サウジアラビアによるイエメンの追悼式典に対する空爆とシリアの人道支援車列への攻撃の違いに混乱する米国務省報道官 

竹下雅敏氏からの情報です。
 アメリカにもまともな記者が居るようで、サウジアラビアが主導する連合軍が、イエメンの首都で行われていた葬儀を空爆した事件を尋ねました。記者は、イエメンでのサウジアラビアによる空爆と、ロシアのせいにされている人道支援車列への攻撃の違いを尋ねたようです。
 報道官は混乱したようで、しばらく考えた後、サウジアラビアの場合は誤爆だったのに対し、ロシアの人道支援車列への攻撃は意図的なものだと述べたということです。
 事実は真逆で、サウジアラビアの空爆が意図的なもので、ロシアの攻撃はアメリカの偽旗作戦であり、ロシア軍はこのような攻撃を行っていません。アメリカが停戦協定を破り、シリア政府軍を攻撃したことに対する非難から目をそらせるために、自ら国連の人道支援車列を破壊し、それをロシアのせいにしました。
 アメリカというのは、このように平気で嘘つく悪の帝国なのです。今、スプートニクやウィキリークスのような、事実を報ずる所が多くの人に見られているため、彼らは窮地に陥っています。闇の活動は、真実の光が当たると消滅します。彼らが滅びるのは、時間の問題です。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ジャーナリスト、シリアに関する質問で米国務省報道官を窮地に立たせる(動画)
転載元)
米国務省報道官ジョン・カービー氏はAP通信の記者マット・リー氏の尋ねたシリアとイエメンに関する質問に対し、返答に窮した。インディペンデントが伝えた。

水曜のブリーフィングで記者は報道官に対し、140人が死亡したイエメンの追悼式典での最近の空爆について尋ねた。イエメンのフーシ派蜂起勢力はサウジアラビア率いる有志連合をこの件につき非難している。

米国大統領府はこうした件と、当局がシリア、特にアレッポで、ロシア、シリア、イランを非難しているようなこととの間に差異を見出しているのかどうか気になる」と記者。
報道官は明らか混乱をきたし、「何らかの違いはあると思う」と述べた。

報道官はしばし考えた後、サウジ当局は公に事件の調査を発表した、と述べた。その点シリアではすべてが異なっており、シリア政府軍とロシア軍は「意図的に」民間の目標を爆撃し、調査するつもりはない、と報道官。

記者は対して、ロシアはシリアの人道支援車列への攻撃の責任者を見つけるよう呼びかけている、と指摘。
報道官は、ロシアはサウジほど「明らかに」それを行ってはいない、と述べた。



記者はまた、米国がシリアの場合には攻撃が「意図的に」行われたことを強調しながら、サウジの場合にはそうしていない、と主張。報道官はそのような発言はしていないと反論した。

報道官はサウジのイエメン爆撃は自己防衛を理由としていたとして正当性を主張した。イランがイエメンの蜂起勢力に供給するミサイルがサウジアラビアを脅かしているのだという。記者は、その論理で言えば米国がサウジやその連合におけるパートナーに供給した武器がイエメン市民を脅かしている、と述べた。


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サウジアラビアがイエメン民間人殺害を密かに認める
転載元)


ある報告によりますと、サウジアラビアは連合軍の戦闘機1機が、イエメンの首都サヌアでの葬儀に対して空爆を行ったことを密かに認めています。

8日土曜、サウジの戦闘機は、イエメンの首都で行われていた葬儀を攻撃し、この中で少なくとも140人が死亡しました。その多くは民間人でした。この攻撃の中ではまた、500人以上が負傷し、サウジアラビアが主導する連合軍がイエメン攻撃で行った最大の犯罪のひとつとなりました。

BBCは11日火曜、「サウジアラビアは自らが主導する連合軍の戦闘機がこの攻撃に関わったことを密かに認めた」と報じました。

この報告では、サウジアラビアはこの攻撃と救援隊を標的にした二回目の攻撃に関する調査への参加を求めたイギリスの要請に同意したとされています。

こうした中、イギリスは2015年3月から開始されたイエメン攻撃におけるサウジの支持国として、これまで、サウジアラビアに兵器を売却している最大の国となっています。

8日のサウジアラビアによる攻撃は、国際的な非難を引き起こしました。イギリス政府も異例の措置として、攻撃の調査に参加することを要請しました。

こうした中、人権団体は、最近の攻撃に関する完全に独立した調査の実施を求めています。これに対してサウジアラビアは、この攻撃の調査の責任を負おうとしています。サウジ当局は、この調査は何ヶ月もかかる可能性があると表明しています。

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