竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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ミサイル新時代の日本がすべき防衛提案とは? Dr.苫米地 (2023年1月9日)
配信元)
YouTube 23/1/9
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配信元)
Twitter 23/1/13
着々とウクライナ化が進んでいくね。もう対中露戦争の不沈空母役から逃れられないようだ / 日米、反撃へ衛星情報共有 基地・弾薬庫を共同使用: 日本経済新聞 https://t.co/3PS58Zg2Ty— J Sato (@j_sato) January 13, 2023
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日本は多くのケースで戦争に巻き込まれ、甚大な被害をこうむると予測。あいひん氏のツイート動画では、「米国は数百機の戦闘機、2つの空母、最大20の艦艇を失った。日本は戦争に巻き込まれ基地を攻撃された」というケースを紹介し、“台湾や同盟国である日本の軍備増強が抑止力になるなどと結論づけています”と言っています。
NHKの記事で、岸田総理大臣はバイデン大統領と会談し、“防衛力の強化のため、日本がアメリカの巡航ミサイル「トマホーク」の取得を計画していることを説明した”とあります。J Sato氏のツイートのイラストにあるように、相手国のミサイル発射拠点を「トマホーク」で叩くという構想なのでしょう。
しかし、敵のミサイル発射基地などをたたく「反撃能力」の保有が抑止力になると、日本政府は本気で思っているのでしょうか。冒頭の動画の苫米地英人氏の解説はとても参考になります。
マッハ5以上の「極超音速」で低い高度を飛ぶミサイルが極超音速巡航ミサイルで、ロシアはマッハ9の速さで飛ぶ極超音速巡航ミサイルを持っており、西側の既存の兵器では探知・迎撃は困難ということです。
これに対し、トマホークは40年以上も前に設計された古い巡航ミサイルで、速度は880km/hでしかない。マッハ1(音速)は秒速340mなので、時速に換算すると1224km/hです。「極超音速」の時代に、古くてゆっくりとしか飛ばないトマホークで大丈夫なのか?
動画の14分20秒で、“一つの飛行機が…片翼3個ミサイルを持ってるとすると、それで6個ですよね。…1ミサイルに対して必ず3つ迎撃するんですよ、っていうのは大体当たる確率は半分くらいなんで…。ボタン押すと自動的に3発飛んでっちゃうんですよ。ということは、一機に対して最初から18発撃たないといけないんで…4、5機の中国機がやってきたら弾なくなっちゃうって、ものすごいギリギリでやってるんですよ。ヤバくないですか、それ。…洋上でミサイルを入れることできないんですよ。1度96発全部…同時に撃っちゃったら…必ず基地に戻って基地で装填してから行くんですよね”と言っています。
16分30秒では、“トマホークは2000キロ射程ですから確かに平壌、北京、上海、ウラジオストクまで届きますよ。だけど中露はすでに、迎撃能力550マイルでくるやつ落とせるし、GPSジャミングをもちろんできるんで…まずは迎撃される可能性が極めて高い。それと中露は怖いことに巡行ミサイルを持ってて、中国だけで2000キロ射程の巡行ミサイルを2000機ぐらい持ってると言われてるんですよ。…1000発以上の相手国の巡行ミサイルに対して、日本は数十発のMSE(Missile Segment Enhancement:ミサイル部分向上型)ですから、マッハ5超の極超音速ミサイルは現在迎撃不能…「敵国攻撃論理」はきわめて不毛なんで、そのためにトマホーク買いますは、全く意味がない”と言っています。