注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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県庁で勤務中職員が必勝コール 知事「悪いという法律ない」
引用元)
秋田魁新報社 19/7/11
秋田市山王の県庁前で10日に参院選候補者が街頭演説した際、県職員数十人が勤務時間中に県庁敷地内で候補者陣営と共に、勝利を期した掛け声を上げた。識者からは、全体の奉仕者である公務員の政治的中立性が疑われるとして、批判の声がある。
(中略)
コンプライアンス(法令順守)の問題に詳しい元検事の郷原信郎弁護士(東京)は「県庁敷地内でこのような行為をすれば、県職員が一丸となって特定候補を応援していると取られかねない。公務員の政治的中立性という意味で問題がある」と指摘した。
佐竹知事は取材に対し、「時間的に(昼休みを)オーバーしたのはまずかった。(敷地内で候補者陣営と共に掛け声を上げるのは)悪いという法律はない。あとは、見る人がどう取るかだ」と話した。
(中略)
コンプライアンス(法令順守)の問題に詳しい元検事の郷原信郎弁護士(東京)は「県庁敷地内でこのような行為をすれば、県職員が一丸となって特定候補を応援していると取られかねない。公務員の政治的中立性という意味で問題がある」と指摘した。
佐竹知事は取材に対し、「時間的に(昼休みを)オーバーしたのはまずかった。(敷地内で候補者陣営と共に掛け声を上げるのは)悪いという法律はない。あとは、見る人がどう取るかだ」と話した。
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「参院選情勢調査」に焦る自民党! イージス・アショアの秋田では県知事や職員が勤務中に自民候補の選挙応援
引用元)
LITERA 19/7/13
(前略)
秋田県知事と職員が県庁内でイージス・アショア配備進める自民党の候補に「エイエイオー」
しかも、自民党本部がやったのはこの通達だけではない。激戦区には、手段を選ばない選挙活動を命じたようだ。
例えば、イージス・アショア配備問題の影響を受けて自民党と野党候補が接戦を演じている参院秋田選挙区では、法律に抵触する可能性のある運動までが展開された。佐竹敬久県知事はじめ県庁職員らが勤務中、県庁内で自民党候補を応援する活動を行ったのだ。
(中略)
「記事では選挙戦が始まったことを理由に候補者名を隠していますが、県庁幹部たちが支援したのはもちろん自民党候補の中泉松司氏です。先頭に立って気勢を上げた佐竹知事は、いま配備問題で沸騰しているイージス・アショアを誘致した当本人で、自民党支持層が基盤。県民から配備問題で激しい追及を受けると、不利とみた知事は配備見送りをにおわす態度を見せ始めましたが、『参院選向けのポーズ』であるのはミエミエ。選挙活動で早速、その化けの皮がはがれたというところです。しかし、勤務中に県庁の敷地内で県庁職員を駆り出して自民党候補を支援する行動は、公務員法違反の可能性が高く、普通ならやりませんよ。こんな露骨なことをやったのはやはり、自民党の上のほうから何かお達しや相当強い締め付けがあったとしか思えません」
(以下略)
秋田県知事と職員が県庁内でイージス・アショア配備進める自民党の候補に「エイエイオー」
しかも、自民党本部がやったのはこの通達だけではない。激戦区には、手段を選ばない選挙活動を命じたようだ。
例えば、イージス・アショア配備問題の影響を受けて自民党と野党候補が接戦を演じている参院秋田選挙区では、法律に抵触する可能性のある運動までが展開された。佐竹敬久県知事はじめ県庁職員らが勤務中、県庁内で自民党候補を応援する活動を行ったのだ。
(中略)
「記事では選挙戦が始まったことを理由に候補者名を隠していますが、県庁幹部たちが支援したのはもちろん自民党候補の中泉松司氏です。先頭に立って気勢を上げた佐竹知事は、いま配備問題で沸騰しているイージス・アショアを誘致した当本人で、自民党支持層が基盤。県民から配備問題で激しい追及を受けると、不利とみた知事は配備見送りをにおわす態度を見せ始めましたが、『参院選向けのポーズ』であるのはミエミエ。選挙活動で早速、その化けの皮がはがれたというところです。しかし、勤務中に県庁の敷地内で県庁職員を駆り出して自民党候補を支援する行動は、公務員法違反の可能性が高く、普通ならやりませんよ。こんな露骨なことをやったのはやはり、自民党の上のほうから何かお達しや相当強い締め付けがあったとしか思えません」
(以下略)
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配信元)
知事「悪いという法律ない」
— 🏕インドア派キャンパー 📣ⒻⒸⓀⓁⒹⓅ🔥 (@I_hate_camp) 2019年7月11日
↓
📢いいえ、完全な地方公務員法第36条第2項違反です。
県庁で勤務中職員が必勝コールhttps://t.co/4kW4eKZLdK
(これ、まさか選管職員もやってないだろうね?)
— 🏕インドア派キャンパー 📣ⒻⒸⓀⓁⒹⓅ🔥 (@I_hate_camp) 2019年7月11日
共産党だと休日にビラ配ったら逮捕されるけど、これは自民党だから大丈夫なのだ。
— T-T (@tcy79) 2019年7月11日
県庁で勤務中職員が必勝コール 知事「悪いという法律ない」|秋田魁新報電子版 https://t.co/1hC1yVhxkD
県庁で勤務中職員が必勝コール 知事「悪いという法律ない」(秋田魁新報)https://t.co/ETPaq3miUw
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) 2019年7月14日
公務員の思想信条の自由を県知事が実質的に蹂躙しているのだから明確な憲法第19条違反だろう。政治的中立の侵害という地方公務員法違反でもある上に憲法違反。
安倍政権下の日本はタガが外れている。
地方公務員法36条2項 職員は(略)公の選挙又は投票において特定の人又は事件を支持し、又はこれに反対する目的をもつて、次に掲げる政治的行為をしてはならない。
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) 2019年7月14日
①公の選挙又は投票において投票をするように、又はしないように勧誘運動をすること。
完全な脱法なのにメディアは見過ごすのか?
選挙で特定の候補者に味方するよう上位者から命じられて、憲法第19条と地方公務員法第36条の違反だとして拒絶する職員が、秋田県庁に何人かはいたのだろうか。それとも全員が何も考えず「上の言うことに黙って従う」態度なのか。
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) 2019年7月14日
もしそうなら、既に民主主義は失われている。https://t.co/ETPaq3miUw
「続きはこちらから」以降のツイートにもあるように、政治的中立の侵害となる地方公務員法違反であるだけでなく、公務員の思想信条の自由への憲法違反にもなる行為を県知事ともあろう立場で知らなかったのでしょうか。
リテラが伝えるところによると、秋田県はイージス・アショア配備を巡って揺れる選挙区で、とりわけ自民党本部の強力なテコ入れがあり「手段を選ばない選挙活動」を命じられているとのことです。たとえ法律違反になろうと公務員は支配者の道具として安倍政権に歩調を合わせ、イージス・アショア配備を進める自民党候補を当選させるという執念です。
そして本当に恐ろしいのは、こうした違法を大手メディアは黙認し、人々も権力者の横暴は当たり前のように受け止めてしまうことでしょうか。野党候補の応援であれば即座に逮捕となる行為でも、「法の上」の者には許されてしまうことが、今、この選挙戦で起こっています。