注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
————————————————————————
山口敬之氏からのレイプ被害を訴える詩織さんが真相究明を求め、東京地裁に提訴!検察審査会では「不起訴相当」決定の間に不可解な動きが…
どんなにゅーす?
・「安倍総理の代弁者」との異名を持つ、元TBSのジャーナリスト山口敬之氏によるレイプ被害と逮捕揉み消しを訴えている詩織さんが、真相究明と損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。
・また、彼女が検察による山口氏への不起訴を不服として検察審査会に審査を求め、その後に「不起訴相当」の判断が出されたものの、そのプロセスの中で不可解な流れがあったことを週刊新潮や日刊ゲンダイが報じている。
・「安倍総理の代弁者」との異名を持つ、元TBSのジャーナリスト山口敬之氏によるレイプ被害と逮捕揉み消しを訴えている詩織さんが、真相究明と損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。
・また、彼女が検察による山口氏への不起訴を不服として検察審査会に審査を求め、その後に「不起訴相当」の判断が出されたものの、そのプロセスの中で不可解な流れがあったことを週刊新潮や日刊ゲンダイが報じている。
<詩織さん>真相究明求め民事訴訟へ 東京地裁に提訴
元TBS記者の50代男性ジャーナリストから、性的暴行を受けたと訴えるフリージャーナリストの詩織さん(28)=姓は非公表=が29日、真相究明などを求めて東京地裁に民事訴訟を起こしたことを明かした。提訴は28日付。
詩織さんは準強姦(ごうかん)容疑で警視庁に被害届を出したが、東京地検は不起訴処分にした。検察審査会に審査を求めたが、検察審は21日付で「不起訴相当」と議決した。詩織さんはこれを受け、男性を相手取って提訴した。訴訟では、精神的慰謝料などとして総額1000万円の損害賠償も求める。
(以下略) 【坂根真理、巽賢司】
【Yahoo!ニュース(毎日新聞) 2017.9.29.】
元TBS記者の50代男性ジャーナリストから、性的暴行を受けたと訴えるフリージャーナリストの詩織さん(28)=姓は非公表=が29日、真相究明などを求めて東京地裁に民事訴訟を起こしたことを明かした。提訴は28日付。
詩織さんは準強姦(ごうかん)容疑で警視庁に被害届を出したが、東京地検は不起訴処分にした。検察審査会に審査を求めたが、検察審は21日付で「不起訴相当」と議決した。詩織さんはこれを受け、男性を相手取って提訴した。訴訟では、精神的慰謝料などとして総額1000万円の損害賠償も求める。
(以下略) 【坂根真理、巽賢司】
【Yahoo!ニュース(毎日新聞) 2017.9.29.】
「詩織さん」準強姦を不問に付した検察審査会 「不起訴相当」までの奇怪な経緯
(中略)
詩織さんの代理人弁護士が言う。
「7月18日頃、第六審査会の伊藤事務局長から、追加の証拠の提出時期を確認されました。詩織さんの陳述書がまだでしたので、“その週のうちに”と回答したのですが」
(中略) 「事務局長から“証拠を追加のうえでの議決を希望されますよね?”と聞かれ、当方が“当然希望します”と述べたところ、“こちらにも都合がありまして”と言われたのです」
証拠が揃ってもいないのに判決を下していいですかと裁判官が聞くような行状である。また審査に関しては、審査員が希望すれば付くはずの補助役の弁護士はいなかった。郷原信郎弁護士の解説によれば、
「審査会事務局が提案しない限り、検察官とは異なった立場の法律の専門家の意見を聞くということにはならないのだろうと思います。補助弁護人が選任されていないということは、“法的に起訴すべきだった”という方向において、専門家の意見は反映されていないことを意味しています」
【Yahoo!ニュース(デイリー新潮) 2017.9.27.】
(中略)
詩織さんの代理人弁護士が言う。
「7月18日頃、第六審査会の伊藤事務局長から、追加の証拠の提出時期を確認されました。詩織さんの陳述書がまだでしたので、“その週のうちに”と回答したのですが」
(中略) 「事務局長から“証拠を追加のうえでの議決を希望されますよね?”と聞かれ、当方が“当然希望します”と述べたところ、“こちらにも都合がありまして”と言われたのです」
証拠が揃ってもいないのに判決を下していいですかと裁判官が聞くような行状である。また審査に関しては、審査員が希望すれば付くはずの補助役の弁護士はいなかった。郷原信郎弁護士の解説によれば、
「審査会事務局が提案しない限り、検察官とは異なった立場の法律の専門家の意見を聞くということにはならないのだろうと思います。補助弁護人が選任されていないということは、“法的に起訴すべきだった”という方向において、専門家の意見は反映されていないことを意味しています」
【Yahoo!ニュース(デイリー新潮) 2017.9.27.】
詩織さん準強姦容疑事件 検察審「不起訴相当」の不可解
■なぜ審査補助員はいなかったのか?
注目すべきは、議決書の作成を補助した審査補助員の弁護士名がないことだ。一般市民から選ばれる検察審の審査員はほとんどが法律のシロウトだ。そのため、多くの検察審査会では、中立的な立場から法令の解釈や説明、問題点を整理する弁護士を審査補助員に選任(委嘱)している。
(中略)検察審制度に詳しい山下幸夫弁護士はこう言う。
「慎重審査が必要であるからこそ、審査補助員の弁護士を選任するべきだったでしょう。(準強姦容疑という)事件を考えれば、男女比の構成も重要です。いずれにしても、(審査に至った)審議時間などの客観的データを示すべきだと思います」
(以下略)
【日刊ゲンダイ 2017.9.26.】
■なぜ審査補助員はいなかったのか?
注目すべきは、議決書の作成を補助した審査補助員の弁護士名がないことだ。一般市民から選ばれる検察審の審査員はほとんどが法律のシロウトだ。そのため、多くの検察審査会では、中立的な立場から法令の解釈や説明、問題点を整理する弁護士を審査補助員に選任(委嘱)している。
(中略)検察審制度に詳しい山下幸夫弁護士はこう言う。
「慎重審査が必要であるからこそ、審査補助員の弁護士を選任するべきだったでしょう。(準強姦容疑という)事件を考えれば、男女比の構成も重要です。いずれにしても、(審査に至った)審議時間などの客観的データを示すべきだと思います」
(以下略)
【日刊ゲンダイ 2017.9.26.】
詩織さんの訴えに対して、検察審査会が不起訴相当の議決をしたと報じられていたので、どういう理由なのか見に行ったけど、議決書はペラ一枚で、理由らしい理由も書かれておらず……。審査補助員の弁護士も就かなかったみたいだ。 pic.twitter.com/WmJ37hZCzs
— Shoko Egawa (@amneris84) 2017年9月23日
詩織さんの検察審査会不起訴相当は、この国の司法制度がまともに機能していないことから考えれば予想の範囲内だったけど、この結果を元に新潮が報じたことすら否定するように被害者をバッシングする意見が散見されるので、二重に罪作りだなと思うね。https://t.co/B16frR5Li9
— 津田大介 (@tsuda) 2017年9月23日
(中略)詩織さん事件。検察審査会の結果は「やはり」としか思わない。日本の司法に対する絶望感はこれまで取材したとおりだ。しかし腐れ司法と、事実を伝える事は別物だ。報道は重大な疑惑や反社会的行為を伝えることも使命だからだ。被疑者が取調を受け、逮捕状が発布され、書類送検されたのは事実だ。 https://t.co/LRwygxsFWa
— 清水 潔 (@NOSUKE0607) 2017年9月24日
(中略)元TBS記者にレイプされたと訴える「詩織」さんは、証拠を揃え、民事で訴える準備を進めているそうだ。「週刊新潮」のインタビューにそう答えている。
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2017年9月27日
この事件がこのまま闇の中なら、日本は法治国家という看板を下ろすしかない状況になる。非自民非安倍陣営はこの問題も選挙戦でとりあげるべきだ、捜査当局の権力乱用を見過ごしたら国は成り立たない。政権交代が情報公開。#オプエドhttps://t.co/5JWAJH1zEl
— 徳邑(tokumura,元自衛官) (@tokumura711) 2017年9月26日
切に真相究明を求め続ける詩織さんが、改めて強い決意の元に東京地裁に民事訴訟を起こす!
(中略)検察審査会によって、山口敬之氏の起訴の可能性を完全に潰されてしまった詩織さんが、切なる真相究明を求め、東京地裁に民事訴訟を起こしました。どうやら、検察審査会で「不起訴相当」が出るプロセスの中でも、不可解な点がいくつかあったみたいですね。
デイリー新潮によると、詩織さんが証拠を準備している最中に当初の予定を大幅に早めて、一方的に結論を出す動きが見られたのと、審査を補助する弁護士がついていなかったという事実が分かってきたようだ。
以前から紹介してきたように、検察側にも安倍政権に近い人間(「官邸の代理人」と言われる黒川弘務氏)が入り込んでおり、彼が甘利事件の際にも特捜の捜査を潰したことが言われているけど、今回もそうした検察内の「安倍人脈」が使われた可能性があるし、詩織さんの意向と真相究明の動きを潰し、なおかつ山口敬之氏本人と逮捕揉み消しにかかわった警察官僚の中村格氏を守るべく、相当歪んだ審査が行なわれた可能性はありそうだ。
今回のデイリー新潮の記事のヤフーコメントを見ると、相変わらず、詩織さんに対して「反日勢力がバックについている」やら「ハニートラップだ」やらと、あれこれ彼女の悪印象を振りまく”役割”を請け負ったネット工作員と思われるコメントがたくさん並んでいたし、やはり、権力側の当事者のたちはこの問題を多くの人が関心を持っていくことを相当嫌がっているようだ。
詩織さんによると、ホテル側などとも連携しながら(監視カメラの映像などの)物証を改めて用意していくとのことけど、こうした作業も(信頼できる人と協力しながら)相当注意しながら慎重に進めていった方がいいだろう。
場合によってはあの手この手で物証を持っている関係者や証言者が潰される危険性があるからね。
(以下略)
現政権は、この事件を徹底的に葬りたいようで、検察審査会にも露骨な介入をしたようです。審査員は一般市民からなるため、多くの場合、法的な問題点を整理するための弁護士が審査補助員としてつくようです。
ところが今回は、審査補助員の選任はなく、その上、スケジュールを繰り上げて、詩織さん側の証拠が提出される前に、判断を出してしまいました。しかも、出された議決書には理由らしいものはなく、ただ「不起訴相当」。どう見ても法的な判断をしていません。安倍人脈による安倍人脈を守る犯罪行為がまた一つ。
「指示した者、また指示するように圧力をかけた者」に対しても、正しい裁きを受けさせるには、、まずは選挙か。