[Sphere-Being Alliance]ウブンツとブルー・エイビアンズのメッセージ 〜理想社会は単なるスタートライン、心の問題は何一つ解決していない〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 ウブンツ貢献主義ですが、ほぼ私が思って来たことと同一です。私も誰もが嫌がる仕事は、テクノロジーが解決するまでの間は、当番制にしなければならないと思っていましたし、週に5,6時間ほどコミュニティのために働けば、後は何でも自由に出来る時間があり、自分が好きなことが出来る世界になると思っていました。記事の中では、週に3時間で良いとあります。
 現在の地球上のライフスタイルからは夢のような世界です。将来こうした世界が確実にやって来ますが、決して理想社会ではありません。このレベルの社会では、心の問題は何一つ解決していないからです。誰もが、衣食住に困ることが無く豊かさを享受出来たとしても、その世界には相変わらず嫉妬があり、差別があり、不倫があり、別の形での貪欲があります。いくら才能を開花させても、幸せにはなれないでしょう。
 富と名声を獲得し、才能に満ちたミュージシャンや起業家などを見れば、金は持っているが幸せとはほど遠いのがわかるはずです。王家に生まれた人たちはどうでしょうか。計り知れない富と名声を持ち、中には才能豊かな者まで居ます。しかし、ただの一人も幸福な人が居る様には見えません。
 こうしたことを考えると、この記事の理想社会は単なるスタートラインであって、ゴールでは無いのが良くわかると思います。時間を持て余した社会では、人は自身の存在意義に悩まされます。エネルギーが余っていれば、性欲にも悩まされることでしょう。ロボットが居ればいいじゃないか、という話では解決はつかないでしょう。
 以前、ニューカレドニアの島民の動画を紹介しました。コメントの中で、彼らを怠け者だとあざ笑う人は、おそらく天国に行けないと記しました。彼らはただ、美しい太陽を眺めているだけで幸福でいられる人たちなのです。現代の私たちと彼らのどちらがまともなのかを、よく理解しなければならないでしょう。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ウブンツとブルー・エイビアンズのメッセージ パート2
転載元より抜粋)
シーズン3、エピソード9

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DW: 今回はマイケル・テリンガーにも来ていただいています。彼は秘密プログラム同盟が指名している人物です。彼が提唱するウブンツ貢献主義システムは地球上に調和をもたらすまったく新たな方法の青写真となるとのこと。
 もし競争のある資本主義システムがなければ、人間の身勝手さ・強欲はとどまるところを知らないだろうと。この信念にあなたはどう対処します?

MT: その発言は資本主義の発想なんです。すべて何千年も洗脳されてきたものです。資本主義、民主主義、競争、貨幣制度-- これらはすべて無くさねばならない。これを排除しないうちは、協力し合う共同体を 創ることはできません。ですが、いったん心を開いてこういう概念を理解し、そこに共鳴し始めたら、もう元に戻ることはありません。

DW: ちょっと待って。相手はスマホをいじっている人達ですよ。こちらの目さえ見ない。じっと座って待ってる人達ですよ。現実的とは思えないんですが。

CG: 移行の期間は必要です。きっかけとなるイベントは必要です、世界レベルの経済崩壊です。人々はとても動揺するでしょう。そして、これまでずっと犯罪者に大がかりな仕組みの中で騙されてきたのだと気付くのです。眠れる大衆がこれに気づいたら、もっと知りたいと思うでしょう。こうなった時に、大量文書のダンプを起こすのです。そうなると人は新たな概念を受け入れようとするとは思いませんか?

MT: いま、私達はとても興味深い時代を生きています。この惑星に住んでいるほとんどの人達は、何かがおかしいとわかっています。町で普通の人に聞いたとします。いまの世界のあり方に満足していますか? この人生を生きるために生まれてきたんだって思えますか? 答えは100%、NOです。
明らかに何かが劇的におかしい。いまは新しいシステムを提示してゆく時です。大都市や首都エリアのシステムを変えるつもりはありません。困難ですから。小さな町や小さな村に普及させるのがよいと思っています。
どうやるか? 小さな町に多額のお金を持ち込めばできます。もう一つ重要なのは、私達はお金から解放されるためにお金を使わねばならない、ということ。この体制は少なくとも6000年の間、お金を使って私達を奴隷化してきたんです。これからの私達はこの体制を逆手に取り、変えてゆくべきです。
ウブンツ貢献主義のベースは、小さなコミュニティ内で町の利益となるあらゆるコミュニティ・プロジェクトを確立させることです。私達が作るのは自立コミュニティではありません。周りのすべての人が利用できるものばかりを創ってゆきます。それを売るか、もしくは無料で提供するのです。

DW: 宇宙プログラムには、どんな原料の品、もの、食物でも欲しいものを作り出す技術があります。ボタンを押すだけで手に入るんですが、この技術はどう取り入れていきますか?

MT: とても良い質問です。そうなった時こそ、一人一人の人間らしさが活かされる時です。私は実際のところ料理するのがとても楽しいんです。木製の棚を作るのも楽しい。生まれ持った才能、特技を気に入っているので、それを表現したい場合があります。でなければ、自分は何をすればいいんだろう?
だから、ズボンが欲しければレプリケーターを使ってもよい。けれど、あなたが皆と一緒に麻や生分解性の生地を作り、お母さんやおばあちゃん、もしくは仕立屋さんにお願いして新しい素敵な服を作ったらもっと楽しいのではないでしょうか。
 私達はまったく新しいことを実際に発信する政党を立ち上げました。連邦準備制度をシャットダウンさせ、暫定的に人々のためにお金を発行する人民銀行(People's Bank)を立ち上げるつもりです。非課税、無利子です。税金もインフレもありません。私達に必要なコミュニティ・プロジェクトや公共事業などを整えれば、大都市部の人々は自分の小さな町や村に戻ればよい。

DW: ものごとはすでにそのように向かっているとは思いませんか? YouTube動画を作っている人達がどれだけいることか。記事を書いたり。それでお金を貰うことはまずない。皆、なぜそういうことをしているか? それは、自分は社会に役立つ存在と見られたいからです。

MT: デイヴィッド、あなたが言っていることは本当に重要なことです。コミュニティで働き始めると、必要なものはすべて供給されるとわかっています。それが私達コミュニティの行いだから。食糧もテクノロジーも布地も、何もかも溢れるほどあります。すべきことと言えば、ただ週に数時間だけコミュニティ・プロジェクトのために働くこと。あとの時間はあなたのものです。その先どうなってゆくか、それは私にはまだわかりません。ただ結果として、ほとんどの時間はあなただけのものになります。そうすればあなたの才能を発揮すればよい。画家であろうと彫刻家であろうと、音楽家、馬のブリーダー、エンジニア、科学者、なんでもいいんです。

CG: 素晴らしいですね。

MT: 朝目覚めると、もうニッコリと笑顔になります。起きてスーツやネクタイを身につけなくていい、雨や寒い日や強風の中を電車やバス、自転車に乗ってひどい仕事場に行かなくてもいいんですから。どのコミュニティに住むか、自分で選びます。あなたが何をしたいか、強制はされません。すべて無料で手に入ります、コミュニティ・プロジェクトのために週に数時間の労働で貢献するのですから。あっという間に、どんな企業・地方自治体、政府も敵わないものとなります。これが具体的なステップです。


DW: もし、ナイフを持ってうろつく男がいて女性をレイプしたりしたら、どうなるんですか? 

MT: それもよく尋ねられる質問なんです。これまでの11年の間にいろいろな質問をされましたが、その質問内容からいかに私達は同じようにプログラミングされているかがわかるのです。
 ウブンツ・モデルでは中央集権型政府から離れます。自分達でコミュニティを治めるのです。コミュニティは自分達なりのあり方を決めます。行動についてのガイドラインなど、新しい法律制度を制定します。ウブンツ・モデルでは、コミュニティは長老議会を選出し、コミュニティのガイドになってもらいます。長老たちは日々、コミュニティにとって最善になることを決めるのです。自分にとって最善のことではありません。

DW: 下水管が詰まっている、誰も下水道に入りたがらない。そんな時はどうします?

MT: それもよく尋ねられる質問なんですよ。私がワークショップをやっていてこれを質問として出したら、どうなると思います? 必ず、2~3人手を挙げる人がいるのです。私が汚物処理をしますよ、と。もう答えは出ているんです。ただ、それでは終わりません。もうお金をもらうための仕事ではない。だから下水道は毎週当番にし、その人が直します。
 ウブンツや貢献主義システム、貢献主義者コミュニティでは、あなたの存在がコミュニティにとって重要です。誰でもみんなコミュニティ内では等しく重要な役割を果たしている。お医者さんであろうと科学者、エンジニア、パン屋さんであろうと同じです。すべての人の役割が同等に、決定的に重要なんです。
それですごいところは、
クレイジーなミケランジェロやレオナルド・ダ・ヴィンチが一人いたとしたら、下水問題の解決に熱心に取り組んでくれるクレイジーな化学エンジニアは、1000人はいるのです。そういう人達が下水問題を解決するシステムを思いついてくれるでしょう。

DW: ほんの数名だけが注目されるような状況を避けるには、どうするんですか?

MT: 人間の本質は創造することです。生まれ持っての才能を表現すること。それが学校のシステムにいる間に私達から排除されています。私達は教育システムを根底から変えなければならないでしょう。今あるのは洗脳、操作のための牢獄キャンプ、そこに私達は子供を送りこんでいるのです。

CG: それ以上ぴったりの表現はありませんね。

MT: 一体化したコミュニティで育つと、いつでもすべてのものがすべての人の元にあるので、誰がどうとか気にしなくなります。周りには色んなことを思いつく素敵な人がたくさんいるんです。あなたが一人の人間として何にやる気を感じるか、コミュニティの人達に尊敬され愛されるために何をするか、が重要なんです。

CG: これは、いまどんな国にいる人でも小規模レベルで実践的に導入してゆけることなんですか? もっと詳しくこれについて学ぶことができる場所はあるんですか?

MT: 何よりもまず、コミュニティ・プロジェクトの始動にはお金がかかります。街が豊かになるよう成功させようとするとまず先にお金が必要になります。お金があってこそアップグレード、向上が可能になる。たいていはここでプロジェクトが破綻します。個人ではスタートした途端、お金がなくなってしまうからです。
それがとてもハッキリとしたのは2014年、ウブンツ党が政党として出馬し、私は南アフリカ大統領に立候補したんです。すると百万人ものサポーターがついたんです。これはすごい数の支持者です。一人の町長、選出されたウブンツの町長がいれば、地方自治体に振り当てられたお金を、コミュニティ・プロジェクトに充てることができます。そのお金が火種となってコミュニティ・プロジェクトは発展します。

DW: もし大きな工場があって、あなたの町の川に産業排出物を流していたらどうするんですか? 背後にはロビイスト(議員)や弁護士、巨額のお金がついています。

MT: ちょっとしたプロセスを聞いてもらえば、ご自分でその答えもわかるはずです。いま、私達のメンバーは200カ国以上に及んでいます。私達は地方自治選挙で首尾よく闘うために十分な資金を集めなければなりません。私達の戦略は、一番小さな地方自治体を獲得すること。もし私達が一つの地方自治体と、その地方自治体を成している4つか5つの自治体で当選すれば、私達は資本主義を閉鎖し、このウブンツシステムを導入することができます。実質的に、一晩でね。これが一番初めに倒れるドミノとなります。選挙で皆に約束していることの一つが、電気代が無料になるということ。無料で電気を入手するかわりに、週に3時間、コミュニティ・プロジェクトで働きます。仕事を辞める必要はありません。
最近、オーストラリアのバイロン・ベイではある統計学者が計算をしました。例として5000人ほどの人口の町を挙げているんですが、週に3時間とすると一週間で15000時間の労働になりますよね? 彼によると、このシステムで人々が週に3時間の労働を貢献すると、一年間の労働量は現在の奴隷システムで一日8時間労働した場合の31年間分に相当するという計算でした。一年間で31年分です。こういう比率です。
ですからごく短期間内に、コミュニティは想像を絶するほど豊かなコミュニティへと変えることができます。食物もたくさんできるでしょう。私達にはアクション・プランがあり、研究者や医療関係者にも来てもらい、あらゆる病気の治療方法を発見してもらい、それを世界中に伝えてもらいます。ですから、科学者を招いて川の汚染を除去する方法を開発してもらいます。

CG: まさしく、あなたが話してきた内容は同盟が言ってたことやブルー・エイビアンズのメッセージと符合しますね。彼らは、これこそ未来の波だと言っていました。

MT: ありがとう、コーリー。いまのこの状態から豊かな世界に生きるための移行はとてもシンプルなんです。私達が想像している以上にずっと単純です。私が責任者なのではありません。各コミュニティが自らの土地、自らの未来、自らの富の責任を持つのです。
 
 翻訳:Rieko

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