注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
(中略)
副鼻腔炎の人は、ネバネバした鼻水を出す必要がありますが、ネバネバしているので鼻をかんでも出にくく、鼻腔洗いをしてもスッキリしないことが多いのが難点です。(中略)… 実は、重曹にはそのネバネバ鼻水の粘性を弱める働きがあるのです。
(中略)
重曹鼻腔洗いの鼻症状に対する効果は、米国の大規模研究でも科学的に明らかになっています。研究では、抗菌剤を使わず2週間の重曹鼻腔洗いを行ったところ、鼻づまりによる症状が70%解消し、鼻水や後鼻漏も55~70%で解消したといいます。また、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎が改善している例が非常に多く報告されているのです。
(中略)
重曹鼻腔洗い液の作り方は、500mlのぬるま湯、塩5g、重曹2.5gを混ぜ合わせるだけです。(中略)… 重曹鼻腔洗いに使うにはスーパーなどで売っている食用のものが適当です。
(以下略)
今回は花粉症やアレルギー性鼻炎でつらい鼻水や鼻づまりで悩んでいる人へ、重曹生理食塩水の作り方と重曹鼻うがいのやり方をご紹介したいと思います!
(中略)
重曹鼻うがいを行なうと鼻の中の粘膜に付着した花粉やウイルスなどの有害物質や鼻の奥につまった鼻水を洗い流してくれます。花粉症・慢性鼻炎・副鼻腔炎・黄砂・PM2.5・ほこり・風邪・インフルエンザなどによって起こる鼻水や鼻づまり、鼻のムズムズや不快感を緩和してくれます。
(中略)
重曹鼻うがい洗い液(重曹入り生理食塩水)のつくり方
· 食用重曹 2.5g
· 食塩 5g
水道水をそのまま使わないようにしましょう。雑菌が鼻の中に入らないように、必ず一度沸騰させてから冷ましたぬるま湯を使用します。精製水やミネラルウォーターでも構いません。ぬるま湯の温度は38℃~40℃がおすすめです。
(以下略)
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5月21日の記事で、「自律神経を整えたいなら上咽頭を鍛えなさい」(堀田修著)から、上咽頭炎を分り易く解説した動画を紹介しました。このなかで、上咽頭は、“ウイルスなどの異物と体の免疫システムとの最初の接触地点で、異物から体を守る強力な免疫装置”であることから、「鼻うがい」が重要だということでした。
「鼻うがい」に関しては、一般に水を沸騰させてから冷ましたぬるま湯、または精製水を使い、“水道水をそのまま使わないようにしましょう”と書かれている場合が多いのですが、先の記事の2つ目の動画の3分12秒~5分10秒で、堀田修氏は、“日本の場合は水道水が塩素消毒されていますので、飲水に使っていい水であれば、私は問題ないんじゃないかと思います”と言っています。
その「鼻うがい」ですが、慢性副鼻腔炎や、花粉症などのアレルギー性鼻炎といった、鼻の症状改善に効果があるとのこと。通常、水1リットルに9~10gの塩を入れるのですが、そこに重曹を5g加えると、さらに効果的なのだとか。
2020年5月5日のしんしん丸氏の記事では、「一般に治癒困難とされている慢性的不調(頭痛、肩こり、めまい、倦怠感、関節リウマチなど)は、すべてBスポット(鼻腔ないし上咽頭)の炎症に起因しており、ここにBスポット療法(1%塩化亜鉛をしみこませた綿棒を擦り付ける処置)を行うことで治る」という事でした。
「鼻うがい」を毎日の習慣にすると、新型コロナウイルスから身を守るのに効果的であるだけでなく、コロナ後遺症は上記の「一般に治癒困難とされている慢性的不調」によく似ているので、「コロナ後遺症」にも効果があるかも知れません。