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菅正剛氏との会食音声公開で総務省官僚のウソが発覚、武田総務大臣の「放送行政が歪められたことはない」発言こそが重大な責任問題となる

 17日に文春砲の音声が公開されたことで、これまでの総務省の官僚答弁がやっぱりウソだったと発覚し、18日は国会審議がストップしました。本来メディアは、国会を軽視し自浄能力の無い政府与党を厳しく非難すべきところですが、「野党の反発」といういつもの決まり文句で政権擁護です。19日に衆院予算委員会が再開し、菅総理の長男と会食をした官僚への質疑が注目されましたが、これまでのモリカケ桜国会と同様、虚偽答弁と隠蔽に徹して逃げ切る作戦らしく、音声が出てきたところだけは渋々認めたものの、それ以外の質問へは「記憶にない」で押し通しています。また、野党が求めている菅正剛氏と菅総理の内閣広報官・山田真喜子氏の国会招致は与党の反対で実現していません。ここで菅総理が率先して出席を命じれば一気に評価が上がりますぞ。
 そのような中で目を引いたのは、総務委員会での後藤祐一議員の質疑でした。総務省の官僚への追求に手詰まり感がある中、まさにそこが急所、武田良太総務大臣へのキレのある責任追求によって、この疑惑が目先の官僚の不祥事に止まらず、総務省、そして菅首相が中心人物であることを認識させました。
 文春砲の前に総務省が出した報告により、武田総務大臣は「放送行政が歪められたことはない」と断言しました。今となっては嘘だったわけですが、役所の気質をよく知る後藤議員は「役人はこんな言葉は危なくて書けない」と見抜き、この大臣の発言が、実は部下を縛っていたと指摘しました。行政を歪めるような事実が出てきた時は「なかったことにしろ」という大臣の意向に忖度を生むわけです。この発言で武田大臣が自己矛盾に陥る追求は鮮やかでした(8:56:00あたり)。
 さらに後藤議員は、今回の認定で6スロットになった囲碁将棋チャンネルについて、「高画質(HD)化が課題」だったのに「囲碁将棋チャンネル」は実のところ「低画質が標準の中画質になっただけ」のレベルだったことを確認しました。他の高画質の申請が落ちたところもあった中で、なぜかちょうど「6スロット余った」状況が生じていました。不自然さが際立っています。そもそもこうしたルール自体が行政の歪みではないかと指摘し、他の分野と異なり、放送行政はスロットの配分で極めて重大な利益が絡む分野だからこそ、行政と「一緒に飯を食ってはいけない人たち」だ、大臣自らそのように表明しろと迫りました。しかし通り一遍の答弁で済ませる武田大臣に、今回の大臣の甘い初動調査の責任こそが重大だと締めくくりました。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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総務省2幹部「更迭」 秋本局長「記憶力不足を反省」発言認める
引用元)
(前略)
 予算委冒頭で総務省が、会食に出席した首相長男と東北新社の子会社社長から聞き取り調査した結果を報告した。その後の質疑で秋本氏は「今となっては子会社社長と首相長男からBS、CS、スターチャンネルに言及する発言はあったのだろうというふうに受け止めている」と述べた。総務省は18日に、秋本氏への聴取結果として衛星放送事業に言及した部分は「記憶にありません」との回答を同委理事会に提出していたが、調査内容が覆された形だ。秋本氏は19日の予算委で「記憶力不足と不適切な発言があった点は非常に反省している」と釈明した。

 また秋本氏は会食相手の首相長男と子会社社長について、「会食のお声がけをいただいた段階では利害関係者ではないと思い込んでいた」とこれまでの主張を繰り返した。
(以下略)
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配信元)
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LIVE 🌏 国会中継 衆議院 予算委員会 2021年2月19日(金) 衆議院 総務委員会
配信元)


(後藤祐一議員の質疑 8:38:40〜9:27:20)

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配信元)

独逸の伯林で見た、聞いた、感じた社会問題、教育問題 ~第81楽章 311から10年を過ぎて

 この2週間、ベルリンでは今世紀最大の寒波に襲われていました。
 気温マイナス14度ですが、マイナス20度に近い体感温度の日が続きました。この気温になるとロシア並で、手ぶくろもスキー用でないと、手が悴んでしまいそうになります。また、ロシア帽子も必要になります。
(ユリシス)
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最近のドイツ事情


寒いので、息子はこんな感じでオンライン授業を受けていました。


ベルリン中心部の雪の様子と子供たちのそり遊びの様子です。


ベルリンのロックダウンも3月7日まで延長されて、3月1日から理髪店、美容院は再開できるようです。


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ただ、立っているだけじゃないタダアーサナを行う上で、形以上に重要な「意識の向け方」 ~副交感神経優位にする「奥義」とも言える技術

竹下雅敏氏からの情報です。
 「タダアーサナ」の総まとめです。これまでに紹介した様々な動画の要点を動画の下に書き出しています。“ただ立っているだけのタダアーサナ”は、これらの要点を押さえてポーズを取れば、比較的簡単に出来ます。
 ただ、自分ではちゃんとできているつもりでも、実はきちんとできていない場合がほとんどではないかと思います。というのも、一連のタダアーサナの記事を書くにあたって、かなりの数の動画やヨガの記事を見たのですが、教えている講師が「正しい姿勢」になっていないケースがほとんどだったからです。
 なので、“ただ立っているだけのタダアーサナ”をきちんと出来るようにするには、美脚トレーナーの方の動画にあった「壁立ち」をきちんとマスターするのが早いかも知れません。
 さて、“ただ、立っているだけじゃないタダアーサナ”は、形はもちろんですが、それ以上に重要なのが、“意識の向け方”なのです。副交感神経優位にする必要があります。その際、「奥義」とも言える技術があります。
 1.心の中で、右目は、右足の指先から10cmほど前方、右手の指先から10㎝ほど前方を感じるようにし、左目は、左足の指先から10cmほど前方、左手の指先から10㎝ほど前方を感じるようにします。これで、副交感神経優位に誘導することが出来ます。
 2.「視線を楽に落とす」ようにします。具体的には、2月12日の記事で説明したように、“下瞼より下がプールの水に浸かっていると想像し…その浸かっている瞼より下の身体全体を感じるように意識する”わけです。これにより、呼気を優位に導くことが出来ます。
 3.「舌を上あごにつけて、上下の歯の間を少し空ける」ようにして、口から息を吐き、鼻から息を吸います。吐く息を長くします。これにより、丹田の周りにある呼気筋が主に働くようになり、上体の力を抜くことが出来ます。
 正しいタダアーサナのポーズを取って、これら1.2.3を行えば、“ただ、立っているだけじゃないタダアーサナ”になります。
 さらに、骨盤底筋も鍛えたいという方は、2月12日の記事を参考に、「丹田呼吸法」を行えばよいでしょう。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【ヨガの基本】姿勢を改善、全身の歪みを整えるポーズ タダーサナ| ヨガ・アーサナ解説 | 藝UeL TOKYO
配信元)
1分15秒~30秒
足の指を全て上げて、足の親指を降ろす。踵の内側を強く踏む。小指を降ろす。これが土踏まずが引き上がった状態。(残りの足の指を降ろす)
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【正しい歩き方】誰でもすぐ出来る!肩こりも腰痛もこない歩き方!
配信元)
3分10秒~30秒
(両手のコブシを胸の前で合わせて)上にグゥーと引っ張りましょう。みぞおちを少し引っ込めるようにして、上に引っ張っていきます。上に引っ張られている感覚が得られたら、お腹はそのままで手だけ降ろしましょう。
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3秒で正しい姿勢になる方法
配信元)
37秒~55秒
手のひらを前に向けます。この状態でこのまま横から手を上に上げていきます。そして、頭の上で手を合わせます。このままゆっくり手を降ろして完成です。
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【山のポーズ】姿勢改善と体幹トレーニングに効果的なヨガのやり方
配信元)
Step1 足の指を開いて立つ
Step2 骨盤を真っすぐにする
Step3 腕を上げて背筋を伸ばす
Step4 ゆっくりと両腕を降ろす
Step5 肩を耳に近づける
Step6 肩を後ろに回し下げる
Step7 両手をふんわりと下ろす
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丹田呼吸法
引用元)
(前略)
1.姿勢を正す。
 ・腰をきちっと立て、みぞおちから上はゆったりとくつろがす。(坐って行うときは、「坐禅」を参照。)
・頭頂で天をつくつもり。(あごがいくらか引けた感じになる。首の筋肉の力が自然な形に抜ける。)
・顔を真正面に向けたまま視線を楽に落とす。(眉間、あごなど顔の力を抜く。舌を上あごにつけて、上下の歯の間を少し空ける。
・肩の力を抜く。(立居の場合、腕は指先まで力を抜いて自然に下ろす。)
(以下略)

丸山達也島根県知事が聖火リレー中止の検討を毅然と表明、政府のコロナ経済支援の不公平にも苦言 / 鳥取県の平井知事も聖火リレー対応は休止

 上級国民のためだけに働き、ウソをつき、国民のお金を巻き上げ、責任も取らずに居直る政府を毎日見ていると、地方自治体の首長さんが真っ当な政策を掲げられただけでも感動してしまいます。こんな人がリーダーだったら、、。
 福祉政策で有名な泉房穂明石市長は、国が罰則を定めた新型コロナウイルスの感染症法を批判して、罰則ではなく、支援重視の条例施行を目指します。「北風よりも太陽を」として、やむを得ず入院に応じられない市民の事情に寄り添う暖かい政策を掲げました。
 また話題になっている島根県の丸山達也知事は、県民を守るために国に毅然と物申す姿勢です。感染を抑え込めている島根県に感染リスクを持ち込むような聖火リレーにはリーダーとして疑義を持つのは当然で、しかも聖火リレーへの負担金が7200万円ですと!そもそも日本政府は、感染の抑え込みに成功した県には経済支援をしていません。そのくせ経費は負担しろとはどういう五輪ヤクザでしょう。政治家の本来に立ち返って賛同する首長さんが地方から国を変えて欲しい。こちらもステキな鳥取県の平井伸治知事も「聖火リレーについての動きは止めています。」と、さすがの見識です。
(まのじ)
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東京オリパラ観客向け「神アプリ」に73億円、しかし厚労省のデータ集計が「手作業」の現状で「デジタルがんばる以前の問題ではないか」尾辻かな子議員の質疑から

 17日の衆院予算委員会では、尾辻かな子議員の胸のすくような質疑がありました。ご自身の体験をもとにLGBTの問題を東京オリパラへの課題とする、正面から切り込む見事な質疑でしたが、菅首相には受け止める力量が無いような心もとない答弁でした。
 それにもう一点、「本当に政府のデジタル政策は大丈夫なのだろうか?」という視点で質された東京オリパラのアプリの問題も大変重要でした。
 まず、現在、厚労省が公表している新規コロナ感染者数やPCR検査数、入退院数などのデータ集計は手作業で行われていることを確認しました。まさか!と思いますが日本では未だに「手作業で」数えているのだそうです。そのことは菅総理も「承知していた」と答弁しました。夜の12時を過ぎた時点で、厚労省に委託された事業者が47都道府県のホームページ上の数字を目視して、手作業で集計しているそうです。まさに「デジタルがんばる以前の問題ではないか」。これは本来「HER-SYS(ハーシス)」という厚労省の管理システムでやれるはずでしたが現状できていません。ハーシスにはこれまで12億円、接触確認アプリCOCOAは3億9000万円投入されていますが、いずれも不備、不具合が指摘され、今もなお正常化される見通しもありません。ところが政府はこれらの他に、さらなるアプリを開発していました。東京オリパラに見込まれる入国者120万人を予定した観戦客の健康のためのアプリで、なんとこのアプリがあれば14日の入国待機なし、ワクチン接種必要なしという「神アプリ」なのだそうです。この「神アプリ」の開発には73億円が投入されていました。COCOAの約20倍もかけていますが、東京オリパラが「無観客も視野にある」現状では、全くの無駄使いにならないか?さらに世界中からの観客を受け入れるとした場合、14日の待機なし、ワクチン無しで本当に大丈夫なのか?GoToキャペーンと同じことにならないか?と疑問をぶつけましたが、橋本五輪相も菅首相も明確な答弁はできません。
 ここでも73億円もの無駄使いですよ。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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厚労省、コロナ感染者数を手集計 菅首相「承知している」
引用元)
 17日の衆院予算委員会で、厚生労働省が新型コロナウイルスの新規感染者数などのデータ集計を手作業で行っていることが判明した。菅政権は官民のデジタル化推進を看板政策に掲げているが、菅義偉首相は「コロナが発生してからずっとそのような集計をしていることは承知している」と述べるにとどまった。
(中略)
 立憲民主党の尾辻かな子氏の質問に対し、厚労省の正林督章健康局長が答えた。厚労省の委託事業者が深夜0時を過ぎた時点で各都道府県のホームページ上の公表情報を目視で確認し、算出しているという。
 正林氏は死亡者数などその他の感染者情報についても「同様に集計している」と説明した