注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
ドゥテルテ大統領と言えば「米国と決別する」「(オバマ米大統領へ向かって)地獄へ落ちろ」などのセンセーショナルな発言を繰り返し、麻薬撲滅戦争で密売人の殺害を容認するなど、その過激なキャラクターに注目が集まっている。大統領は東京に着いた途端、フィリピンの麻薬犯罪対策に批判的な米国やEUをさっそく「バカども」扱いし、喝采を浴びた。彼のフィリピンにおける人気は絶大で、すでにフィリピンという国に世界の関心を集めることに成功している。
ドゥテルテ大統領とはどのような人物で、彼の発言はどこまでが真意なのか。フィリピンの政治に詳しい名古屋大学大学院・国際開発研究科の日下渉(くさか・わたる)准教授がインタビューに答えてくれた。
(中略)
日下氏「ドゥテルテ大統領が大学に通っていた1960年代、フィリピンでも学生運動がありました。(中略…)当時の彼の恩師は、後にフィリピン共産党(CPP)を作るホセ・マリア・シソンという人です。(中略…)彼には『米国の影響力から抜け出たフィリピンを作りたい』という思想があります。
(中略)
ドゥテルテ大統領は先月、ラオスでの米比首脳会談の前に暴言を吐き、そのためオバマ大統領が会談をキャンセルしました。
(中略)
米国は、フィリピンを20世紀初頭に武力で侵略して以来、政治・経済・軍事的な影響力を行使してきました。いわば、親米路線は揺らがないだろうと、釣った魚に餌をやってこなかったわけです。今、米国はその魚に逃げられてしまい、大変なことになっています。
(中略)
中国を封じ込めるための最先端にあるのがフィリピンなのですから、そこのトップに逃げられたというのは、オバマ大統領の大失態です。ラオスでの会談をキャンセルしなければ良かったと、今頃後悔しているのではないでしょうか。」
(中略)
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ドゥテルテ大統領が、日本に対し好感を持ってくれているのはありがたいです。ただ、あべぴょんではどうにもならないという気がします。天皇陛下との会見も予定されているとあるので、こちらがメインなのではないかと思います。
板垣英憲氏の情報では、ドゥテルテ大統領の訪日の目的は、新金融システムによる資金の配分に対して、天皇陛下に感謝の気持ちを伝えることだと言っています。案外、これが真相なのかも知れません。