注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
CNNテレビは「北朝鮮と貿易の問題に関しては安倍総理大臣の努力への見返りを感じ取ることは難しかった。トランプ大統領は貿易赤字を削減するべきだと主張して厳しい姿勢を貫いた。そして安倍総理大臣が求める、日本から輸出している鉄鋼などに上乗せされている関税の撤廃は無視した」としています。
有力紙ウォール・ストリート・ジャーナルは日米の貿易交渉について「トランプ大統領が『おそらく8月にはよい発表ができるだろう』と述べた。しかし妥結の時期を尋ねられた安倍総理大臣は日程は示さなかった」として、妥結の時期をめぐる見解の違いを伝えました。
トランプ大統領は、日米貿易交渉について「日本とアメリカは公正と互恵を原則として、経済関係の改善に向けて努力している。現在、われわれは双方にとって利益のある貿易協定の合意に向け、交渉を進めている。アメリカの目標は日本との間の貿易赤字を削減することと、アメリカからの輸出を促進するために貿易障壁を取り除くことだ。貿易交渉についてはまもなく何らかの発表ができるだろう」と述べました。
その上で、「(6月の)G20ではさまざま課題について日本と議論することになるだろう。日本とは長年にわたって日本との間には信じられないくらいの大きな貿易不均衡があり、日本は優位に立ってきた。日本人はすばらしいビジネスマンで、すばらしい交渉者でもあり、われわれはとても厳しい立場に立たされてきたが、日本との交渉はうまく進められると思っている」と述べ、日米の貿易協定の早期妥結を目指す考えをあらためて示しました。
その上で、交渉の焦点の1つである農産物の市場開放は、TPP=環太平洋パートナーシップ協定で合意した水準が上限かという質問をめぐり、「TPPは、私とは全く関係がない。アメリカはTPPに拘束されない」と述べ、TPPの水準にこだわりたくないという考えを示しました。
(以下略)
NHKにしちゃ、いい画を取ったね、トランプの3日間。そもそも思いっきりもてなせば、悪いようにしないだろうと考えるシンゾーの浅はかさ。トランプ「8月には良い内容を発表できるだろう。日本はディールすることになる、中国と同じように」ゴマすり戦略もろくも撃沈。 pic.twitter.com/EwoZpOGtiW
— yoshita07 (@Harunchan123) 2019年5月27日
トランプ大統領「7月の衆参同時選挙後に日本の畜産農家を廃業させる農作物と牛肉の貿易密約を結んだ」と暴露された安倍首相、記者に突っ込まれ目が泳ぐ。草
— 𓅐別班マン𓆃 (@beppanman) 2019年5月27日
(Weblio辞書)目が泳ぐ
瞳が左右に揺れ動くこと。隠しごとや後ろめたいことを指摘された際などに、心の動揺の表れとして生じることが多い。 pic.twitter.com/KO3uu7blL2
トランプ訪日以来、NHKが反安倍になったと話題になっている。https://t.co/w7Y3tbz903
— 藤原直哉 (@naoyafujiwara) 2019年5月27日
するとどういうわけかこういう事件が起きる。ニュースは当面これで持ち切り。貿易交渉のことは忘れろと。
— 藤原直哉 (@naoyafujiwara) 2019年5月27日
児童など15人刺され3人心肺停止 現場に包丁 男を確保 川崎https://t.co/M6wgbozYwE
アメリカのトランプ大統領は、演説し「私とファーストレディーは東京近郊でけさ起きた事件について、被害に遭われた方々に祈りをささげます。アメリカ国民は日本の皆様とともにあります」と述べました。https://t.co/cQEohoAvsO#nhk_news #nhk_video pic.twitter.com/dTD4JM3XPQ
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年5月28日
【速報】アメリカのトランプ大統領は神奈川県の海上自衛隊横須賀基地に停泊している護衛艦「かが」で演説し、「私とファーストレディーは東京近郊でけさ起きた事件について、被害にあわれた方々に祈りをささげます。アメリカ国民は日本の皆様ともにあります」と述べました。
— NHKアメリカ・トランプ政権 (@nhk_US_Election) 2019年5月28日
安倍さんよりトランプの方が先に川崎の事件でコメント出すのなんなん。
— はるみ (@harumi19762015) 2019年5月28日
災害の時も、相模原の事件の時もそうだけど、庶民の命には本当に冷淡。そのくせ津川雅彦とかお友達の死にはいち早くコメントする。安倍政権は一貫して命の選別をしている。
— さいころっく (@happykota61) 2019年5月28日
トランプは日本人に対する哀悼の気持ちがあるけど、安倍には日本国民に対する愛情なんて微塵もないことのあらわれ。安倍の人柄が出たわかりやすい事例。
— たかたっくん (@takatakkun4p) 2019年5月28日
しかし、あべぴょんのゴマすり外交は、全く通じなかったようで、トランプ大統領は日米の貿易交渉について譲歩するつもりはないようです。そのことは、冒頭の記事、あるいはツイート動画をご覧になるとよくわかります。
ゴマすり外交の成果はと言うと、交渉の中身の公表を参院選後にしてもらっただけというとんでもないものです。貿易交渉としては、完全敗北ということではないでしょうか。
通常ならトランプ大統領の26日のツイートが話題になるはず。交渉の中心である農産物と牛肉で、“貿易交渉は大きく前進した”と言っているのです。意味は、トランプ大統領が求める大幅関税引き下げに日本側が同意したとしか考えようがありません。本来なら、今回の密約をめぐって、野党側から厳しい追及があるはずです。
ところが、安倍政権というのは非常に不思議な政権で、絶妙のタイミングでミサイルは飛ぶし、台風は来るし…、今回は、外務省職員の死亡を含む児童など19人が刺される事件が起こりました。この事件に対するトランプ大統領とサギゾーの違いは、ツイートをご覧になるとよくわかります。
この事件の真相が解明されることはないと思っています。この事件も、飯塚幸三の池袋暴走事故の件と同様に、普通の事件、すなわち、単なる通り魔殺人事件だとは思えません。