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[マスコミに載らない海外記事]またもや欧米を救えるギリシャ 〜ギリシャ国民が賢明な判断をすれば、“EUとNATOの解体が始まり、世界をアルマゲドンから救うことになる”〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 記事の内容に全面的に賛同します。今のギリシャの問題をこのように捉えている人が、一体何人居るのだろうかと思います。私はギリシャが“民衆の自由を求める戦いの最前線”と言ったのですが、記事ではさらに踏み込んで、“欧米における民主主義の運命のみならず、地球上の生命の運命も、ギリシャ国民は握っている”とまで言っています。
 ギリシャ国民が賢明な判断をすれば、“EUとNATOの解体が始まり、世界をアルマゲドンから救うことになる”わけです。
 金融崩壊が遅れるほど、第三次大戦の危険が高まります。現状の金融システムが崩壊する事こそ、解放に至る正しい道筋なのです。金融崩壊は絶対に避けられないのですが、いざ事が起こった時に、皆さんがどう反応するかです。愚かな人たちにとっては強烈な試練の時となり、賢明な人たちにとっては解放の始まりです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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またもや欧米を救えるギリシャ
転載元より抜粋)
Paul Craig ROBERTS
2015年7月1日

約2,500年前のマラトンや、テルモピュライや、プラタイアやミュカレの戦い同様、欧米の自由は、またしても、ギリシャにかかっている。現在、ワシントンと、帝国のヨーロッパ傀儡諸国が、ペルシャ帝国役を演じており、ギリシャは、遅ればせながら、ワシントン帝国に服従するのを拒否する政権、シリザを発足させた。

この紛争で、わずからながら残された、欧米の自由の運命が危機に瀕しており、実際、地球上の生命の運命もそうであることを理解している人は、ほとんどいない。ドイツ政府が理解していないのは確実だ。ドイツ副首相ジグマール・ガブリエルは、ギリシャ政府は、ヨーロッパの秩序に対する脅威だと宣言した。彼が“ヨーロッパの秩序”で意味したのは、より強い国が、より弱い国を略奪する権利だ。

“ギリシャ危機”は債務が問題なのではない。債務は、帝国が欧米世界全てで主権を制圧するために利用しているプロパガンダなのだ。

ギリシャ政府は“民主的な”欧州連合を構成する国々の集合に、ワシントンの要求で、欧州委員会、EU中央銀行と、IMFによってギリシャに押しつけられている厳しい条件を、ギリシャ国民が支持なり不支持なり判断できるよう、一週間の債務返済延長を要求した。

ヨーロッパと、IMFと、ワシントンの答えは“NO”だった。


債権者達が、債権者達の失敗を、年金削減、医療削減、教育削減、雇用削減と、社会福祉削減によって、ギリシャ国民に償わせると固く決心している際には、民主主義は適用しないと、ギリシャ政府は言われたのだ。外国の債権者達の失敗の責任は、ギリシャ国民にあり、ギリシャ国民は、債権者達の失敗、特に、ゴールドマン・サックスのおかげで可能になった失敗に対して、賠償しなければならないというのが、帝国の姿勢だ。

完全に証明されている通り、帝国の主張はウソだ。ギリシャに押しつけられた緊縮政策は、経済を27%縮小させ、GDPに対する債務比率が増大し、ギリシャの財政状態は悪化した。緊縮政策が実現したことと言えば、ギリシャ国民を更に酷い状態に追いやり、債務返済を不可能にしただけだ。

帝国は民主主義を信じていないので、次の日曜の民主的なギリシャ国民投票を否定した。帝国は、あらゆる帝国と同様、服従を信じている。ギリシャは服従していない。それゆえ、ギリシャは懲らしめなければならない。ペルシャのダレイオス大王や、クセルクセス1世も、ワシントンやEUと同じ考えだった。ギリシャ政権は、それ以前のギリシャ政権がしていた通り、返済を受け入れ、ギリシャを略奪にまかせることが期待されているのだ。

略奪は欧米金融体制が金を儲ける為に残された唯一の方法だ。短期的利益を追い求めて、欧米大企業は、金融部門に奨励され、強要されて、産業や、製造業や、情報テクノロジーや、ソフトウェア・エンジニアリングの様な専門職を海外移転してしまった。欧米に残されたものと言えば、レバレッジ依存が高いデリバティブ賭博と略奪だけだ。アップルはアメリカ企業だが、アップル・コンピューターの一台たりとも、アメリカで作られてはいない。

ドイツ、フランスとオランダ政府は、ワシントンや欧米金融体制と共に、略奪を選ぶことに決定したのだ。ある国を略奪する為には、国民の声を黙らせなければならない。これこそ、ギリシャ政府が、ギリシャの未来を決める能力を、ギリシャ国民にゆだねることに、一体なぜ、ドイツとEUが反対するかという理由だ。

言い換えれば、現代の欧米においては、国民の主権と政府の責任は、1パーセントの金銭的利害とは合致しないのだ。
結論を言えば、もしギリシャで、民主主義が破壊されれば、ヨーロッパ中で、破壊されるだろう。

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[リテラ]「百田尚樹の言論の自由」を叫ぶ者こそが言論弾圧を狙っている! 〜安倍政権を支持するのか、それとも拒絶するのか、大事なところにかかっている〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 言論の自由、表現の自由とは、本来どのようなものかがとてもよくわかる記事です。あべぴょんの“サルの仲間”の言う言論の自由とは、記事を見ればわかる通り、ジャイアニズムの類で、権力のお墨付きでヘイトデモを行なう自由のようなのです。それでいて、民衆の立場を代弁する沖縄の新聞2紙に対しては、“潰せ”というわけです。
 根底にある発想はオバマと同じく、政府を批判する者は左翼でありテロリストである。したがってこのような連中は弾圧されて然るべき、というものだろうと思います。要するに、ファシズムであって民主主義ではありません。皆さんがこのような安倍政権を支持するのか、それとも拒絶するのか、大事なところにかかっていると思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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辛坊も松井も安倍も…注意!「百田尚樹の言論の自由」を叫ぶ者こそが言論弾圧を狙っている!
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本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
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[NewSphere]“ギリシャは犠牲者”英紙、クルーグマンから擁護の声 ユーロの構造的問題を指摘

竹下雅敏氏からの情報です。
 ようやくまともな論説が現れました。ギリシャ危機が始まった当初から、これまで時事ブログにおいて、繰り返しこの記事に書いてある論点を主張して来たのですが、日本の識者にこうした発言が見られる事はありませんでした。
 エコノミストは、大学に行って間違った経済理論を教えられたため、経済の仕組みがわからなくなってしまったようです。加えて新自由主義の立場に立つ経済学者は優遇されるので、そうした一方的な経済理論が、あたかも真実であるかのように報じられるのです。しかしトリクルダウン一つとってみても、彼らの理論が完全に虚構であるとわかります。
 地球上のほとんどの人が、現実を見ないで虚構の中に生きていると思います。ここから目覚めるのには、強烈な一撃が必要で、いずれそれが起こります。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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“ギリシャは犠牲者”英紙、クルーグマンから擁護の声 ユーロの構造的問題を指摘
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[沖縄タイムスプラス 他]百田氏発言に内田樹氏、米従属から目をそらす「重い病」/ 日本からの「独立論」強まる沖縄 描く青写真は〈AERA〉

竹下雅敏氏からの情報です。
 初めの記事は、これこそまさに正論。こうした現実の上に、2つ目の記事の独立論があるわけです。文末の一文が重要だと思います。今ならまだ、沖縄の人々の心を日本に繋ぎ止めておくことが出来ると思います。しかし基地建設を強行して、沖縄県民の心に火がついて本気で独立を目指すようになれば、手遅れになります。安倍政権は道理がわかっていないようです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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百田氏発言に内田樹氏、米従属から目をそらす「重い病」
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日本からの「独立論」強まる沖縄 描く青写真は〈AERA〉
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[Sputnik 他]ギリシャ国防省「ギリシャ、BRICSのメンバーになる用意あり」/ ギリシャ緊急支援基金は“千金の値打ち” / プエルトリコのデフォルト、日本が“最大の被害者になる”可能性

竹下雅敏氏からの情報です。
 ギリシャがBRICSに加わる準備が、着々と進行しているようです。もし、デフォルトとなり通貨がドラクマに戻って暴落したとしても、次の記事にあるギリシャ緊急支援基金があれば、乗り越えられそうです。ギリシャにとってこのクラウドファンディングは、“千金の値打ち”だと思います。
 間違ってもこの基金のお金が、ギリシャに金を貸した銀行に吸い込まれないようにしてもらいたいと願います。
 さて、“続きはこちらから”以降は、プエルトリコがデフォルト宣言をした関係で、デフォルトの連鎖が続くのではないかという可能性と、日本が“最大の被害者になる”可能性に言及しています。これは現実に考えられることで、日本がアメリカの国債のかなりの部分をゴールドなどに換えておかなければ、今のギリシャを笑えない状態になるということなのです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ギリシャ国防省「ギリシャ、BRICSのメンバーになる用意あり」
転載元)
519467

ギリシャは新BRICS開発銀行の枠内でBRICSに加わる可能性を検討している。ギリシャ国防省のコスタス・イシホス次官がスプートニクの取材に答えて語った。

ギリシャは5月時点でロシアから新BRICS開発銀行加盟への招待を受けた。ロシアのウファで7月9-10日行われるBRICSサミットの冒頭で、ギリシャの同行への加盟に関する審議が行われる予定だ。

ロシア・ギリシャ政府間委員会の共同議長でもあるイシホス氏は、「我々はこれまで通りそれに対して開かれている」と述べている。

同氏によれば、ギリシャは常にロシアおよびユー=ラシア諸国と良好な関係を維持するよう努めてきた。現在ギリシャ政府は、メンバー諸国の代表らと、BRICS銀行への加盟に関する交渉を行っている。

「このようにして我々は、狭い意味の対外政策においても、より広い意味における対外経済政策においても、多極的外交を行っていく」とイシホス氏。

同氏は先にも、BRICS開発銀はIMFの替わりとなるかも知れない、と述べている。

世界最大の後進国5カ国、すなわちブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカは、2014年7月、ブラジルのフォルタレザで開催のBRICSサミットで、新BRICS開発銀行の創設に関する合意に調印した。加盟国は1000億ドルの流動性準備を構築し、同行の財政的な安定性を保障することで合意した。

新BRICS開発銀は、西側の金融機関に代わるものとして、インフラ建設に融資することを主な目的として創設された。

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クラウドファンディングでギリシャ危機を救おうとしているイギリス人
転載元より抜粋)
http://beforeitsnews.com/alternative/2015/06/thousands-donate-to-crowdfunding-site-for-greek-bailout-3178146.html
(概要)
6月30日付け:

ギリシャの金融危機を救うためにこれまでにない斬新な取り組みが始まりました。
1人のイギリス人によってギリシャ緊急支援基金が創設され、多くの人々(3万人)から寄付金を受け取りました。

前日にスタートした寄付集めですが、あまりにも多くの人々が賛同したため、サーバーが一時ダウンしましたが現在は復旧しています。これまでに50万ユーロ近くの寄付金が集まりました。創設者は、笑顔で、我々一人ひとりが2~3ユーロを寄付することでギリシャを救うことができる、と言っています。

ニューヨークタイムズ紙によれば:
今回の救済キャンペーンは、イギリスの靴屋で働いているIndiegogoユーザーのソム・フィー二ー(仮名?)という名のイギリス人男性が始めたものです。
フィーニーさんは自ら立ち上げたキャンペーン・ページに、「ギリシャを何とかしよう。ギリシャに関して迷走しているだけではつまらない。」と書いています。

数年前に始まったクラウドファンディング(オンラインで多くの人々から少額の寄付金を集める)は注目のプロジェクトの資金源となっていました。しかし一部には、かなり奇妙なプロジェクトにまで寄付金が集まりました。
例えば、2011年にデトロイトでロボコップ像を設置するために67000ドルの寄付金が集まったことなどです。しかし一方では世の中を良くするための活動資金に寄付をお願いしている人たちもいます。
ただ、今回のようにギリシャの緊急支援のためにクラウドファンディングが使われるのは初めてです。

6年間、クラウドファンディングを研究してきたニューヨーク大学(スターン・ビジネス・スクール)の教授は、
「このような取り組みは非常にユニークである。多くの人たちがギリシャ危機を救うために寄付を行う行為は利他主義によるものである。このような支援方法は千金の値打ちがある。」と言っています。


様々な額の寄付金がフィーニーさんのインディエゴゴ基金に集まっていますが、彼らには其々報酬が与えられます。10ユーロを寄付した人は1本のウーゾ(ギリシャの蒸留酒)が贈呈され、100ユーロを寄付した人はヨーロッパの人々から熱い感謝の気持ちを受け取ることになります。

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