注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
エクアドル:政府がIMF命令を取り下げ、ストライキ終結で合意
Ecuador:Gov’t To Drop IMF Decree, Deal Reached Strike Over
2019年10月13日 teleSUR発
The U.N. Representative in Ecuador Arnaud Peral informed that the new decree will be drawn up by organizations of the Indigenous movement and the government. https://t.co/boTo69LVPm
— teleSUR English (@telesurenglish) 2019年10月14日
写真:Lenin Moreno
エクアドルの国連代表アルナウド・ペラルが、新しい布告が先住民運動組織と政府によって作成されると発表した。
国連の支援で設置された、レニン・モレノ大統領と先住民組織の代表との対話テーブルは、日曜日、IMF寄りの命令883を取り消すこと、全国的なストライキを終結すること、および、それに代わる新しい文書を作成する委員会を設置することで歴史的な合意に達した。
エクアドルの国連代表アルナウド・ペラルは、新しい布告が国際機関とカソリック教会に仲介を得て先住民運動組織と対話の参加者および政府によって作成されると発表した。
10月3日のTV演説で、モレノは「ディーゼルと極上ガソリンの価格を自由化する」大統領布告883を発表し、エクアドル国家は燃料補助に毎年13憶US$以上を割り当てていると述べて、その決定を正当化した。
(以下略)
https://t.co/suJePnjRjP
— タウヒード_ムワートィン (@Tevtin) 2019年10月9日
キト、エクアドル
抗議者の一人「モレノ政権の新自由主義政策を拒否するために、私たちはみな通りに出た」
このIMFから融資を受け、蜂起に直面しているのが米国支援の大統領であるため、主流メディアは包括的な報道をしようとしない。 pic.twitter.com/f9dfo41QbF
https://t.co/GzVLTQ8PvR
— タウヒード_ムワートィン (@Tevtin) 2019年10月15日
10日間の大規模な抗議活動の後、エクアドル人はIMFが課した緊縮政策を打ち負かしました! pic.twitter.com/0bD9tKwDaP
ハイチが大統領に反対する5週目の抗議行動に突入
Haiti Enters its 5th Week of Protests Against President
2019年10月14日 teleSUR発
Haiti Enters its 5th Week of Protests Against President - https://t.co/osCLCADCnr pic.twitter.com/7cfK2uWyAn
— News784 (@News_784) 2019年10月15日
写真:Reuters
数万人の人々が首都で平和的なデモ行進が行われた翌日、全国の様々な都市が町で示威行動が実施された。
月曜日、全国で幾つかの道路が封鎖される中、ハイチのホベネル・モイセ大統領は辞任を求める5週目の抗議行動に直面している。
芸術家が計画した抗議行動に首都ポルトープランスで数万人が参加した平和的なデモ行進の翌日、全国の様々な都市と町で示威行動が行われた。
産業グループ、宗教指導者や人権擁護組織などの社会の様々の部門の人々が、飢餓、貧困、失業、ギャング抗争、犯罪、女性と子供のレイプ、全国的な学校と病院の閉鎖、そして燃料と食料の不足の面で高い指標を記録しているこの国の状況に激怒してモイセの辞任を迫っている抗議行動に加わった。
https://t.co/Mqe9PheOMx
— タウヒード_ムワートィン (@Tevtin) 2019年3月16日
日本と無関係に見える #Haiti だが、日本は放射能汚染米の処分地としてハイチに白羽の矢を立てたようだ。日本からの米輸入代金として4億円の贈与契約を結んだ。https://t.co/1xdwjH5uaS pic.twitter.com/Ily1a0Gupm
https://t.co/bVyPn7pvjJ
— タウヒード_ムワートィン (@Tevtin) 2019年3月17日
日本が放射能汚染農産物を世界中にばら撒く手口の一端が、ハイチの事例で窺い知れた。 https://t.co/lE2Gy3DNFS
https://t.co/bVyPn7pvjJ
— タウヒード_ムワートィン (@Tevtin) 2019年3月17日
人口1千万のハイチで年間10万人のがん患者、あり得ない数字だ。輸入食料が何か関係している。ご忠告感謝します。
https://t.co/SbJC9360bL「12歳から15歳までが平和維持軍兵士とセックスした。50人の兵士とセックスした者もいる。75セントを渡した指揮官。時には国連軍のトラックや基地で寝た女性。」ハイチの国連平和維持軍の行状を伝えるAPの記事。国連平和維持軍は子どもたちをレイプしながら処罰されない
— タウヒード_ムワートィン (@Tevtin) 2019年2月20日
https://t.co/de0fwQ6LAs
— タウヒード_ムワートィン (@Tevtin) 2019年2月20日
「2014年のハイチ国連平和維持軍」。国連マークのバスから出てきた傭兵が住民に向かって、銃を撃っている! pic.twitter.com/kcMxLHBThg
https://t.co/Arq7Vo0fKn
— タウヒード_ムワートィン (@Tevtin) 2019年2月20日
現在のハイチは最悪。国連に指図された警察が数えきれない民衆を殺害し、病院や遺体安置所が犠牲者で途方に暮れている。それでも反政府デモは続いている。
ベネズエラのプロパガンダ「人道の危機」でなく本物の人道の危機がここハイチにある。 pic.twitter.com/yc5UjFe6TD
https://t.co/toEQwALrii
— タウヒード_ムワートィン (@Tevtin) 2019年3月4日
ハイチの地元の支配者達を欧米メディアで目にすることはない。大多数の黒人を奴隷にしてハイチの国富の80%を盗んでいるのを始めとして、不正選挙、クーデター謀議、ギャングの武装、麻薬・武器取引、殺人・児童誘拐組織運営と計り知れない犯罪の数々にも関わらずである。 pic.twitter.com/T69YbUdaXq
https://t.co/dY4UstCcvo
— タウヒード_ムワートィン (@Tevtin) 2019年3月4日
CNN は「無法な黒人」は取り上げても、ハイチで殺人と児童誘拐組織運営で投獄されてる、億万長者のグレゴリー・ブラントの息子、クリフォード・ブラントは取り上げない。事件を担当する裁判官が死の脅迫を受けているため、まもなく釈放されるとみられている。 pic.twitter.com/PFMOAzYlqA
西側にとって都合が悪いことは大手メディアで報じられず、わずかなSNSや現地の報道を個人で紹介しておられるブログからの情報です。
10月3日、エクアドルのモレノ大統領は「ディーゼルと極上ガソリンの価格を自由化する」大統領布告を発表しました。この「命令883」と呼ばれる措置はIMFとの協定の一環でした。翌日からガソリン価格は跳ね上がり、それに連動した物価は25%から120%にまで上がりました。映像配信の「IMF暴動」をご覧になった方はピンと来たでしょう。IMFによる経済植民地化と収奪のお決まりの手段です。
これに対して、先住民に率いられた大規模な抗議行動が起こり、それは12日間にも及びました。
そしてこのニュースです。全国的なストライキの要求によって政府はIMF寄りの「命令883」を取り消すに至りました。合意が達成された時、人々の歓声が湧き上がりました。
ハイチは受難が続く国です。2010年のハイチ地震では31万人を超える空前の死者数を出し、国連平和維持軍により持ち込まれたらしいコレラ菌で1万人近く死亡し、2016年は大型ハリケーン・マシューで被災し子供の人身売買も問題になりました。長く極貧と汚職に苦しめられてきた国です。
こうした貧困に喘ぐ非産油国に対し、産油国ベネズエラのチャベス大統領は「ペトロカリベ」という優遇条件での石油供給を提案し貧困削減を目指しました。石油価格高騰を狙う米国にとっては許しがたい基金ですが、ハイチにとって「ペトロカリベ」は医療、教育、社会保障プログラムやインフラ開発に活用される貴重なものでした。しかし、モイセ大統領はじめ多くの官僚がこの基金から20億USドルを横領したことが発覚して以来、辞任を要求する市民と拒否する大統領の攻防が続いています。
今回のニュースは、ハイチの人々が激怒し、もはや一歩も引き下がる気配のないことを感じさせます。
恐ろしいことに日本は、ハイチに放射能汚染米を押し付けているそうです。