ぺりどっと通信62 新型コロナウイルス対策1


新型コロナウイルスの対策などについて書いてみました。
(ぺりどっと)
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皆様、元気でお過ごしでしょうか。
新型コロナウイルスの脅威と奮闘しながら、日々過ごされておられることと思います。

ぺりどっと宅でも、「封鎖された武漢市内での住民の生活」の記事をヒントに、少しでも外出する機会を減らすという意味で、容量350Lの冷蔵庫を新たに購入しました(今まで使ってた100L冷蔵庫も継続使用中)。正直、一人暮らしには大きすぎるのですが、たくさんの備蓄も可能になり買ってよかったです。


ところで冷凍室って何を入れておくものなのでしょうか。この冷蔵庫には二つも冷凍室が付いてるのですが、正直、製氷した氷を貯めておく以外に使い道がない。。。と思ってたら、海苔を保存するのに適しているとの情報をゲット!

ということで、「スペイン風邪が大流行した時に、日本の致死率がとても低かった理由は、日本人が食べる海藻のおかげ!」の記事を参考に、海苔や乾燥もずくをココにしこたま備蓄するようにしました。

沖縄で食べたもずく天が美味しかったのよ

備蓄の話が出たのでついでにお米の備蓄についてをば。

ぺりどっと通信7にてお米を真空状態にして保存する方法をご紹介しました。しかしながら、いつの間にやら、空気が抜けてしまい、真空状態でなくなってしまうこともしばしば。この原因は、圧縮袋のバルブやシール部分の劣化、及びお米の自重による袋へのダメージであると思われます。

お米の保存には、いくつかの方法があります。



その中でも無酸素保存は、「お米の周囲の酸素が無くなると、当然ながら玄米は呼吸できなくなり、白米の酸化も止まります。密封状態ですので乾燥や臭い移りも防ぐことができます。何よりすばらしいのは、無酸素状態(酸素濃度0.1%以下)ではカビの発生が抑制されるようになり、14日間この状態を保てば虫が、卵も成虫も死滅します。」(「お米(白米・玄米)を長期保存する方法」より)ということです。少々手間がかかりますが、呼吸、酸化、虫、カビ、乾燥、臭い移りのすべての問題が解決します。巨大な玄米用保存庫の購入に、場所の確保やコストなどの理由で二の足を踏んでいる方にオススメだと思いました。

というわけで、この無酸素保存を採用することにしました。参考にしたのはこちらのサイトです。

必要なもの
シーラー(インパルス式 シール幅400mm)、脱酸素剤(ネルパックエージレス 2〜10kg用)、ビニール袋(ヘイコーポリNo.819 0.08×400×550mm)、吊り下げ式はかり、玄米、手提げ袋

ビニール袋を熱圧着してシールするための「シーラー」と「脱酸素剤」、「吊り下げ式デジタルはかり」などを購入しました。

シーラー

脱酸素剤ネルパック

吊り下げ式はかり


やり方
  1. ビニール袋を二重にする
  2. 内側の袋に玄米を入れる(全体を手提げ袋などに入れ、吊り下げ式はかりで重さを測定)
  3. 玄米の上に脱酸素剤を置き、出来るだけ空気を抜きつつ、シーラーでシールする
  4. 外側の袋の中の空気を出来るだけ抜きつつ、シーラーでシールする

袋には通常のポリエチレン袋(厚み0.08mm)を使用しています。"通常のポリ袋は酸素を通してしまうため、酸素を通さない特殊なガスバリア袋でないと長期保存は無理だ"という主張があちこちで見受けられますが、果たしてそうでしょうか。こちらの記事の追記1及び追記2によると、高価なガスバリア袋でなくても、1kgずつの少量では無酸素保存で1年半でも2年半でも問題ないことが分かります。これは1kgほどの少量にすることで、お米の自重による袋へのダメージが大幅に減るためだと考えられます。つまり、お米の自重による袋のダメージを極力減らせば、通常のポリ袋でも長期保存は充分可能だといえます。

そこでキモとなるのが、袋を二重にしておくことなのです。これにより、外側の袋がお米の自重による内側の袋へのダメージを和らげるクッションになってくれます。さらに内側の袋に穴があいてしまっても、外側の袋が外気からの空気の侵入を防いでくれるのです。

今回、400×550mmの大きさの袋を使用して、30kgの玄米を7.5kgずつ4つに分け入れてシールしています。10kgずつ3袋でも試してみたのですが、1つの袋に10kg分詰めると、大きさがいっぱいいっぱいで非常にシールしにくいのです。

シーラーでの袋とじは、温度設定やシール位置を変えたりして何度も練習した後に、実際にシールすることをオススメします。温度が足りないとちゃんとシールされず、引っ張るだけで取れてしまいます。また、袋の両端の部分だけ溶け過ぎることも(両端がどうしても溶け過ぎてしまう場合には、両端を使わないように斜めにシールするとよい)。さらに、シールするのは一箇所だけでなく、2重もしくは3重にしておくとリスクをより回避できます。(ちなみに購入したシーラーの温度設定は8段階中の5にしています)


この専用の脱酸素剤はかなり強力で、1日もすると、ビニールの中の酸素を吸着し、まるで真空状態のようなカチコチの状態にしてしまいます。使い捨てカイロでも代用可能だと思われますが、より強力な穀物専用の脱酸素剤(同封のエージレス・アイという酸素センサーで、袋内の酸素の有無が色で確認出来ます)をオススメしておきます。

内側の袋だけカチコチ状態に


この無酸素状態にした玄米は、小さい方の100L冷蔵庫(電源は切ったまま、大きい冷蔵庫の冷凍室で凍らせた保冷剤を入れてます)と100Lほどのプラスチック収納容器の中で備蓄しております。

以前までは7~10kgほどの玄米を近くのコイン精米所でまとめて精米しておりましたが、今回の件で小さな精米機を購入して、自宅で一週間分ほどを精米するようになりました。お陰で外に出る必要も減り、精米したての美味しいご飯が食べられるようになりました♪(精米時に出た米ぬかは、ぬか漬けに利用)


ということで、新型コロナウイルスのお陰でぺりどっとの生活も変わってきました。
次回に続きます。

(まの爺)
「ところで冷凍室って何を入れておくものなのでしょうか。」
すばらしい〜。
このセリフ、ぺりどっとさんらしいですなあ。
今の世の中、「冷凍」は便利で当たり前になっておりますがのう、
食品を命と考えると、凍らせて解凍するのは本来好ましくなかろう。
と、分かっちゃいるけど、まの爺家でも冷凍専用庫を備えて、
パン、冷凍麺、冷凍もずく、一夜干し系の干物、餃子などの
半調理品などなど、詰め込んでしまいましたぞ。
あ、あとアイスも少し、、。

Writer

ぺりどっと

ぺりどっと

健康マニア!インド渡航歴13回。
東京は築地生まれの江戸っ子!
試したがりの変わり者♪
移住してきた瀬戸内海の離島の古民家や海、山、畑でゆったりと過ごしながら、時事ブログの記事編集のお手伝いをさせて頂いておりましたが、山口の山奥に引っ越しました。
ぺりどっと通信で時事ブログの品位と波動を下げないかどうかが、ますます心配です。

■ 勝手に編集後記 ■

最近、きんぴらごぼうを大量に作って、冷凍保存するワザを習得しました。


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