注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
(中略)
宮城さんは「これまであらゆる手段で返還地の廃棄物について訴えてきたが、米軍や政府は見向きもしなかった。背景も考慮せずに短絡的に威力業務妨害とされることは納得いかない。返還地内で火薬入りの弾薬などの廃棄物を見つけて通報した時には、県警は職務であるにもかかわらず回収していないが、市民の抗議行動は厳しく弾圧することに矛盾を感じる」と話した。
(以下略)
こんな警察力の乱用が許されるのだろうか。かつて米軍訓練場だったヤンバルの森に散乱する空包や様々な軍事物資。蝶類研究者の宮城秋乃さんは山に入るたびに軍事物資を発見し回収、それらを持ち主の米軍に届けようと基地ゲートに置いた。これが通行妨害とされ、警察は宮城さんの自宅を家宅捜査。(→続 pic.twitter.com/SqhbQzVA4X
— 屋良朝博(ヤラともひろ) (@yaratomohiro) June 6, 2021
訓練場返還時、本来は政府が原状回復しなければならない。米軍ゴミを日本政府が回収する。民間事業者に委託したのだが、安倍政権が沖縄基地問題への取り組みをアピールするため返還を急ぎ、ゴミ回収がまるででたらめだった。(→続
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返還地に米軍廃棄物 未使用弾、プロペラも https://t.co/jriJZQAP8G
私も宮城さんに案内を頼み、森へ入ったが、大量の米軍ゴミが放置されているのを確認している。今回の警察の対応はこうした背景をまるで考慮せず、本来は地道なゴミ拾いに感謝すべき宮城さんを狙い撃ちした。看過できない。https://t.co/ZYV0eSGkFJ
— 屋良朝博(ヤラともひろ) (@yaratomohiro) June 6, 2021
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その宮城氏に対して、4日、沖縄県警は米軍車両や軍関係者の通行を妨害した威力業務妨害の疑いで自宅の家宅捜索をしました。10人もの捜査員が押しかけ写真を撮影し、タブレット端末やパソコンなどを「押収」、奪って行きました。
本来、米軍の危険な廃棄物は政府が原状回復すべきだそうです。ところがこれまで宮城氏が危険な廃棄物を見つけて通報しても、県警は回収すら果たさないのに、一方で「威力」とも言えない市民の活動には過剰な捜査で弾圧をする。かつて米軍基地の警備員が宮城氏の車両の通過を記録していたことが発覚し、宮城氏の活動の監視や萎縮を狙った行為が問題になっていました。
屋良ともひろ議員は「地道なゴミ拾いに感謝すべき宮城さんを狙い撃ちした。」とコメントされています。
今、参議院で審議されている土地利用規制法案は、まさしくこのような横暴を合法にしてしまいます。今ですら沖縄ではこの有様ですが、権力が自由に調査、規制ができるようになったら、、。