17/8/15 フルフォード情報英語版:米国の北朝鮮への脅しが破産交渉と世界の再起動に繋がる

 8/17 時事ブログの解説を踏まえ、今回のレポートのトピックは、やはり「北朝鮮は第三次世界大戦に発展しない」ということでしょう。米国の中国への経済制裁が、大局的に有効なカードでないことも納得です。
 ペンタゴン(米)とロシア、中国が三国同盟を形成し、今後の動向を主導するようです。混乱が伝えられるベネズエラにどのような影響があるか気になるところです。
 非難轟々の渦中のトランプ大統領ですが、実のところDCでの「全面戦争の準備が整った」というレポートは、8/19 時事ブログの解説で太鼓判。
 さて、カナダは本当にアメリカをお買い上げ?
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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米国の北朝鮮への脅しが破産交渉と世界の再起動に繋がる
投稿者:フルフォード


読者へ:時差により、今週のリポートは北米東部時間の月曜夕方に掲載する。

訳者追記
【※フルフォード英文リポートは毎週月曜日に更新されるのですが、今週は日本時間での月曜日中には投稿されていませんでした。】



表面上は足踏み状態:北朝鮮は発火点にならない


この夏、世界の動向は足踏み状態に陥ってしまったが、我々が立ち上がればこの秋には大きなパラダイム・シフトを引き起こすことも可能だ。


足踏み状態とは以下のことだ:
今年5月1日に借金の支払いで債務不履行になった株式会社アメリカ合衆国は、債権者達との交渉戦術として、北朝鮮に対する戦争をちらつかせている。


その主要な債権者である中国は、北朝鮮が一方的に攻撃されれば擁護することを約束し、株式会社のはったりだと非難している。同時に、中国はインドとの国境沿いで限定的軍事行動を演出することで、戦になれば人口13億の国を数箇月で乗っ取るだけの技術力があるのだとアメリカ勢に釘を刺している。

中国は北朝鮮から先制攻撃を仕掛ければ、あの国を擁護しないとも宣言している。

それに加えて、ペンタゴン【※アメリカ国防総省】とロシア連邦保安庁は、イスラエルに対し、もし彼らが自身の潜水艦の一つから発射した核ミサイルを北朝鮮がやったように見せかけたりすれば、イスラエルが攻撃されることになると通告した。ペンタゴンとロシア連邦保安庁筋の情報である。

これがハザールマフィアが第三次世界大戦を始めようとするあらゆる試みを効果的に袋小路へと追い込んだ。何故ならばそのような如何なる試みも、影響を受けるのは彼らだけだからだ。最早彼らに我々を騙して戦争を開始させる力はない。

どちらにせよ、アメリカ軍が中国と全面戦争になった場合の無数のシナリオを検討したものの、結果は常に同じで、人類の9割が死滅し、北半球が居住不可能となる。中国はこの点を充分理解しているのだ。つまり以上の戦争云々の話は、どれも机上で拳を振り上げているに過ぎないということなのだろう。よって状況は膠着しているかのように見える。


pixabay[CC0]




実際の動向:負債国アメリカの脅し


しかしながら、【実は】これは膠着状態ではない。トランプ政権内のハザール派閥は、自分たちの戦争話がどうにも進展しないことに気が付いて、今や中国からアメリカへの輸入品を打ち切ろうと画策している。要するにアメリカの諜報機関界隈において耳にする、「こちらが買ってやらなければ、向こうは死ぬ」という古い手だ。

だが中国からしてみれば、過去40年にも渡って支払いをクレジットカードで済ませ、しかもそのカードの決済が不可能とくれば、そんな顧客はいなくなってくれた方が有り難いに違いない。借金の踏み倒し人からは誰も得ることがないのだ。特にそれが241年存在した中で220年もの間戦争状態に陥っている米国のような犯罪者レベルの踏み倒し人であれば。

万が一、アメリカが関税と貿易障壁を使って中国からの輸入品を打ち切り、中国の対米貿易黒字を終わらせようなぞと本気で決行すれば、数多の三次的影響が起こる上に、その大半は米国にとって非常にまずい展開となるだろう。簡単に言うと、米国がもしそんなことをしでかせば、国内の生活水準は急激に低下し、国際貿易の場ではパーリア【※南部インドの最下層民】となってしまう。


米国債の凋落と似非ジャーナリスト


米国政権は世界各地における反社会的行動により、多くの信用と同盟国を失ってしまった。イタリアのジャンク債の方が今や米国債よりも高い値をつけているという事実がその表徴だ。
http://www.zerohedge.com/news/2017-08-10/italian-junk-bonds-yield-less-treasurys-insanity-bond-market-4-charts

よく考えてみて欲しい。第二次世界大戦以来、米国債は世界で最も安全な金の避難先と見做されてきたのだ。それが今では同じく破産国家であるイタリアの、民間部門の会社が発行するようなジャンク債よりも危ないと市場に判断されているのだ。

イギリスの複数の金融機構は、自身の借金を買い戻してはそれを外国(ベルギーやアイルランド等)がやったように見せかけ、国内の金融市場は全く問題ないように偽装するという、株式会社アメリカ政府の戦略を間接的に露呈させてしまった。

どういうことかというと、ファイナンシャル・タイムズの自白だ。第一世界大戦の英国債について103年前の当時、買い手はほぼ皆無だったのに、債券発行の申し込み数が募集枠を超えたと報道して嘘を吐いたのだ。
http://www.zerohedge.com/news/2017-08-08/none-it-was-true-103-years-later-ft-admits-it-lied-and-colluded-bank-england

pixabay[CC0]



私が企業メディアの金融ジャーナリストだった頃、しばしば上司たちから「市場心理を持ち上げるため」にこういう類の嘘を後押しするよう言われたものだ。つまり自分たちは客観的な取材記者ではなくチアリーダーになれと教えられたのだ。

昨今、米国の企業メディアの益々多くの人間が、上司連中のアジェンダを暴露するために自らの記者生命を危険にさらしている。例えば、NBC局のブライアン・ウィリアムズが「北朝鮮関連で人々を死ぬほど怖がらせることが私たちの仕事です」とゴールデンタイムの番組内で認めてしまった。
http://www.zerohedge.com/news/2017-08-09/nbcs-brian-williams-our-job-scare-people-death-over-north-korea

こういった恐怖の扇動が意図しているのは、投資家に「安全な避難先」としての米国債へ向かわせることなのだが、上手くは行っていない。


ハザール一掃:対象は下位レベルの職員へ


それどころか、米国内のハザール的暴民政治の最後の名残を全て排除せんとする計画が依然として続行している。ペンタゴン筋によると、「情報漏洩者でポール・ライアンと手を結んでいるラインス・プリーバスをクビにし、トランプは(ワシントン)DCの沼での全面戦争の準備が整った」。

この沼地から悪魔崇拝者のハザールどもを除去している証しは他にも沢山ある、と同筋は言っていた。クリントン一家やジョン・マケインといったハザールの上位の腰巾着が取り除かれた今、下位レベルの職員が解雇されていっているのだ。

何しろ「イスラエルの売春婦ニッキー・ヘイリー国連大使に附いていたトップの補佐官二人がクビになり、彼女もその後に続くかもしれない」と同筋が指摘していた。

更には、「ジョン・ケリーがホワイトハウスの首席補佐官になり、イラン問題におけるタカ派で(デヴィッド・)ペトレイアス(大将)一味のデレク・ハーヴェイが国家安全保障会議をクビになった」と述べているのもペンタゴン筋だ。

加えて、「ケリーが引き継いでから、NSCの情報活動ディレクターでモサドのエズラ・コーエン=ワトニックもクビになった。国の安全保障を脅かし、イランとの取引に反対したためだ」とも同筋は指摘している。

他にもイスラエルへ赴いたり、あのならず者国家と繋がりのある職員がいれば、クビにされるだろうと彼らは語っていた。

トランプの義理の息子ジャレッド・クシュナーのせいで、エズラとその仲間は以前であれば解雇不可能だったとも、同筋は言っていた。しかしながら「クシュナー自身が、【機密情報や立ち入り制限のある場所への】アクセス権限をケリーによって取り消されることになるかもしれない」とも付け足していた。

クシュナーが中東で無駄骨を折らせられているのは、彼の仲裁役としての無能さを見せつけるためだと、同筋が言っている。


三国同盟:米ペンタゴン、ロシア、中国


ハザール支配を差し替えるため、ペンタゴンとロシアと中国勢は大きな三国同盟を形成したという点で、三陣営全てが同意している。

これはベネズエラで見てとれる。国内の石油産業で大きな取り分をロシアに渡し、事実上ロシアの保護下に入った国だ。これはアメリカ軍の承諾なしには起こり得なかった。つまり、ベネズエラと戦争をするというハザールの計画は、北朝鮮と戦争をするという彼らの計画同様、阻まれたのだ。

三大国は朝鮮半島の和平も推進している。北と南を繋ぐ鉄道を設置し、10兆ドルを超える価値を有する北朝鮮の鉱物を利用可能とするためだと、同筋は語っている。

アフガニスタンの紛争終結に向けても大きな圧力が掛けられている。あの国の鉱物資源が人々の生活向上のために活用されるようになるためだ。


株式会社アメリカを買収?


カナダ政府筋によると、カナダと北朝鮮の間で高官レベルの交渉が現在進行中である。株式会社アメリカ政府のレバレッジド・バイアウトを融資するという東洋の秘密結社の申し出を北朝鮮がカナダ側に伝えてきたと、交渉に近い筋は語っている。有能な民主的政府が統轄する、統一北アメリカの構想をアメリカ軍や諜報機関界隈の善良な人々も支持している。

訳者追記
【※レバレッジド・バイアウトとは:
買収する相手企業の資産などを担保にして買収を行うこと。元手が少なくても買収できる上に、債務の返済は買収先に押し付けられるという面で、買い手側のリスクが少ない。】



集団瞑想


最後になるが、数多の団体が8月21日の日食の間、集団瞑想を行なうことを呼び掛けている。実のところ、現在展開されているハイブリット戦争は、人類が将来何をするかを決める心理プロセスの支配権を巡るものなので、ポジティブな団体の思考集会が実際に助けになるかもしれない。

瞑想をするのに、ヒンズー教徒や仏教徒になる必要はない。そうではなく、どのような惑星に住みたいのか、そして自分たちがそれを実現させるために個々何を貢献出来るのか、心に思い描く時間を設ければよいのだ。

これまで、我々の惑星は恐怖と戦争を引き起こす者どもによって支配されてきた。彼らは「異端者・イスラム教徒・共産主義者・アルカイダ・ロシア・ISIS・中国・北朝鮮などなど」を我々は恐れ、戦わなければならないと喧伝しては、我々をいい様に操ってきたのだ。

そうではなく、「この惑星を全ての人にとっての楽園へと変えるため、どうすれば互いに助け合えるだろうか」という考えに立脚した、ポジティブな展望へとシフトする準備が今や整っている。

この秋、9月30日の株式会社アメリカ政府の債務期限が近付くにつれ、我々はこれを現実のものとすることが可能となるだろう。DCの泥を排水するときが来た。その後は、P2フリーメーソンの黒い太陽を崇拝する、奴らの御主人様を追求するのだ。

夏の終わりの数週間でしっかりと休養を取り、忙しくなる秋に備えて頂きたい。我々の手で始めたことを終わらせようではないか。

pixabay[CC0]




註:【 】内は訳者の解説部分です。また訳文は日本語での読み易さを優先して、見出しを加えており、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。

翻訳:Yutika


※見出し・画像は編集者によるものです。

お願い
フルフォード氏本人から快く許可をいただき、英語版レポートをシャンティ・フーラで翻訳して転載させていただいております。ただ、フルフォード氏の活動を支えるためにも有料の日本語版メルマガを購読して応援してもらえると有難いです。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

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