注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
クラスター対策への拘泥が現場を疲弊させる
37.5℃以上の発熱が4日以上続くなど、新型コロナウイルス感染の疑いがある症状が生じていても、感染の有無を調べる「PCR検査」を受けさせてもらえないという声が、患者や現場の医師たちから上がっている。
「これまで何人も、感染の疑いがある患者を検査してもらおうと保健所に相談したが、1人も受けられていない。知り合いの診療所も『全滅』だ」
(中略)
前出の医師によれば、「X線検査で肺炎の症状が見られる患者でも検査してもらえなかった」という。
(中略)
首相指示から2カ月近く経っても、医師が必要と判断するすべての患者が検査を受けられるには程遠い現実の背景にあるのが、検査を受けるまでの流れにある相談センターと接触者外来の双方に生じている目詰まりだ。
相談センターの多くは保健所が運営しているが、新型コロナ関連の多くの業務を最前線で担っており、目下殺到する電話相談に対応するには、圧倒的に人手が足りていない。
(以下略)
#報道1930
— まー ちゃん ❤︎︎☺︎ (@makimakiia) April 28, 2020
倉持医師、検査体制への怒り
↓
PCR検査について。武漢?湖北省?渡航歴がないとできません、熱は4日続いてないからできません、そういうことをずーっとこの2、3ヶ月ずっとやってきて国はなにもしていないんです。政治家もそうです。そのおかげで医療現場は大変困ったことになってます…↓ pic.twitter.com/ZveJNS5zbn
そろそろ医療者の皆様におかれましても、我々もまた肉屋を崇拝する豚だったのか、と認識を新たにされる頃と存じますが、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。自らとスタッフの安全を守るためには、原理原則に則って筋を通すしかないと肝に命じて頑張りましょう。人の顔色を窺うべからず。
— H M (@bhavanti) April 28, 2020
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冒頭の記事によれば、保健所がこのような対応をする理由は、“新型コロナ関連の多くの業務を最前線で担っており…圧倒的に人手が足りていない”からのようです。何でも、首相官邸や厚生労働省が「責任や後処理を現場に丸投げ」したために、政府が妊婦向けに配布した布製マスクの検品を、“地域の保健所や自治体職員が行わなければならない”らしく、今や「保健所」は戦場と化しているということです。
医療崩壊が、“保健所から起こるんだな”というのは、ちょっとした驚きです。いつの時代もそうですが、アホがトップだと現場が混乱するんですよね。日本人は、いつ反乱するんですかね。それとも令和インパール作戦で、このまま突き進むのでしょうか。