竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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新たな制裁戦争:イランには米国に対して何があるのか?
転載元)
Sputnik 17/2/4
イランは米国による対イラン制裁の拡大は違法であると指摘し、米国の複数の個人や団体に対して報復制限を発動すると約束した。ロイター通信がイランのテレビ局の情報を引用して伝えた。
イラン外務省は米国による新たな対イラン制裁について、イランの核合意に関する米国の義務や国連決議と矛盾していると指摘した。
イラン外務省の声明の中では、次のように述べられている-
「イランは米国による制裁への報復として、地域のテロ組織を支援し、テロ組織に資金提供している米国の複数の個人および団体に制限を発動する。」
先にフリン国家安全保障担当米大統領補佐官は、米国の利益を損ねるイランの行動を米国はこれ以上許容しないと発表した。
イラン外務省は米国による新たな対イラン制裁について、イランの核合意に関する米国の義務や国連決議と矛盾していると指摘した。
イラン外務省の声明の中では、次のように述べられている-
「イランは米国による制裁への報復として、地域のテロ組織を支援し、テロ組織に資金提供している米国の複数の個人および団体に制限を発動する。」
先にフリン国家安全保障担当米大統領補佐官は、米国の利益を損ねるイランの行動を米国はこれ以上許容しないと発表した。
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イランの挑発「容認しない」=対決姿勢鮮明に-米補佐官
引用元)
時事ドットコム 17/2/4
【ワシントン時事】フリン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は3日、対イラン追加制裁に関して声明を出し、「トランプ政権はこれ以上、われわれの国益を脅かすイランの挑発を容認しない」と激しく非難した。(中略)... フリン氏は、「イランは世界一のテロ支援国家で、中東を不安定化させる活動に関与し、支援している」と強調。(中略)... 「国際社会はイランの悪質な行動に寛容過ぎる」と主張。(以下略)
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テロ支援国をサウジでなくイランだとマティス国防長官が口にできたところにトランプ政権の弱点
引用元)
櫻井ジャーナル 17/2/5
アメリカのジェームズ・マティス国防長官は東京で開かれた記者会見で、イランを「最大のテロリズム支援国家」と表現したようだ。バラク・オバマやヒラリー・クリントンに匹敵するほどのデマゴーグと言える。アル・カイダ系武装集団やそこから派生したダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)に資金を提供しているのはサウジアラビアを中心とするペルシャ湾岸産油国だということはアメリカの政治家や軍人も認めていることだ。
(中略)...
マイケル・フリン元DIA局長は2015年8月、アル・ジャジーラの番組へ出演した際にダーイッシュが勢力を拡大できたのはバラク・オバマ政権の政策があったからだと指摘している。
言うまでもなくフリンはドナルド・トランプ大統領の安全保障担当補佐官だが、DIA局長だった2012年8月にDIAが政府へ提出した文書には、シリアの反政府軍がサラフ主義者、ムスリム同胞団、そしてアル・カイダ系武装集団のAQIを主力としていると報告、西側、ペルシャ湾岸諸国、そしてトルコの支援を受けているとも指摘していた。
(以下略)
(中略)...
マイケル・フリン元DIA局長は2015年8月、アル・ジャジーラの番組へ出演した際にダーイッシュが勢力を拡大できたのはバラク・オバマ政権の政策があったからだと指摘している。
言うまでもなくフリンはドナルド・トランプ大統領の安全保障担当補佐官だが、DIA局長だった2012年8月にDIAが政府へ提出した文書には、シリアの反政府軍がサラフ主義者、ムスリム同胞団、そしてアル・カイダ系武装集団のAQIを主力としていると報告、西側、ペルシャ湾岸諸国、そしてトルコの支援を受けているとも指摘していた。
(以下略)
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ロシアが、核合意に反する行為でアメリカに警告
転載元)
Pars Today 17/2/3
ロシア外務省が、アメリカ政府の核合意に反するあらゆる行為に警告を発しました。
イルナー通信によりますと、ロシア外務省は2日木曜、声明を発表し、イランに対する新たな制裁行使の結果について警告を発すると共に、「ロシアは核合意に反するあらゆる行為を控えるよう求める」と表明しました。
ロシア外務省はこの声明の中で、アメリカで提示されているイランに対する新たな制裁行使の可能性に対し、「アメリカ政府の一方的な制裁は、イランと6カ国の核合意の実行の流れに深刻な障害を作り出す可能性がある」と強調しました。
EUもアメリカに対し、核合意の実行の流れに注目し、あらゆる妨害行為を控えるよう求めました。
アメリカのトランプ大統領は以前、大統領に就任したら核合意を破棄すると主張していました。
こうした中、イランはアメリカとは異なり、常に核合意の取り決めを履行しています。
イルナー通信によりますと、ロシア外務省は2日木曜、声明を発表し、イランに対する新たな制裁行使の結果について警告を発すると共に、「ロシアは核合意に反するあらゆる行為を控えるよう求める」と表明しました。
ロシア外務省はこの声明の中で、アメリカで提示されているイランに対する新たな制裁行使の可能性に対し、「アメリカ政府の一方的な制裁は、イランと6カ国の核合意の実行の流れに深刻な障害を作り出す可能性がある」と強調しました。
EUもアメリカに対し、核合意の実行の流れに注目し、あらゆる妨害行為を控えるよう求めました。
アメリカのトランプ大統領は以前、大統領に就任したら核合意を破棄すると主張していました。
こうした中、イランはアメリカとは異なり、常に核合意の取り決めを履行しています。
制裁の理由の1つとして、マティス米国防長官はイランを“最大のテロリズム支援国家”だと述べ、マイケル・フリン米大統領補佐官は、“トランプ政権はこれ以上…イランの挑発を容認しない”と強く非難しています。フリン氏もマティス長官と同様に、“イランは世界一のテロ支援国家”だと言っています。
しかし、桜井ジャーナルにもあるように、これは、“バラク・オバマやヒラリー・クリントンに匹敵するほどのデマゴーグ”です。記事にあるように、フリン氏自身が過去に、テロリストたちはオバマ政権の政策の結果だと発言しています。こうなると、この好戦的な連中の発言の意図は何なのかが気になります。
イランは報復の制裁を発動するとのことで、“新たな制裁戦争”になるのは間違いありません。こうした過激な発言が、現在アメリカで起こっているカラー革命を阻止するために、ユダヤロビーを味方につけておきたいという意図で行われているだけなら理解出来るのですが、それだけとは思えません。