注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
The moment Amazon workers at the JFK8 warehouse declared victory in their vote to form the first Amazon union in the United States pic.twitter.com/Fr92Wz1LIN
— Kei Pritsker (@KeiPritsker) April 1, 2022
大きな流れの発端となるかも。米国の富の一極集中に大衆が気づき抵抗し始めた
— J Sato (@j_sato) April 4, 2022
アマゾンは労働組合を結成させないための工作活動・分断活動に資金を投下(2021年約5億円)
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2021年までの労組結成活動はすべて失敗
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2022年:ニューヨークの物流拠点で初めて労働組合が結成 pic.twitter.com/9BgIvKW1SW
驚きの日米時給格差😓ニューヨーク付近は時給額5,000程度って事?
— ケン (@yasiki3) April 2, 2022
【記事引用】
「スタテン島の倉庫「JFK8」で働く労働者の最低時給は18ドル(約2200円)で、同区の推定時給平均41ドルの半分以下だ。」
米Amazonに初の労組誕生 インフレ下で賃上げ圧力:日本経済新聞 https://t.co/5iNWbkQ8ku
投票したのはニューヨーク州のスタテン島にある「JFK8」と呼ばれる物流施設の従業員。約8300人のうち有効票は約57%で、賛成2654票、反対2131票だった。
(中略)
アマゾンは福利厚生を充実させているなどと反論し、ウェブサイトなどを通じて組合結成の動きに加わらないよう従業員に呼びかけていた。
(以下略)
ニューヨーク市内にあるアマゾン唯一のフルフィルメントセンター(物流拠点)「JFK8」内部ではコロナ禍の中、アマゾンの労務管理の横暴ぶりとその恐ろしさがむき出しになっていたことがニューヨーク・タイムズの取材で明らかになった。
(中略)
アマゾンという巨大ネット通販企業は、大部分が有色人種の労働によって成り立っている。2019年の内部資料によると、JFK8従業員の6割以上は黒人かラティーノ(中南米系)だ。
そして倉庫で働く黒人作業員は、同内部資料によると、低生産性や素行不良、常習的欠勤といった理由で、白人作業員に比べ5割近くも多く解雇されている(アマゾンは、それがどのような内部資料なのか具体的な情報が示されなければデータを確認することはできない、とコメントした)。
近視眼的な雇用モデル、昇進機会の欠如、テクノロジーによって推し進められる採用・監視・管理……。従業員を苦しめている労務管理手法の大本をたどると、その一部は創業者ジェフ・ベゾスの考え方に行き着く。
従業員の固定は「凡庸への道」──。
(以下略)
アマゾンの物流倉庫の労働環境が劣悪だという報道はこれまで多数ありました。創業者ジェフ・ベソスは「従業員は使い捨て」と決めつけて、絶え間ない監視とマイノリティへの人種差別、待遇が良くなると解雇されるなどの不当労働を強い、とりわけ今回ニュースとなった「JFK8」は「アマゾンの労務管理の横暴ぶりとその恐ろしさがむき出し」だとかつて報道されていました。
これまでも労働組合結成を望む従業員投票は行われてきましたが、アマゾン側の結成反対への猛烈な働きかけで大差で否決されていました。
ところが今回は僅差とはいえ賛成多数となったことの意味は大きく、J Satoさんの「米国の富の一極集中に大衆が気づき抵抗し始めた」とのツイートに共感します。最初のツイート動画は、投票結果が賛成多数の勝利を宣言した瞬間です。
それにしてもですよ、「JFK8」で働く人々の時給がニューヨーク平均時給の半額以下で2,200円だと報じられています。半額以下の時給が2,200円。日本で働く人々の平均時給は、、、。