竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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ジャカルタ襲撃、大規模な過激派ネットワークが関与か
記事配信元)
AFPBB News 16/1/16
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
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爆破事件が起こったインドネシアには米国による破壊活動の歴史があり、声明を出したISは米国産
転載元より抜粋)
櫻井ジャーナル 16/1/15
1月14日、インドネシアの首都ジャカルタで何回かの爆破と銃撃戦があり、攻撃グループの5名を含む7名が死亡したという。IS(ISIS、ISIL、ダーイッシュなどとも表記)が攻撃を認めているようだ。
このISは傭兵の集まりで、インドネシアからは最近数年間で約700名がシリアへ渡り、ISなどの戦闘集団へ参加していると言われている。
インドネシアではこの手の爆破事件がしばしば引き起こされてきたが、その背景を知るには1965年までさかのぼる必要があるだろう。この年の9月30日に小規模な若手将校グループが6名の将軍を殺害してジャカルタの主要箇所を占拠、その反乱をスハルト将軍を中心とする部隊が制圧、コミュニストと見なされた人びとが虐殺されていく。犠牲になった人数は30万から100万人と推計されている。
1945年にインドネシアが独立を宣言して以来、大統領を務めていたのはスカルノ。この事件当時も大統領はスカルノだったが、アメリカの支配層には敵視されていた。
「9月30日事件」は、アメリカの巨大資本やその手先が実行した「クーデター」だったと見るべきだろう。
インドネシアを独立させようとしていたスカルノは1955年の総選挙と57年の地方選挙で勝利、その際にコミュニストも勢力を伸ばした。そしてスカルノ政権は外国資産の国有化を始める。
プロパガンダが機能しなかったため、アメリカ支配層はCIAを使って暴力的に体制を転覆させようとする。アメリカ支配層は自分たちの手先を育成していく。
1965年9月30日以降、こうしたグループが反対勢力の殺戮でも中心的な役割を演じるが、その際、イスラム教徒もアメリカ支配層の側についている。インドネシアには、アメリカ支配層が破壊活動のネットワークを張り巡らせている。
クーデターの2年後、息子を連れてインドネシアへ渡ったアメリカ人女性がいた。学生時代に結婚したインドネシア人男性は1966年に帰国、スハルト派について活動したと言われている。その男性と再婚した女性は大学を卒業してから太平洋を渡ったわけである。女性はインドネシアでUSAIDやフォード財団の仕事をする。
USAIDはCIAと緊密な関係にある。その女性の名前はアン・ダンハム。オバマ大統領の実母だ。インドネシア人男性は養父ということになる。
こうして築いた支配システムをアメリカの支配層が放棄するとは思えない。今でも生きているだろう。しかも、今回の爆破事件で声明を出したISはアメリカ支配層と深く結びついている。
今回のインドネシアでの爆破はアメリカ支配層からのメッセージ、中国との関係を断ち、アメリカが行っている対中国戦争へ参加しろという脅しだと考える人もいる。その推測が正しいかどうかはともかく、東南アジアでの破壊活動に中国政府は強く警戒しているだろう。
それだけでなく、中国には新疆ウイグル自治区の問題もある。トルコの情報機関MITの手引きで、新疆ウイグル自治区からカンボジアやインドネシアを経由してシリアへ入っているとも言われ、中国の国内で戦闘を始めようと目論んでいる可能性は高い。その黒幕はアメリカの好戦派だ。中国での工作はCIA東京支局から指示が出ていると見られている。
アメリカ好戦派の思惑通り、シリアでバシャール・アル・アサド体制が倒れてワッハーブ派が支配するようになれば、中東/北アフリカの広い地域がリビアのようになり、戦闘員は出身国へ戻り、戦乱は世界へ拡がる。ロシア軍が乗り出した最大の理由はそこにある。ロシア軍の攻撃に耐えられず、逃げ出す場合とは脅威の次元が違う。
このISは傭兵の集まりで、インドネシアからは最近数年間で約700名がシリアへ渡り、ISなどの戦闘集団へ参加していると言われている。
インドネシアではこの手の爆破事件がしばしば引き起こされてきたが、その背景を知るには1965年までさかのぼる必要があるだろう。この年の9月30日に小規模な若手将校グループが6名の将軍を殺害してジャカルタの主要箇所を占拠、その反乱をスハルト将軍を中心とする部隊が制圧、コミュニストと見なされた人びとが虐殺されていく。犠牲になった人数は30万から100万人と推計されている。
1945年にインドネシアが独立を宣言して以来、大統領を務めていたのはスカルノ。この事件当時も大統領はスカルノだったが、アメリカの支配層には敵視されていた。
「9月30日事件」は、アメリカの巨大資本やその手先が実行した「クーデター」だったと見るべきだろう。
インドネシアを独立させようとしていたスカルノは1955年の総選挙と57年の地方選挙で勝利、その際にコミュニストも勢力を伸ばした。そしてスカルノ政権は外国資産の国有化を始める。
プロパガンダが機能しなかったため、アメリカ支配層はCIAを使って暴力的に体制を転覆させようとする。アメリカ支配層は自分たちの手先を育成していく。
1965年9月30日以降、こうしたグループが反対勢力の殺戮でも中心的な役割を演じるが、その際、イスラム教徒もアメリカ支配層の側についている。インドネシアには、アメリカ支配層が破壊活動のネットワークを張り巡らせている。
クーデターの2年後、息子を連れてインドネシアへ渡ったアメリカ人女性がいた。学生時代に結婚したインドネシア人男性は1966年に帰国、スハルト派について活動したと言われている。その男性と再婚した女性は大学を卒業してから太平洋を渡ったわけである。女性はインドネシアでUSAIDやフォード財団の仕事をする。
USAIDはCIAと緊密な関係にある。その女性の名前はアン・ダンハム。オバマ大統領の実母だ。インドネシア人男性は養父ということになる。
こうして築いた支配システムをアメリカの支配層が放棄するとは思えない。今でも生きているだろう。しかも、今回の爆破事件で声明を出したISはアメリカ支配層と深く結びついている。
今回のインドネシアでの爆破はアメリカ支配層からのメッセージ、中国との関係を断ち、アメリカが行っている対中国戦争へ参加しろという脅しだと考える人もいる。その推測が正しいかどうかはともかく、東南アジアでの破壊活動に中国政府は強く警戒しているだろう。
それだけでなく、中国には新疆ウイグル自治区の問題もある。トルコの情報機関MITの手引きで、新疆ウイグル自治区からカンボジアやインドネシアを経由してシリアへ入っているとも言われ、中国の国内で戦闘を始めようと目論んでいる可能性は高い。その黒幕はアメリカの好戦派だ。中国での工作はCIA東京支局から指示が出ていると見られている。
アメリカ好戦派の思惑通り、シリアでバシャール・アル・アサド体制が倒れてワッハーブ派が支配するようになれば、中東/北アフリカの広い地域がリビアのようになり、戦闘員は出身国へ戻り、戦乱は世界へ拡がる。ロシア軍が乗り出した最大の理由はそこにある。ロシア軍の攻撃に耐えられず、逃げ出す場合とは脅威の次元が違う。
“続きはこちらから”以降の櫻井ジャーナルによれば、その過激派支援組織は、アメリカの破壊活動ネットワークとのこと。非常に説得力があります。