竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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EU諸国、アメリカ2州での独立運動・英EU離脱の波紋
転載元)
世界の裏側ニュース 16/7/6
(前略)
簡単にイギリスのEU離脱関連で気になったニュースをまとめました。
(中略)
★EU離脱派議員の相次ぐ辞職★
まず「ユアン・マクレガーのボリス・ジョンソンへの爽快な毒舌」で軽く触れたように、EU離脱の国民投票の際には離脱派に立ち、次期首相候補と言われていた元ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏(労働党)が不出馬を表明します。これは保守党内のマイケル・ゴーブ氏が労働党党首(つまり総選挙がなければ自動的に首相になる)レースに出馬する意向を表明した直後になされました。
しかも今日、同じくEU離脱派で、ずっとEU離脱だけを公約にしてきていたUKIP(イギリス独立党)の党首ナイジェル・ファラージュまでもが、党首としての座を降りるという声明を発表しました。「(EU離脱という)政治家としての野望を果たした」ことがその理由だということです(BBC)。
★他のEU諸国のEU離脱の可能性★
そしてすでに、他の国でもEU離脱の機運が高まっている
ということも多くのニュースで伝えられています。
(中略)
【ハンガリー】
政府広報・外交担当者「EUが移民問題を解決しない場合は、ハンガリーもEU離脱の国民投票を行う予定」(、7月2日)
【オランダ】
88%の国民がEU離脱の国民投票を希望
【オーストリア】
右派政治家「一年以内のEU離脱に関する国民投票を」
【ポーランド】
司法相「結論は明白だ。新たなるヨーロッパ内の協定が必要」
【スウェーデン】
EU議員「(EU離脱投票前に)スウェーデンとデンマークはEU離脱の一歩手前」
「イギリス主導のスカンジナビア経済圏が生まれる可能性」
【デンマーク】
昨年12月に国民投票を行い、これ以上EUに権限を譲渡しない意向を明らかにした
***
★アメリカ国内の独立運動★
そしてこの動きはヨーロッパに留まらず、アメリカにまで波及しているようです。
(中略)
次はテキサスか、カリフォルニアか?イギリスのEU離脱投票でアメリカ国内で長年忘れられていた独立運動が再燃
#Texit #Calexit? Brexit vote inspires long-forgotten movements for independence in US
https://www.rt.com/usa/349436-texit-calexit-independence-movements/
ツイートの地図は、アメリカのテキサス州を欧州の地図上に置いたもので、これだけの広さがあるのだから独立してもおかしくないだろう、と表現している様子です。
テキサスの独立を求める団体TMNにはすでに26万人を超えるサポーターが登録しており、16億ドル規模の経済の裏付けもあって独立してもおかしくない、ということです。
(中略)
カリフォルニア州の住民に、同州は独立するべきかと質問したところ、41%が賛成していたとのこと。
(中略)
****
★スコットランド独立の動き★
(中略)
イギリスEU離脱投票後からスコットランド独立のための国民投票が予定され、独立の場合には独自の通貨を用いることが検討
Scotland expected to vote for independence and introduce its own currency after Brexit, JPMorgan says
6月30日 http://www.independent.co.uk/
***
★「バイキング経済圏」とは?★
そしてユーロ2016で安い予算でもイギリスを破ったアイスランドが、EU離脱という結果の出たイギリスに対して「バイキング連合」に参加しないかと持ちかけています。
アイスランドがイギリスに対し、EU非加盟のスカンジナビア系連合への加盟を呼びかける
Iceland wants UK to join Nordic alliance of non-EU countries
https://www.rt.com/business/349008-iceland-uk-northern-union/
(ツイートの画像:昔のバイキングの交易ルート)
イギリスは昔からいろいろな民族がやってきては住み着いてできた国です(だから移民に反対する動きも余計ばかげているとも思うのですが)。ローマ人もそうですが、ゲルマン系(アングロ・サクソン)、ケルト系やバイキングなども入植していて、今でも地名や人などにその名残をみることもできます。
なのでこの「バイキング連合」とも呼ばれる経済圏もおもしろいのではないか、と注目も集まっているようです。
アイスランドの オラフル・ラグナル・グリムソン大統領:「イギリスがEUを離脱したら、世界の中でも大きな面積を占める三角関係が見えてくるでしょう。つまりグリーンランド、アイスランド、フェロー諸島、ノルウェー、そして今、新たにイギリスを加わることになります」
(以下略)
簡単にイギリスのEU離脱関連で気になったニュースをまとめました。
(中略)
★EU離脱派議員の相次ぐ辞職★
まず「ユアン・マクレガーのボリス・ジョンソンへの爽快な毒舌」で軽く触れたように、EU離脱の国民投票の際には離脱派に立ち、次期首相候補と言われていた元ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏(労働党)が不出馬を表明します。これは保守党内のマイケル・ゴーブ氏が労働党党首(つまり総選挙がなければ自動的に首相になる)レースに出馬する意向を表明した直後になされました。
しかも今日、同じくEU離脱派で、ずっとEU離脱だけを公約にしてきていたUKIP(イギリス独立党)の党首ナイジェル・ファラージュまでもが、党首としての座を降りるという声明を発表しました。「(EU離脱という)政治家としての野望を果たした」ことがその理由だということです(BBC)。
★他のEU諸国のEU離脱の可能性★
そしてすでに、他の国でもEU離脱の機運が高まっている
ということも多くのニュースで伝えられています。
(中略)
【ハンガリー】
政府広報・外交担当者「EUが移民問題を解決しない場合は、ハンガリーもEU離脱の国民投票を行う予定」(、7月2日)
【オランダ】
88%の国民がEU離脱の国民投票を希望
【オーストリア】
右派政治家「一年以内のEU離脱に関する国民投票を」
【ポーランド】
司法相「結論は明白だ。新たなるヨーロッパ内の協定が必要」
【スウェーデン】
EU議員「(EU離脱投票前に)スウェーデンとデンマークはEU離脱の一歩手前」
「イギリス主導のスカンジナビア経済圏が生まれる可能性」
【デンマーク】
昨年12月に国民投票を行い、これ以上EUに権限を譲渡しない意向を明らかにした
***
★アメリカ国内の独立運動★
そしてこの動きはヨーロッパに留まらず、アメリカにまで波及しているようです。
(中略)
次はテキサスか、カリフォルニアか?イギリスのEU離脱投票でアメリカ国内で長年忘れられていた独立運動が再燃
#Texit #Calexit? Brexit vote inspires long-forgotten movements for independence in US
https://www.rt.com/usa/349436-texit-calexit-independence-movements/
Texas is bigger than you think, it deserves it's independence. #Texit pic.twitter.com/KJNMyetoGD
— Jared (@Flintlox) 2016年6月25日
ツイートの地図は、アメリカのテキサス州を欧州の地図上に置いたもので、これだけの広さがあるのだから独立してもおかしくないだろう、と表現している様子です。
Please @GregAbbott_TX get out of the USA! #texit pic.twitter.com/Xi0ks9aBnu
— Revolution MacInnes (@From_Nothing) 2016年6月25日
テキサスの独立を求める団体TMNにはすでに26万人を超えるサポーターが登録しており、16億ドル規模の経済の裏付けもあって独立してもおかしくない、ということです。
(中略)
カリフォルニア州の住民に、同州は独立するべきかと質問したところ、41%が賛成していたとのこと。
(中略)
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★スコットランド独立の動き★
(中略)
イギリスEU離脱投票後からスコットランド独立のための国民投票が予定され、独立の場合には独自の通貨を用いることが検討
Scotland expected to vote for independence and introduce its own currency after Brexit, JPMorgan says
6月30日 http://www.independent.co.uk/
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★「バイキング経済圏」とは?★
そしてユーロ2016で安い予算でもイギリスを破ったアイスランドが、EU離脱という結果の出たイギリスに対して「バイキング連合」に参加しないかと持ちかけています。
アイスランドがイギリスに対し、EU非加盟のスカンジナビア系連合への加盟を呼びかける
Iceland wants UK to join Nordic alliance of non-EU countries
https://www.rt.com/business/349008-iceland-uk-northern-union/
Iceland, Norway and UK. Lets reestablish the old viking trade routes #BREXIT pic.twitter.com/6xG1xsDIlw
— Trond Sorensen (@trondsor) 2016年6月24日
(ツイートの画像:昔のバイキングの交易ルート)
イギリスは昔からいろいろな民族がやってきては住み着いてできた国です(だから移民に反対する動きも余計ばかげているとも思うのですが)。ローマ人もそうですが、ゲルマン系(アングロ・サクソン)、ケルト系やバイキングなども入植していて、今でも地名や人などにその名残をみることもできます。
なのでこの「バイキング連合」とも呼ばれる経済圏もおもしろいのではないか、と注目も集まっているようです。
アイスランドの オラフル・ラグナル・グリムソン大統領:「イギリスがEUを離脱したら、世界の中でも大きな面積を占める三角関係が見えてくるでしょう。つまりグリーンランド、アイスランド、フェロー諸島、ノルウェー、そして今、新たにイギリスを加わることになります」
(以下略)
記事に戻ると、様々な独立に向けての動きが出て来ていますが、文末のアイスランドがイギリスに対して、“バイキング連合に参加しないか”と呼びかけたというのは、面白いと思いました。
世界の豊かさは、多様性があってこそ成り立つものです。グローバリズムによって、世界が一握りの支配者と圧倒的多数の奴隷に2極化し、奴隷たちは健康を蝕むファーストフードが与えられ、世界中のどこでもマクドナルド、ケンタッキー・フライド・チキン、ミスタードーナツというのは、悲惨です。
こうしたファーストフードは、私の中では食べ物ではありません。豊かさとは対極にあるもので、“餌”あるいは“残飯”という概念に近いものではないかと思います。
互いの違いを理解し合ってこそ、豊かな世界があると思います。この世界は、どうも“理解”するのではなく、“支配”することを目的とした者たちによって、これまで牛耳られて来たようです。今、それが転換しつつあります。
追伸
コメントを見た編集長から、プラウザではなく、“「ブラウザ」ではないでしょうか?”という指摘がありました。