花粉症に効く杉・檜茶
杉花粉症が、杉の葉を煎じて飲んでいたら治った、という人から話を聞いたことがあります。インターネットでも同じような話を紹介されています。
花粉が飛んでも花粉症にならない人もいるのは、花粉症の原因が花粉にあるのではなく、水、空気、土、食品など多くが化学物質で汚染され、化学物質過敏症が根本的な原因なのではないかと思います。花粉症の症状は風邪と同じように、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどですが、それって「風邪の効用」で知られる排毒作用なのかもしれません。
抗生物質などの化学物質たっぷりの飼料を与えられた鶏の卵、ホストハーベストや農薬などの化学物質を含んだ大豆、小麦、飼料の化学物質だけでなくもともと異種タンパクで人間には毒の牛乳などのアレルゲンの多くと、花粉は同じアレルゲンとして捉えるのは間違いではないかと思うのです。
杉の樹脂や精油には消炎作用や血液の循環を良くする働きがあり、杉などのエキスをいただいて、体質改善、免疫力を高めることで花粉症を改善できるのかもしれません。もちろん化学物質を取り込まないようにすることが一番ですが、むしろ花粉症は排毒を促す症状で、抑え込まないほうが良く、花粉症になる植物の、薬効のあるものを積極的にいただいて、早く排毒したほうが良いのではないかと思います。
ただし、好転反応で一時症状が悪化する可能性があり、漢方薬などでは好転反応は良く知られていますが、実際に飲み始めて数日で症状が悪化した後、急速に治った経験があります。
花粉症の原因となる植物は約50種類もあるといいます。ブタクサはキク科で毒草ではないのですが、風媒花で花粉が飛びます。同じキク科でブタクサと間違われるセイタカアワダチソウは虫媒介で花粉は飛びません。風媒花の植物が花粉症・・・排毒作用の鼻水などを誘発するのですが、それは化学物質で汚染された身体を浄化しようとしているのかもしれません。特にミツバチも食べる花粉は栄養価や薬効が高く、花粉をなめていただくのも良さそうです。
我が家では、花粉症ではないのですが、予防にもなるので、椿などと一緒に杉を一枝ずつ入れて野草茶を沸かしています。違和感なく美味しくいただいています。花粉症の方は少し濃いめに煎じた方が良さそうです。(参考:森のエキスで花粉症、現代病対策~ヒノキ茶の作り方)
ちなみに、杉は日本固有の木で、全国の特色ある種類は約300種もあるそうです。また、日本海側をウラスギ、太平洋側をオモテスギというわけ方もされています。
古来より杉は建材をはじめ、箸や桶、船に至るまでいろいろな用途に利用されて来ています。例えば、痩せた土壌で育ち、緻密で脂分の多い屋久杉、船の材になる宮崎県の飫肥杉(オビスギ)など、それぞれの地域で特徴ある杉が育っています。
(参考:杉と日本人のつながりについて)
檜も日本と台湾に生育する固有種で、腐食しない優れた材として、建材、お風呂、日用品などに利用されています。
また、ヒノキチオールやフィトンチットなどの有効成分があり、殺菌、消炎、血行促進、アトピー、皮膚病、自律神経の正常化、虫歯予防、入浴剤、アロマオイル等に使われています。(参考:ヒノキの効用)
檜も杉と同じようにお茶にでき、花粉症にも効果があるようです。檜によく似た仲間にサワラやアスナロなどの木があります。
ところで、大雪大丈夫でしたか?植林の杉などが雪で何本も折れていました。隣町など電線が切れて停電した地域もあるようです。
電気の暖房に頼っている昨今、特にオール電化の家は一大事です。大雪で出かけることも出来ず、大変です。
我が家では雪かきもしないで、大豆のこなし(脱穀)をして過ごしました。昔は冬仕事に藁草鞋などを編んだりしていたんでしょうね。
自然賛歌