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ぴょんぴょんの「アッキーの「神」」

 今年の3月、大阪拘置所前の「カゴイケ出して、アキエが入れ!」のシュプレヒコールは、まるでバスチーユ監獄を囲む民衆の叫びに聞こえました。
 それでもアッキーは、近畿財務局の職員の自殺が報じられた晩に芸能人のパーティに参加するし、ヘイトスピーチのデモ隊に激励メッセージを送るしで、森友事件なんて自分に関係ないわと言わんばかり。
 ここまで鉄面皮で唯我独尊の姿勢は、潔いのか、鈍感なのか、傲慢なのか。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「アッキーの「神」」


ぼくたちの使命


ねえねえ、くろちゃん、ぼくたちの使命ってなんだろう?

ああ?? 「使命」? いきなり、なんだそりゃ?

くろちゃんに使命があるとすれば、何だと思う?

うう・・・・・くろまるをかわいがること。飢えねえようにすること。
津波や地震のときにしょって、逃げること。

そんために、リュックのペットキャリーを買った。

pixabay[CC0]


くろちゃん、くろまる命だあ。

ほなら、おめえは自分にシメエがあるのかよ?

そんなこと、考えたこともないよ。
毎日、生きることで精いっぱいでさ。

だな、シメエなんて言い出すやつあ、きっとなんも考えないヒマな連中だろなあ。

それがさ、昭恵夫人や籠池夫人の話を聞いてると、「使命」とか「神様」ってことばが飛び交うんだよ。

アッキーかよ!!

籠池夫人「園長は天から使命をいただき学校を造ります。
アッキー「神様は全てご覧になっています。」「祈ります。」
「神様は何を望んでいるのでしょう。」「私には祈ることしかできません。」
「神様はどこに導こうとしているのか。とにかく祈っています。」

「昭恵:祈ります。神様は何を望んでいるのでしょう
   神:正直で、誠実であることだよ。昭恵」(2017/03/25 時事ブログ)

pixabay[CC0]


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麻生大臣の支離滅裂なセクハラ発言を整理してみると「居座ったもん勝ち」の本心が見えます

 自民党議員や官僚のセクハラ発言があまりに頻繁で、聞かされるこちらもワケがわからなくなっていたところ、BUZZAP!さんの記事が、麻生大臣のトンデモ発言をスッキリ整理してくれました。
大臣自身の発言が軽々しく支離滅裂なのは、文字どおり「心にもない言葉」だからなのでしょう。どれだけ酷い大臣を戴いているのか改めて確認できます。
 整理ついでに、まずは麻生大臣以外の発言も時系列で並べてみました。
[4月16日] 福田前事務次官「セクハラに該当する発言の認識ない」
[4月18日] 矢野財務省官房長「弁護士に名乗り出ることがそんなに苦痛なことなのか」
[4月20日] 長尾自民党議員「(抗議する女性議員らは)私にとってセクハラとは縁遠い方々だ」
[4月22日] 下村元文科相「(福田氏は)はめられた」
[5月10日] 加藤自民党議員「必ず3人以上の子供を産み育てていただきたい」

 このように、決して麻生大臣だけが特殊なわけではない環境の中で、まずは4月24日、よりにもよって福田前事務次官の辞任に伴う記者会見で、「はめられて訴えられたのではないか」と被害者をセカンドレイプする発言を大臣自ら行なっています。
これが大批判を巻き起こし、27日に慌てて火消しの釈明をするも全く本心ではなかったようで、5月4日訪問先のフィリピンで「セクハラ罪はない」「役所の品位を傷つけたことで処分」などと、当の財務省のセクハラを認めた公式見解と大きく矛盾する発言を放ちました。
これまた全国的な批判を巻き起こしたのもどこ吹く風で、5月8日には「親告罪で訴えられなければ罪ではない」という支離滅裂な発言をし(現在は非親告罪)、だったら罪になりますよと教えるアドバイザーが居ないのかとの心配をよそに、続く11日午前中、衆議院財務金融委員会の席で、麻生大臣の頭は振り出しに戻って再び「女性記者にはめられた可能性が否定できない」と発言しました。国民の批判と呆れが伝わったのか、午後の委員会では急に「セクハラ行為はあったとの前提で処分した」と前答弁を撤回しました。
 ぬけぬけと答弁をひっくり返しても平気、セクハラの何が問題かも気にしない、嵐が過ぎ去るまで居座ったもの勝ち、こんなのが大臣、危険すぎます。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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【17日ぶり2度目】麻生財務相「福田前事務次官は女性記者にはめられた可能性ある」→共産党議員に詰められ撤回
引用元)
(前略)

「ナチス政権の手口に学んだらどうか」を筆頭に、古来より一発アウトな暴言を連発しながらも、なぜか権力の座に居座り続けて日本の品位を貶め続けているいる麻生太郎財務相

日本中を騒がせた福田淳一前財務事務次官のセクハラに対しても、4月24日の福田前事務次官の辞任に伴う記者会見で「はめられて訴えられたのではないか」などと(中略)被害者をセカンドレイプしています。

(中略)4月27日には「そういう話もあるという話をしただけだ」と火消しの釈明をするハメになっています。

(中略)

しかし麻生財務相は5月4日に訪問先のフィリピンで「セクハラ罪っていう罪はない」と発言
(中略)

(中略)5月8日には再び「(セクハラは)親告罪で訴えられなければ罪ではない。事実を申し上げている」などと支離滅裂な持論を開陳。

(中略)

そんな麻生財務相ですが問題の初心に戻ったようで、5月11日の衆院財務金融委員会で福田前事務次官が女性記者にはめられたとの見方を再び引っ張り出して「そういう可能性は否定はできない」と発言してしまいました。

これはほんの半月余り前に炎上して釈明に追われた発言を蒸し返しただけでなく、財務省の調査の公式見解すらちゃぶ台返ししていることになるのですが、麻生財務相には理解できているのでしょうか?
(中略)

【5/11 17:10追記】
麻生財務相が衆院財務金融委員会の午後の審議で批判を「真摯に受け止める」と態度を一転させました。共産党の宮本徹議員から追及されて「(答弁を)撤回する」と明言、さらに「(福田氏の)セクハラ行為はあったとの前提で処分している」と述べるなど全撤回状態になりました
(以下略)


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ネット上の扇動に乗って、安易に弁護士達へ大量懲戒請求 〜 逆に損害賠償請求や刑事告訴の対象となり慌てる人々とは

 労働問題をチェックするために見ていた佐々木亮弁護士のツイッターで、4月半ばあたりから不思議な動きがありました。「懲戒請求」? 誰による? 一体何が起こっているのか? 他の弁護士のツイッターと合わせて見るうちに、ようやく事件が見えてきました。
 朝鮮学校への補助金縮小を招いた2016年の国の通知に対し、各地の弁護士会が批判声明を出しました。それに対して意見を異にする正体不明の人物が、ネット上で弁護士達への懲戒請求を煽り、そのための書式も公開していた様です。それに賛同した1000人以上の人が全国の複数の弁護士への懲戒請求を起こしたという流れです。
 弁護士への懲戒請求は誰でも可能で、調査の結果、弁護士に非行があれば当然処分されます。
しかしこの度の大量懲戒請求は「気に入らない主張や活動をする弁護士への営業妨害や嫌がらせ」の可能性が高く、佐々木弁護士初め、槍玉に上がった弁護士は、直ちに請求者達への賠償請求訴訟を起こすことになりました。
 そこで慌てたのが請求者達でした。手続上、請求者の氏名住所等、必要な情報は弁護士に知らされますが、ネット上の非難と同様の感覚でいた者にとっては寝耳に水だったらしく、提訴を受け、該当裁判所まで出頭し、そして恐らく敗訴するため多額の賠償請求を求められることに気づいて、急きょ和解案に応じるケースが相次ぎました。おかしなことに、当の扇動した本人は懲戒請求をしていないらしい。
和解に応じた場合でも、弁護士1人に対し5万円程度の慰謝料は請求される様ですが(仮に10人の弁護士に懲戒請求を乱発していたら最低でも50万円!)、この金額は安すぎるらしく「先生方、優しい」との声も上がっていました。
 ネット上、匿名で何を言っても許される世界だと思っていた人々が、思いがけず白日の元に晒されることになった事件、なんだか神の計らいの様な気がしてなりません。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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弁護士 大量「懲戒請求」返り討ち 賠償請求や刑事告訴も
引用元)
 朝鮮学校への補助金交付は利敵行為--などとするネット上での扇動を背景に大量の懲戒請求を送られた弁護士たちの間で、懲戒請求者に対し、損害賠償請求や刑事告訴など法的措置をとる動きが広がっている(中略)ネット空間の無責任な言説にあおられた軽率な行動が、実社会で法的制裁を受けようとしている
(中略)
佐々木亮、北周士の両弁護士(東京弁護士会)も法的措置を予定する。(中略)北弁護士も「(佐々木弁護士への懲戒請求は)根拠がなく、損害賠償が認められるべきだ」と投稿し、多数の請求を受けた。
(中略)
 ある掲示板には懲戒請求者とみられる人物が「(ネット情報で)俺の連絡先が通知されないと信じて請求した。裏切られた」「裁判とめるにはどうしたらよいのか」などと不安を書き込んでいる。

(中略)懲戒請求では請求者の実名や住所が当該弁護士に伝えられる。佐々木弁護士は「匿名で請求できると勘違いしている人もいるようだ。素直に謝ってきた人もいた。軽い気持ちでやったという印象を受けた」と話す。
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「存在しない事実で懲戒請求された」神原弁護士が請求者を提訴
引用元)
不当な懲戒請求によって名誉を傷つけられたうえ、その反証のために労力を費やさざるをえず、精神的苦痛を受けたとして、神奈川県弁護士会に所属する神原元弁護士が5月9日、懲戒請求をおこなった相手に対して、損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした

弁護士の懲戒請求をめぐっては、あるブログが発端になって、神原弁護士以外にも、大量におこなわれていることが問題になっている。このブログは、朝鮮学校への補助金交付などを求める各弁護士会の声明に反発したもので、懲戒請求のテンプレートを配布していた。
(以下略)

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メキシコ便り(10): メキシコとワンコ達♪

 popoちゃん、只今、メキシコシティに滞在中です♪ 来てすぐに感じたのが、ワンコが多い!しかも大型犬が!写真上のように20頭くらいのワンコたちが、公園で毎日ぞろぞろ一緒にお散歩している風景を目にします。ということで今回のメキシコ便りは、popoちゃんが滞在しているLa Condesaという地域のワンコ達の様子と、メキシコ人とワンコのなが〜いふか〜いご縁のお話し(アステカの神話)と、先週、旅立ったpopoちゃんのワンコから学んだことをちょこっと。。。そして最後にワンコとお話しができるDanielle Mackinnonが「ペットと人間の魂の契約」を語る動画をご紹介♪ ペットロスでお悩みのお方、少し気持ちが楽になるかもです✨ペットの愛ってすごいなぁ。。。
(popoちゃん)
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メキシコ便り(10):メキシコとワンコ達♪


ゆったりとしたメキシコ


メキシコシティは大気汚染と高地(標高2,240m)で知らていますが、それほど気になりません。というのもpopoちゃんはLa Condesaという地域に滞在してまして、ここはとっても緑が多い。車道が両脇にあって、真ん中に歩道あり、その両サイドに木がたくさん植えられていて、まさに緑のトンネル歩道✨そして高くそびえ立つ木々からは、エキゾチックで色とりどりの声をもつ小鳥さんたちがあちこちで囀っていて、まるで南国のジャングルを歩いている気分♪もうこれだけで都会のオアシスでとても癒されるのだけど、それプラスたくさんのわんちゃんたちも(なぜか大型犬が多い。。。)リードなしで飼い主さんとお散歩♪ わんちゃん大好きなpopoちゃんはゆるむぅ〜んだなぁ〜☺️



メキシコは日本の5倍の広さ。メキシコシティの人口は約2000万人で東京都より約620万人多い。だけど面積が広いせいか、道幅といいすべてがゆったりして感じられます。メキシコシティの気候は一年中大変過ごしやすく、4月、5月が1年でもっとも暑く、いわゆる夏?!それでも最高気温は25度とか。。。そして夕方に雨が降ることが多いです。

毎朝、メキシコ公園に行くと、25頭ほどのわんちゃんの群れが地面にべったり寝そべってたり。。。(忙しい飼い主さんが毎日専門家に預けているようです。お世話してるスタッフさんは3人ほど。。)はい、こちらもみんなリードなしで伸びきっています。。。。ちなみにドッグラン内とかでなくて普通の公園でこの状態!なんてステキ


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8日野党審議入りで国会「正常化」?〜 「朝ごはん」ツイートに見る国会答弁の異常

 8日、野党各党が衆院本会議に出席しました。報道では「国会正常化」との見出しですが、エッ?と思うのは私だけではないようです。審議拒否で意思表示をしなければならないほどの異常国会だという前提を正しく伝えてほしいぞ。
 安倍政権が今国会最重要法案とする働き方改革、高度プロフェッショナル制度ですが、与党は、5/6時事ブログでも指摘した「空回し」という前代未聞の手法を使って、導入ありきの強引な成立を目指しています。
審議拒否の野党を批判する向きもありますが、あらゆる質疑に与党がまともに答弁をしないことが原因の審議拒否ですから、まずは首相以下「人として」常識的な国会での答弁をすべきでしょう。
 これまでの経緯を見ると、働き方改革の重要な判断材料になる野村不動産の特別指導問題について、加藤厚労大臣は聞かれたことに答弁をせず、そのため議論が膠着していました。結果的に高プロ審議のタイミングがずれ込み、野党不在だろうと構わず質疑時間を稼ぐ目的で、「空回し」の審議入りしたものと見られます。
 その加藤大臣の不誠実な答弁を、上西教授が分かりやすく説明されました。上西先生は、裁量労働制の捏造データを検証され、議論に大きく貢献された方です。働き方改革の法案審議は、人の命に直接関わるものだけに「正しい事実に基づいて、真剣に議論すべきものだ。人をだますことを得意とする人に委ねるべきものではない。」と厳しく批判されています。
 今、評判になっている上西先生の「朝ごはん」ツイートはもちろん比喩ですが、野党の追求をかわすためのダマシの手法がとても分かりやすいです。元記事にある実際の答弁を合わせて読むと、加藤大臣はもちろん、安倍政権のこれまでの国会破壊の答弁は全てこれだったと納得します。
 愚弄されたのは野党ではなく、国民です。ツイートは笑えますが、ここは怒るところですよ!
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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国会が19日ぶり正常化
引用元)

野党各党は8日午後に開かれた衆院本会議に出席し、国会が19日ぶりに正常化した。
(中略)
ただ、安倍政権が今国会の最重要法案と位置づける働き方改革関連法案の審議が行われている衆院厚労委では、与野党の対立が再燃する可能性もある。同法案は、野党が審議拒否していた4月27日に審議入り。今月2日には立憲などが不在の中で審議を続ける「空回し」の手法で、野党の質問時間分を消費した。理事懇談会では、こうした審議時間の扱いなどをめぐって議論が紛糾しそうだ。

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配信元)







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