橋下徹氏「都市部に被害が出ないように上流部であえて氾濫させる」 ~いざというときは江戸川区を沈めて都心を守る設計

竹下雅敏氏からの情報です。
 橋下徹氏が、“都市部に被害が出ないように上流部であえて氾濫させる”とTV番組で発言。大阪の治水行政を例に出して、ゲストの専門家に質問していましたが、尋ねられた専門家はしどろもどろ。事実上、橋下氏の発言をそのまま認めていたように見えました。
 10月12日の記事で取り上げましたが、江戸川区のハザードマップの文章は、「ここにいてはダメです」でした。7割以上が海抜0メートル未満ということで、災害が起こると、区の全域が浸水してしまうと予測されています。
 マンションの3階以上に住んでいたとしても、電気、ガス、水道、トイレが使えない状況になります。しかも、浸水の中に250万人が取り残されるとなると、救助しきれません。
 また、“いざというときは江戸川区に沈んでいただいて、都心を守る設計になっている”ということらしいので、元々江戸川区全域が水没するようになっていると考えられます。“原発を都市部に造らないのも同じ理屈”とのツイートが、的を射ていると思います。
 なので、橋下氏の発言は、大阪府のトップだった人物の発言として十分に納得できるものです。問題なのは、現実に水没することを想定される地域に住んでいる人たちが、こうした治水行政のことを全く知らないことだと思います。いざという時に犠牲を強いられる地域に住んでいる人たちと、比較的安全な地域に住んでいる人たちが、同じように税金を払わなければならないことに、納得できない人も多いのではないでしょうか。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
先程、テレビ番組で橋下徹氏が「治水行政はシビアで、下流部の都市部を守るために... 
引用元)
hoo********さん            2019/10/13  23:35:39

先程、テレビ番組で橋下徹氏が「治水行政はシビアで、下流部の都市部を守るために敢えて上流で洪水をさせる計画をしている。」と言っていました。 

確かに私の地元でも、そのような話を聞いたことがあり、実際にハザードマップを見ても、上流部の市街と反対側が洪水になるよう想定されています。

しかし、とんでもない話だと思います。

被害を最小限にするために自然とそうなるのは分からないでもないですが、命は平等に扱ってほしいものです。橋下氏の言っていたようにもっと情報開示するべきです。それこそ、これだけ犠牲を負うのだから、そういうエリアは固定資産税など相当に減額してほしいものです。

(あえて決壊させるポイントを決めている行政の話、タブーと思っていたけど、行政内にいた橋下氏が発言したことに驚きました。)
 
[補足]
さらに橋下氏は「大阪の都市部を氾濫させないために、敢えて大阪と奈良の境界付近の河川を狭くして、いざという時は奈良側に氾濫させる」と言っていましたが、奈良の人ってこんな話知っていたのですか?
————————————————————————
配信元)
 
 
 
 

Comments are closed.