポリエステルを食べるバクテリアが、人造ポリエステルを食べるように進化してきたのだと思われる。
筆者がむかし会社勤務していた頃、お客様の事業に関連して産業廃棄物(主に化学物質)を処理するのに、微生物の力を借りる手法の「アガリエ菌」を調査したことがある。菌は、ターゲットにする廃棄物を無害化するように人手によって作られる。自然界に存在していない菌を誕生させるわけだから、天地自然の理は作用し得ない。それ故、突如として人間の意に反して暴走をしてしまう可能性が考えられたため提案を断念した経験がある。
プラスチックを食べてくれる細菌、人手の介入なしに進化してきた菌であって欲しい。今のところ、菌の分解能力からみて問題解決の救世主とはまだなり得ないようだ。そのための人的な介入など論外だが、人類が抱えるプラスチックごみ問題を解決してくれる救世主になってくれるかどうか、人類の心が試されているのかもしれない!
以下に貼った、プラスチックを食べてくれる細菌関連の記事、興味があればご覧ください。
・プラスチックを「食べる」酵素に賭ける リサイクルの未来
・プラスチック食べる微生物、海のごみを沈める助けに 豪研究
・プラスチックを「食べる」強力な酵素、米英チームが発見