里山社屋主義(13) 大工仕事の手伝い:カンナがけ

大工仕事の手伝い:カンナがけ
建前までの一週間ほどは、ほぼ連日大工さんの手伝いをしました。刻みの次は木のカンナがけです。

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カンナといって連想するのは手鉋。これは木の角を削って当たっても痛くならないようにするのに使いました:

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もちろんこれで建物一軒分の木を削るのは無理です。電動カンナの出番です:

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素人の悲しさで、幅の広い木はどうしてもきれいに削ることができません。最後はサンダーで磨いて何とかゴマカ…いえ見栄えを整えます。(本当はサンダーはかけない方が良いようで、木の導管を潰して呼吸・調湿効果を妨げてしまうそうです。→参考リンク



今回14坪の建物で、どれくらいカンナがけが必要だったか…ざっくり計算すると100本以上、700〜800メートルの長さを削ったみたいです。(1mの四角い木材を4方向削ると4mという風に計算) 1日1日ごとに「今日削れたのはこれだけか」なんて思っても、積み上げるとすごい長さですね。

電動カンナがけは素人でできないことはありませんし、大工さんも助かるようです。手伝いを申し出るといい作業のひとつだと思います…身体に無理のない範囲で!

しかし何でこんな大変な作業が要るのでしょう。製材しただけの木の表面はザラザラしています(この状態を"荒材"といいます)ので、これを削るのがカンナがけです。

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荒材のままだと、

・見栄えが悪い
・塗料が塗りにくい。また無駄に多く要る。(ザラザラなので大量に吸ってしまう)

という2つの問題があります。

今回は、外や中から見える部材、また見えずに隠れてしまう木の一部に保護塗料を塗りたかったことから、多くの材料を削ることになりました。

(スタッフ・白井薫)

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