注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
————————————————————————
配信元)
大手新聞が「いつの間にか成立していました」って、いったいどう言う事なんでしょうか?
— 薄荷パン🍞嘘のない政治を! (@hakka_pan) May 27, 2020
知らなかったはずはないと思いますが....
マジで会いた口が塞がりません。😩 https://t.co/7dGFPX6Qiz
”「賭けマージャン」などの失態が相次いだため、政府与党は(国会を)延長せず逃げ切りを図ろうとしています”
— Koichi Kawakami (@koichi_kawakami) May 28, 2020
毎日新聞さん、ここは逆接が適当ではないでしょうか?
「賭けマージャン」などの失態が相次いだにもかかわらず、(卑怯にも)政府与党は(国会を)延長せず逃げ切りを図ろうとしています。 https://t.co/YvLriAyFod
————————————————————————
賭け麻雀黒川元検事長の件の本質。多くの国民を不幸にする日本の権力構造の闇。記者クラブ問題を元新聞記者と語る。ジャーナリスト烏賀陽弘道さんと一月万冊清水有高。
配信元)
YouTube 20/5/26
安倍総理が、官邸での記者会見の質問は事前に取りまとめていることを公式に認め、また検察と記者達の賭けマージャンを利用した接待の構図が明らかになった。(1:10辺り)これは、「記者クラブ」の暗闇に光が当たった瞬間だった。
記者クラブは、権力に対峙し市民の側に立つものではない。統治機構の一部、政府、政治家、与党議員、高級官僚など日本の支配層の一部として存在してきた。
政治部自民党担当の記者クラブに入るということは、自民党に「出向する」ということ(7:30辺り)
経済部の記者が経団連担当になれば、経団連に「出向した」ことと同じ。
記者であることを一時辞めて自民党員になったり、経団連の職員になったりする。
ある派閥に出向した記者は「我が派閥は〜」という言い方をするようになる。
日本にジャーナリズムは存在しない、「ごっこ」をやっている。派閥内でスパイや工作をやって偉くなったのが、中曽根のかばん持ちをしていた渡辺恒雄だ。
記者クラブは出向社員だと言っても、一般市民は権力を監視するものだと思い込んでいて信じてもらえない。派閥内で得た情報を新聞社本社に持ち帰って記事にして出世していく(13:00辺り)。
検事長、有力議員に日常的にお土産などの付け届けは当たり前、記者クラブの仕事はまさに「営業」。
黒川氏の接待マージャンなど当然、30年前から変わっていない。プレゼントは当然。
検事長の娘の家庭教師、新聞社の若手と合コンなどのセッティングなど、ジャーナリストの仕事ではないことをソツなくこなすことが大事で、評価され出世するのは「県会議員、検事正の娘と結婚」など姻戚関係や早稲田の雄弁会出身などのコネがモノを言う。
そこで公正な取材など無理。仲良しを吊るし上げにできない、追求できない、不可能。
最初から同じグループにいて、新聞、政治、司法などの分野に別れただけ。
取材というよりリークで記事になる。営業レベルの情報で良しとされ、それ以上は求めない。記者クラブの仕事は卑近で矮小(25:00辺り)。
今、槍玉に上がっている「安倍」「黒川」「森」を取り巻く「記者クラブ」というシステム、構造を問題にすべきだ。その記者クラブの急所が今回、初めて見えた。そこを突かねばならない。そうでなければ代わりの安倍、黒川、森が現れるだけ(27:20辺り)
泥舟に乗って一緒に沈むのか、このシステムを変えていくか。
————————————————————————
東大教授と語る【みんなが誤解してる検察庁法改正問題】権力の中枢はむしろ検察庁にある?!安冨歩教授電話出演。 一月万冊
配信元)
YouTube 20/5/13
日本は、官僚一元支配で、三権分立ではない。(1:30辺り)
戦後の日本の政治の大きな対立軸として、田中派VS検察がある。
田中派が選挙で勝ったら引きずり降ろされてきた。
検察は権力装置で司法ではない。政治機構の中核だ。
検察が推す政治グループ(安倍の宏池会系)VS田中派
民主党政権が出現した時、マスコミや検察全てから叩かれて崩壊した(6:50辺り)。
以降、決して政権交代が起こらないようにした。
安倍政権は最初から検察政権だったと言える。
そしてマスコミと検察は通じている。
今の検察に「悪の」黒川氏が急に浮上してきたわけではなく、彼が検察の主流だっただけ。
それが今、明るみに出ている。
対米従属の権力装置を維持する中核が検察であるということ(15:00辺り)。
黒川氏が安倍政権の飼い犬ではなく、検察の方が本丸かもしれない。
日本の三権分立はすでに崩壊している。
安倍政権によって「頑張っている検察が弾圧されている」というイメージは誤り(18:00辺り)。
検察の起訴権、検事の独自捜査権を同時にもつことの恐ろしさは、検察、冤罪でググれば分かる。
検察庁法改正案の国会提出の状況は安倍政権の本意ではないと思われる(20:50辺り)。
法案提出は、後付けの正当化をしているだけで、安倍首相にとってはメリットはない。
可決しても発効するのは2年後で、安倍晋三とは関係ない。やらされている?
安倍晋三が検察から命令されているだけかもしれない(22:20辺り)。
安倍総理、黒川氏、森法相に向けて、とるべき責任をきちんと追求し、そこから背後の全貌を明らかにすることは大事です。しかしその手を常にはぐらかしているのがメディアです。多くの方が「どうして記者達はあのように生ぬるい質問しかしないのか」疑問の声を上げています。かつて朝日新聞にいたジャーナリストの烏賀陽弘道氏と清水有高氏の対談では「記者クラブが追求できるはずがない」「日本にはジャーナリズムがない」という話を、そして安富歩氏と清水有高氏との対談では、検察こそ日本の権力装置の中枢で「安倍政権の番犬黒川氏」ではなく、安倍晋三が検察のパシリで反発覚悟で法案を通せと言われているのではないか、という内容を語っています。
安倍総理が国会答弁で「首相官邸での記者会見の質問は、事前に提出されて内閣広報官が取りまとめている」ことを公式に認めてしまいました。そしてそのことについて、マスコミは抗議をしていません。つまり国民には「記者会見ごっこ」を見せていることを認めています。そして、もう一つ、検事長と記者達の賭けマージャンという接待の構図が黒川氏によって明るみに出てしまいました。ここは、これからの日本を再構築する際に絶対に見逃してはならないポイントでした。
2つの動画の、重要と思われる部分を要約してみました。