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ユダヤ問題のポイント(近・現代編) ― 第31話 ― ハルマゲドン(救世主降臨)計画(終話《前》)
自分以外を神とは認めないサナット・クマラ ~幾度もの転落

無論、表のシナリオも事実を拾っていった上での推測ではあったがね。

あの映像配信(宗教学講座257回)を見やした。最後部分は慄然としやした。
サナット・クマラとその配下の者たちは本当に上位の神々や宇宙全体を支配しようとし、それができると信じていたみたいでやすね。

彼は事実としてユダヤ教キリスト教イスラム教で唯一絶対の神として自らを拝ませていた。これは、自分以外は神だと絶対に認めないというサナット・クマラの信条だろ?
しかしサナット・クマラ自体が既に神から転落していたのだがね。

そして神からの転落? これには一体どういう経緯があったんで?

ホツマの神とは、日本で古来より祀られてきた天照大神や伊弉諾・伊弉冉尊、素戔嗚尊などだ。他の宗教で神とされる存在とはレベルが異なる。
ホツマの神の次が神霊で、エジプトで祀られる神々などだ。その次が人霊でマイトレーヤは人霊になる。
サナット・クマラは元々はホツマの神、それも非常に高い地位にあったようだ。しかしある事件を起こし神霊へと落とされている。


そしてサナット・クマラについては詳しく見ている余裕はないが、ハルマゲドン計画の裏バージョンもあるし、地球史にも関わる事なので少し見ていこう。


この情報はスミワタルタカキホシノヒメミコ様の通信で初めて公開されたものだが、約3500万年前、地上の人間への転生がホツマの神々で行われるようになっていた。その中、それに反抗するグループが出てきて反乱軍が組織された。
その指導者が当事高い地位にあったサナット・クマラで、その軍団長がサタナエルだったようだ。その反乱軍は天の軍団によって平定され、サナット・クマラの一味は、地獄と呼ばれるような霊空間に落ちていった。

Author:Gustave Doré [Public Domain]


確か『マイトレーヤの使命』では、サナット・クマラは1850万年前に金星から“降臨”と記されていたのでは? それが“たたき落とされた”? 一体どんな事件を起こしたので?
アダムとイブの天界追放の真相 ~創世記の蛇とは誰のことか?

Author:William Blake [Public Domain]



知恵の木の実は比喩で性交渉のことだ。そして蛇とはサナット・クマラのこと、つまりサナット・クマラがイブと性交渉を持ったことを意味する。
さて、ホツマの天帝は天照大神で実は男神だ。そしてイブは天照大神の妾になる予定の女性だったようだ。
またサナット・クマラは天照大神の息子の一名のようだ。天照大神が息子に女性を寝取られて激怒し、地上にたたき落とした。これがことの真相のようだ。
この際にサナット・クマラはホツマの神から神霊へと屈辱の格下げをされたようだ。

うーん、しかし、サナット・クマラが創世記の蛇なら、黙示録の「竜の正体は、悪魔ともサタンとも呼ばれる年経た蛇である」、これに完全に当たりやすね。何と!竜の正体はサナット・クマラだった?
でもミカエル率いる天の軍により地にたたき落とされた?

ミカエル率いる天の軍にたたき落とされたのは、サナット・クマラではなく天使長サタナエルだ。
サタナエルは人間への転生を拒み、サナット・クマラに対する反乱軍を決起、しかしミカエルたちに破れ地獄に。約1586万年前のことのようで、それから約1100万年前まで地獄で帝王となっていたようだ。
エルは神聖を表す。それが反乱を起こし地獄に落ち、エルがとれるとサタナエルはサタナ、サタンとなるだろ?

1850万年前、金星から地球にたたき落とされたサナット・クマラにサタナエルたちはついては来たが、やはり人間への転生を拒み、サナット・クマラに反乱したわけでやすね。
しかしその前、約3500万年前に転生を拒んで反乱軍を起こし、地獄に落ちたその指導者はサナット・クマラだった。だから本来のサタンとか竜に当たるのはサナット・クマラそのものの筈だ。
しかし部下のサタナエルが自分に反乱をおこしたので、その役割を部下だったサタナエルに押しつけた、このように言えやすね?

さて、約1100万年前、サタナエルは許され、アザゼルと改名し人間に転生に入った。
しかしアザゼルたちの転生時の所行が咎められ、サナット・クマラの命でアザゼルたちはまた縛られ、幽閉されてもいる。

アザゼルたちは何を咎められたので?

しかし、男性としての人間の肉体を持ったアザゼルたちが人間の女性と性関係を結ぶ、これはごく自然なことだ。なぜそれが咎められるので?


ふむ、それでは人間への転生を拒むわけだ。不自然だ。

一方サナット・クマラは結局一度も人間に転生に入っていないままだ。反乱を起こす者の気も分かるね。
ともあれ1850万年前、地球にたたき落とされたサナット・クマラは、プライドをかけて神々と全宇宙に対する復讐を誓い、そのため結成された結社がハイアラーキー組織とのことだ。

それに狭量でわがまま、まるで苦労知らずの未熟なぼっちゃん、まるで誰かさんみたいだ。
なるほど、不幸な地球史の原因だ。

また、サナット・クマラは、約10万8千年前にその変態的野望がホツマの神に発覚して更に低い次元に落とされ、反省の時を与えられたようだが、逆に益々復讐心を燃やしただろうね。

10万年前に持ち上がったクーデター計画 ~高い界層の天帝の関与

そしてそのサナット・クマラの怨念と復讐心を逆に利用するクーデター計画が練られる。


ことの起こりはサナット・クマラの変態的野望が発覚してから後のこと、約10万年前に、サナット・クマラの復讐実現のためのクーデターの野望とは全く別のクーデター計画が起き上がった。

これとは全く別のクーデター? そいつはどんな内容で誰がその首謀者になるんで?

約10万年前、ホツマの神の界層より遙か上位の界層からそこの天帝が地球に降臨し、ある仕事をされた。この時その天帝は、あるホツマの女神と不適切な関係を持ち、このホツマの女神を我が物にするため、ホツマの神が統治するこの世界にクーデターを起こすよう依頼を持ちかけた。
その依頼を受けた者が旧約聖書の“カインとアベル”のカインだ。カインはそのために様々な画策をしていった。

高い界層の神である天帝が、何ら同意や賛同なしで、低い界層の神が統治する世界をひっくり返すクーデターなどの介入などが許されるので?


高い界層の天帝はなぜカインにクーデターの依頼を? 不思議でやすがカインとよほど親しかった?


この中に裏のイルミナティが入り、これが秘かにサナット・クマラのハイアラーキー組織を乗っ取っていたわけでやすね。
『創世記』では、カインが弟を殺害したきっかけは、自分が差し出した供物を神のサナット・クマラが受け取らなかったのに、弟の供物のみは受け取った、その嫉妬が原因でやしたね。
カインはサナット・クマラを恨み復讐を狙っていた?

カインは確かにサナット・クマラの裁きによって地獄に落とされていた。そして地獄の頭領にもなっていた。しかし改心して引き上げられてようだ。
ただしその改心は見せかけで、実際にはサナット・クマラへの恨みから復讐を狙っていたようだ。カインはハイアラーキー団の中で秘かに闇組織を結成し、勢力を徐々に拡げていた。

なんて言うか因果応報だ。

そしてこのカインを頭とする闇組織にエノクが取り込まれ、その大幹部となっている。

うーん、いや、やはりそうか。エノクのサナット・クマラへの忠誠は見せかけ、黙示録からは、エノクはどのような態度を取ればサナット・クマラに気に入られるか、よく知って演技している様子が受け取れた。そうやって側近に引き上げられて忠誠を誓い、実際にサナット・クマラの野望を一旦は成就する計画を練った。

サナット・クマラへの忠誠を誓い、エノクは実際に一旦はサナット・クマラの野望が成就する計画を立て、実働部隊の司令官として働く。
そして、本当はサナット・クマラの野望がほぼ成就完成の寸前にひっくり返し、サナット・クマラとマイトレーヤ等を滅ぼすつもりでいた。

その対象は違うが、それぞれ怨念と復讐を誓うサナット・クマラと闇の者たち。
ある意味、似たもの同士で互いが互いを呼び寄せている。波動共鳴でやすね。

pixabay [CC0]
例えば【優しい言葉をかける】この行為だけ見れば見た目は美しいです。実際にその行為が素直な愛情から出たのならば確かに美しいです。
しかし、相手を嵌めて貶めるために【優しい言葉をかける】場合もよくあるのです。詐欺師そして悪魔の常套手段で、この手を用い近寄ってきます。自分を悪魔だと表明して近寄ってくる悪魔はいません。逆に悪魔は自分が神聖存在であることを装い、神、天使、聖者であるがごとくに偽装します。カインやエノクたち闇の者がそうでした。
ハルマゲドン計画の根本にはサナット・クマラの怨念と復讐心があります。その彼のもとに、彼を裏切り破滅させるカインやエノクたち、闇の者たち、真の悪魔が潜入します。彼らはサナット・クマラへの怨念と復讐心から近づいたのです。
しかしサナット・クマラは彼らの狙いに気付きません。サナット・クマラの内部が怨念と復讐心に満ちていたため、彼らの自分に対する怨念と復讐心が見えないまま引き寄せたともいえます。
似たもの同士は互いに引き合います。サナット・クマラもマイトレーヤも神聖存在を装った者たちでもあったのです。