竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
————————————————————————
スウェーデン経済は「悪い集団の中では最高」だった…最新の調査報告で
(前略)
新型コロナウイルスのパンデミックに対して、スウェーデンはその拡散を抑制するために異例の措置を講じ、国際的な注目を集めてきた。
この北欧の国は厳しいロックダウンを行わず、代わりに国民に対して、感染した場合は自宅に滞在し、公共の場では社会的距離をとるよう要請した。国内の感染者数がピークになったときでも、バーやレストラン、小売店などは営業を続けた。
市民の自己責任と自発的な行動に頼った、この緩やかな新型コロナウイルス戦略は、称賛と批判の両方を受けている。そして、このアプローチの有効性についてはまだ結論が出ていないが(中略)… 調査会社キャピタル・エコノミクス(Capital Economics)は、7月21日に発表した調査報告書で、スウェーデンの経済はヨーロッパの中で最も影響が小さく、「悪い集団の中では最高」だとした。
スウェーデンはパンデミックによる経済的な影響を免れることはなかったが、2020度第1四半期で経済成長を見せた唯一の国だったと、報告書は述べている。
(以下略)
————————————————————————
おめでとう、スウェーデン。そして、ありがとう。その中で我々のほうはただ退化していく
(前略)
新型コロナウイルスに対しての
スウェーデン国家の「人々を弾圧しない」という態度と、そして、それを受ける国民の態度は、尊敬に値するとしか言えないものであり、スウェーデンという国と、その人々はこの世界で最も私たちが参考にしなければならない人たちだと知ることになりました。
(中略)
そして
、現在、スウェーデンは新型コロナウイルスでの死者がほぼ出ない毎日に戻っていて、この後はわからないとはいえ、
「パンデミックは終わった状態」
となっています。
これは、7月に入ってすぐの頃の以下の記事でも取り上げましたけれど、基本的には同じように、もはや脅威がほとんど存在しないまま現在に至っています。
・Daily New Deaths in Sweden
» 続きはこちらから
一つは、新型コロナの影響で物流が滞るなどして原材料が不足し、別の産地のものを使わざるを得なくなった場合、容器包装の「成分表示を変更しないまま販売してもよい」と消費者庁が通知したというのです。「【原料原産地】【製造所の所在地】【加工所の所在地】【栄養成分の量】が変更されてもそのままの表示で許される。」と言われた日には、中身が全く別物になってもコロナの影響ならばOKなのか。何のための成分表示なのか。消費者庁は「原材料の変更がコロナの影響によるものか否かの調査をする予定は無い」と回答しているようで、そうであれば、コロナを理由に成分表示の信頼性を失わせたことになります。
続いて、山田正彦氏の発信です。世界的に遺伝子組換え作物への規制が厳しくなっている中、日本だけは「野放し」状態です。日本の食品安全委員会がなぜ遺伝子組換え作物を安全と評価するのか、実はモンサントから提出された実証実験では、ラウンドアップを散布していない遺伝子組換え大豆で行われていたことを研究者の河田昌東氏が突き止められていました。正直にラウンドアップを散布すれば発がん性を否定できないことから、虚偽の申請をしたものです。さらに犯罪的なことに、モンサントの遺伝子組換え作物に残留するグリホサートが日本の安全基準を越えることが明らかなため、モンサントは日本の安全基準の方を緩和することを求めていました。河田氏は食品安全委員会の委員がこの部分を知らなかったのではないかと懸念して、翻訳文や資料とともに安全性への異議を申し立てておられますが、日本は「無視」を決め込んでいます。世界各国が禁止するグリホサートの残留農薬基準値ですが日本だけウエルカム、「ものよっては400倍」まで許しています。
さらにここでも食品表示が信頼できなくなります。2023年から「遺伝子組み換えでない」という表示が事実上禁止されてしまうのです。日本は2019年にすでにゲノム編集食品は安全と決め、「高オレイン酸大豆の食用油」など表示なしで流通させている可能性があります。