安倍陣営が前代未聞の取材拒否~避けたい、もりかけ問題

竹下雅敏氏からの情報です。
 あべぴょんの選挙区で、安倍陣営が報道陣の取材を拒否するという、“あまりにも前代未聞”の出来事が起こっているようです。もり・かけ問題を質問されることを、よほど避けたいのでしょう。その事は、冒頭のツイートの動画をご覧になると、昭恵夫人のひきつった笑顔から、容易に推測出来ます。
 取材拒否に対して、長周新聞では、“むしろ報道側の立場からすると取材するほどの内容はない”とボロクソに書かれていますが、記事のタイトルも秀逸で、今や安倍陣営は、もり・かけ隠しのために、金正恩の脅威を持ち出すしかないようです。
 街頭演説でも、批判されることを恐れて、強面の人物が反対者を恫喝する有様です。
 希望の党は急速に支持を失ってしまい、立憲民主党が逆に大きな支持を集めている背景には、“思い上がりと狭量さ”からくる「排除の論理」が、多くの国民に嫌われたためです。今回の件で小池百合子氏はかなり痛い目に会ったので、今後はその立ち位置を変えてくるかも知れません。
 大方の予想に反して、今でも私は、今回の選挙で安倍政権は敗北すると思っていますが、選挙の結果に関わらず、もり・かけ問題から、あべぴょんと加計孝太郎氏は逃れる術がないということを、早く悟った方が良いと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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金正恩と闘い始めた山口4区の安倍派
転載元)
 首相お膝元の衆院山口4区で、安倍陣営が選挙期間中に開いて回っている個人演説会への報道陣の取材を拒否すると地元記者クラブに伝達し、会場から閉め出していることが問題になっている。ネット上で「安倍昭恵をとり囲みましょう」という書き込みが出回っており、「危害が加えられる恐れがある」という理由だ。あまりにも前代未聞のため、記者クラブは取材拒否の撤回を求めているが、秘書レベルではどうにもならないのだろう。「上の判断なので…」と言うばかりでとりつく島もないようだ。あれだけ屈強なSP(護衛)の集団を引き連れて行脚しながら、いったい誰が安倍昭恵を襲うというのだろうか? 

 取材拒否というと、一般的には余程知られては困ることを話す場合や、気に入らない報道をするメディアへの制裁であったり、質問に応対する能力がない場合の逃亡手段として利用される。今回の場合、演説会の内容は外部に漏れて困るようなものは何一つなく、たいしたことはないのに拒否しているから驚かされる。演説会には安倍応援団の金美齢や加藤清隆があらわれ、安倍ヨイショを話して聞かせる程度で、地元政界関係者の応援演説といえば「北朝鮮がー!」の文句と「安倍先生しかいない!」のワンフレーズで、それ以上のボキャブラリーも内容も何もないのである。従って、拒否して隠すほどの内容ではないし、むしろ報道側の立場からすると取材するほどの内容はないということもできる。取材拒否の本当の理由は、恐らく会場に批判勢力が紛れ込んでモリカケを質問したり、声を上げられて弱り果てる様子を撮られることへの防御なのだろう。

 選挙は本来、批判的に見ている有権者であっても演説を聞くことがはばかられるものであってはならない。逆に考えの異なる相手にこそ訴えかけ、心を鷲づかみにして支持を取り付けるものだろう。陣営は自由に会場に足を運んでもらって演説を聞いてもらい、お願いする立場なはずだ。そこでは、取材拒否しなければならないような聞かれては困る演説をしなければよいだけであり、批判者にどう向きあうのかも含めて、陣営の姿勢が見極められるべきだ。ところが、安倍万歳以外はみな敵視して、何なら会場からつまみ出したり排除する、終いには「こんな人たち」呼ばわりするのだからどうしようもない。選んでもらう側が選んでいるという点に、この主客転倒の中心問題があるといえる。こうした排除の論理は「一強」の思い上がりと狭量さをあらわすものでもある。

 なお、選挙模様とかかわって思うのは、あの地元市議会議員や県議会議員たちの応援演説をどうにかせい! という点だ。4区の対立候補は金正恩かと思うほど、「北朝鮮がー!」「北朝鮮がー!」を連呼し、「安倍先生、こんな感じでしょ?」の機嫌とりをやっている姿は見ていて痛いものがある。ここぞとばかりに金正恩を引っ張り出して、思いっきりミサイルの恩恵を被ろうとしているように見えて仕方がないのである。

 4区で安倍派はいったい誰とたたかっているのだろうか?       吉田充春
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配信元)



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