ユダヤ問題のポイント ― 特別編(黄金の流出から)12 ― 陽の光の下に ―

 幼少時、テレビで「吸血鬼ドラキュラ」の映画が流れていたことがあります。夜の暗闇では無敵の力を持つ不死身のモンスターのドラキュラ、しかし陽の光に晒された時、彼は塵となって消滅していきました。この地上世界の支配者たちもドラキュラと同じだな、とつくづく思います。自分の姿をドラキュラという映画にしたのか?と思えるほどです。
 支配者は、闇の住人としてその身を秘密の厚いベールで隠してきたからこそ支配者でありえたのです。闇から引き出され陽の光に晒された時、彼らはどこにも居場所がありません。それが彼らのカルマの精算の時です。その瞬間は近いです。あまりにもお粗末な知性で、彼らはその身を隠す術を失ってきているからです。官僚の書いた原稿を読むことしか出来ないアベシや、周りの閣僚の知性のほどは誰でも見て取れます。幼児以下だと。
 では、原稿を作る多分東大出のエリートのはずの官僚たちの知性は? つくづくお粗末になっているのが分かるでしょう。彼らの用意できる原稿は劣化コピーのそのまたコピーばかりです。記されている内容は説得力も根拠も皆無だったのは、既に閉じられた今国会の中継を見た人々には承知の事実です。その政治家や役人に群がり、公金を共に貪る超一流企業の業務もお粗末の一言です。意識を向けられたらすぐにバレる「頭を隠して尻を隠さず」以前の振る舞いです。彼らは闇に隠れなくなってきているのです。
 5年ほど前に竹下さんが、闇に隠れて悪事を為し続けるものは知性がどんどん劣化し、最後は廃人同様になると指摘されていましたが、どうも本当にそのようです。
 さて、今回が日本からの黄金流出をめぐる特別編の最終回です。日本からの黄金流出の事実とその意味と影響、黄金流出を通した八咫烏とロスチャイルドの関係などを見てきました。その中、残っていたのが大室寅之祐の家系が黄金、そしてロスチャイルドとどのように関係していたのか?でした。結論をいえば大室の家系と黄金、そしてロスチャイルドは密接な関係にあったと見るのが自然だったのです。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント ― 特別編(黄金の流出から)12 ― 陽の光の下に ―


カルマの精算期か? 〜崩壊しつつある支配層たち


ご隠居、2020年6月17日現在、“こんぴらさん”全国約600社の金刀比羅神社の総本宮・金刀比羅宮が脱退するということで「神社本庁」が大揺れでやすね。

そうだね。
「神社本庁」関連では、安倍応援団の「神道政治連盟」幹部の岩手県神社庁長の藤原隆麿氏が自殺とのことだね。
それに「神社本庁」本体では、数年前にもそのトップである「統理」の鷹司尚武氏と「総長」の田中恆清氏の対立という内紛の嵐が吹き荒れた。
また富岡八幡宮の女性宮司が弟に殺害される事件などもあったね。

そうでやしたね。
神社の世界も大揺れで、過去からの“無条件で人々からの崇敬を受ける”という流れを維持できなくなってきているようでやすね。

ふむ、そういった過去からの流れを維持できなくなってきているのは日本仏教会でもそうだよ。まぁ特に「神社本庁」は日本会議、統一教会、創価学会などとも繋がり、日本支配層のトップではあるが…。
それがこの現状ということは、日本の支配構造が根本的に崩壊しつつあることの表れかも知れないね。

そうでやすね。支配構造が根本的に崩壊しつつあるのは日本だけでなく、世界もそうなってきている最中の感もしやすね。
ところで「神社本庁」「統理」の鷹司尚武氏といえば五摂家の鷹司家でやすね。


そう。鷹司尚武氏は鷹司家の28代目当主のようだね。藤原氏、日本支配層のトップの家系だね。

今回の旅路の主役の一人であった天海が、伏見宮家の血流の可能性が高かったり、伏見宮家の久邇宮朝彦親王が明治維新の陰謀の中心にいたことから、伏見宮家についてはこれまで取り上げられてきていやすが、今日初めて見ることになりやした鷹司家も伏見宮家に劣らず重要のようでやすね?

そうなんだ。2015/11/09の竹下さんの記事に「初代裏天皇となった睦仁親王は、孝明天皇の子ではありません。この人物は、伏見宮貞教と鷹司積子との子を養子としてもらい受けたのです。」とコメントされている。
更に伏見宮家と鷹司家の両家に関し「この両家の中に八咫烏の12烏の中の2名が居ると考えるのは自然なことです。」ともコメントされている。鷹司家も陰謀の中心だね。

八咫烏の12烏か…、八咫烏のトップでやすね。
八咫烏のトップでもある伏見宮家と鷹司家の血流である初代裏天皇の睦仁親王、その睦仁親王とロスチャイルド家の娘との間の子が堀川辰吉郎、2代目裏天皇という流れになっていたわけでやすね。

そういうことさ。
そして睦仁親王にすり替わって表天皇となった大室寅之祐の直系ひ孫を名乗る張勝植氏が数年前に登場してきたわけだ。日本のゴールドの権利者だとしてね。

ふーむ、支配層が大揺れで根本的に崩壊しそうな気配と合わせやすと、近年の動きは秘密の過去が明らかにされ、その清算が迫られているような…、そういう時期になったんでやしょうね。

そうだろうね。いつかは必ずカルマの清算はしなくてはならなくなる時がくるからね。
さて、前回はロスチャイルド初代が主催した秘密会合に、八咫烏の誰か、そして大室寅之祐の初代が出席していたのでは?とのお前さんからの問いから、八咫烏とロスチャイルド家の関係を見ていったわけだが、大室寅之祐の家系のことについては宿題としてまだ残っていたね。

へい。
張勝植氏の本の内容やそれを紹介した動画の内容、そしてEriさんのツイッターの情報を合わせて見やすと、どうも大室寅之祐の家系は黄金に、そしてロスチャイルドとも縁が深そうでやすね。

そうだね。
それでロスチャイルド初代の秘密会合に大室寅之祐の初代が参加していたのでは?とお前さんは考えたわけだね。
確かに検証してみる価値もありそうだね。


大室の家系とロスチャイルドの関係 〜ロスチャイルドに預けられた金塊


へい。で、ご隠居はどのように見やすか?

ふーむ、まず大室寅之祐の家系と黄金の関係、ロスチャイルドとの関係を分けて見ていこうか。

へい。
大室寅之祐の家系と黄金の関係でやすが、張勝植氏とEriさんが出されていた情報によると、大室寅之祐の先祖は山家(サンカ)として雌伏中に、山口県田布施の山中で黄金を掘っていたようでやすね。
それで田布施の黄金を掘りつくしたのちには甲府に移り、そこでも黄金を掘っていたみたいでやすね。


そのようなことを言っていたね。
それが事実だったら、日本から大量に流出していった黄金は、大室寅之祐の先祖が掘り出したものもかなり含まれることになるね。黄金流出と大室寅之祐の家系は関わりがあることになる。
それはそうと、どうも大室寅之祐の先祖は鉱物関係に知悉していた渡来系の民だったような気がするね。サンカと呼ばれる人々には鉱物のプロが多いようだ。

そのようでやすね。
影天皇ともいうべき箕作奎吾、「本物黒酒」さんの『もう一人の「明治天皇」箕作奎吾』を読みやすと、箕作奎吾も鉱物学に長けていたようで、それもそのはずで、祖父に当たる箕作阮甫は日本初の地質学者で日本初の鉱物学書の翻訳者でもあるようでやすね。


そのようだね。
さて、大室家と黄金の関係に戻すと、張勝植氏の動画での話によれば、明治天皇となった大室寅之祐は、明治維新時に日本にあった70万トンもの黄金をスイスの山中に運び隠匿させたようだね。

へい。その黄金はBISとFRBに預けたようでやすね。
BISといえば中央銀行の中央銀行、FRBは言わずと知れた米国中央銀行、どちらもロスチャイルドが所有支配する銀行。


そう。ここからはロスチャイルドとの関係になるね。
大室寅之祐がロスチャイルドの中央銀行に70万トンもの黄金を預けたならば、大室の家系とロスチャイルドがそれ以前からの長い関連があったことの証明になるね。そうでなければ莫大な金塊を預けるはずがないからね。

へい。しかしそれにしても、動画での張勝植氏のロスチャイルドへの言いぶりが面白かったでやすね。

そうだね。張勝植氏の心情も補った彼のいい方はこうだったね。

「(黄金を預かった)ロスチャイルドは銀行員(にしか過ぎない)。そんな高い権限は持ってない。」

そうでやしたね。
黄金を通してでやしょうね、大室家とロスチャイルドに関連はあったのは確かでやすが、それはいつからの付き合いなのか? 問題はここでやすね。

そうだね。大室の家系はサンカではあったが八咫烏ではないようなので、古代からのロスチャイルドとの関連との視点は成立しないが、お前さんが思ったように、1773年のロスチャイルド初代の秘密会合あたりからの付き合いで、大室寅之祐の初代が何らかの形で秘密会合に出席していた可能性も否定はし切れないだろうね。

張勝植氏の主張に基づいた家系図
Wikimedia Commons [Public Domain]
Wikimedia Commons [Public Domain]

へい。そのあたりに関して張勝植氏の本に対するアマゾンでの出版社からのコメントには次のようにありやす。

古庄團の初代は、日本から単身、小さな船でアメリカにわたると、アメリカ大陸を徒歩で2年間かけて横断して、ボストンにたどり着く。そこで、イギリス本国議会の植民地政策に憤慨した植民地人の急進派を支援して、いわゆるボストン茶会事件(1773年12月16日)、アメリカ独立革命の象徴的事件として広く語られている事件に関係する。

❓ んん❓ 本に記されている内容が変わった❓
あたしたちの手元にある彼の本『朝鮮名は張基元 朝鮮半島から[万人幸福の世界作り]を目指した明治天皇』では、

初代と二代目はオランダ東インド会社の船でイタリアに上陸、その後二代目は米国に渡りボストン茶会事件に関わった。

こうなっているが❓

そうでやす。なんかわざと分からないようにするため内容をぼかしているのか…。


歴史を作ったハイアラーキの指令書 〜「教旨」も「日月神示」もハルマゲドン計画


うーむ、面妖ではあるね。
ただ、実際に手元にある張勝植氏の本と出版社からのコメントをかけあわせてみると、事実は次のようなものだったような気もしてくるね。

🔯 大室寅之祐の初代たちが八咫烏の意向を受け、欧州に上陸したのが1771年頃。
🔯 この頃1777年に成立する、日本から欧州への黄金流出を容易にする蘭芳公司の設立準備はほぼ整いつつあった。
🔯 その欧州に流れてくる黄金を効率的に利用できるよう大室寅之祐の初代たちは欧州を視察。
🔯 そのような中で八咫烏からの連絡を受け、大室寅之祐の初代は1773年の秘密会合に出席し世界革命計画を知る。
🔯 そしてその年に世界革命計画に沿って渡米し、12月に大室寅之祐の初代たちはボストン茶会事件に関わった。

ふーむ、その見立てでやしたら話の筋としては通りやすね。
その後のフランス革命やナポレオン戦争などにも大室寅之祐の家系が関わっていくんでやすね。
ところで、八咫烏が秘密会合に出席していたとすればその八咫烏とは、やはり上田サンカで?

そうだろうね。
その後の流れ、つまり上田サンカが総裁を勤める緑龍会がナチス・ドイツ設立に尽力し、日独伊三国同盟を導いたこと、一方、ヒットラーを支援育成したのがロスチャイルド家であったこと、この2つを考慮すれば、ロスチャイルド初代が主催する秘密会合に出席していた八咫烏がいたならば、それは上田サンカと見るのが妥当だろうね。
それに、もちろん大室寅之祐の初代に連絡していた八咫烏も上田サンカと見ていいだろう。

そう言えば、アヤタチ上田サンカと大室寅之祐の家系はサンカ仲間であり、同時に「霊能者」同志の繋がりがありやしたね。

張勝植氏の本によると、霊能に優れていた大室の家系が信奉していたのが、彼らがその霊能で受け取っていた「教旨」。
これを彼らは神からの指令と受け取っていたが、実は大室の家系に「教旨」を降ろしていたのはハイアラーキーつまり「教旨」とはハルマゲドン計画だね。

へい。
一方、上田サンカの大本教関係に降ろされたのが「日月神示」これを降ろした霊が天海で、これも日本を中心としたハルマゲドン計画でやすね。

そう言えば、張勝植氏の本には「教旨」の内容を、英王室は知らないが、ロスチャイルドはある程度は知っているとあったね。
要は、大室の家系とロスチャイルドが関連していたことと「霊能」で繋がっていたこと示す内容と受け取れるね。

ふーむ、そういえば今回の旅路の始まりに、今回の旅路のキーになるのが「霊能」だとご隠居は言っておられやしたが、まさに「霊能」がキーになっていやしたね。

まぁそうでもあるが、「黄金」「霊能」そして「血流」ぐるぐる渦巻いていたね。


明治以降、日本は「教旨」なり「日月神示」に突き動かされて韓国併合、満洲国設立、太平洋戦争へと突き進んでいくわけだが、このあたりのことは本編に任すとして、今回の旅路はここで終わりとしよう。
世話になったね。また次があればよろしく頼むよ。

へい。こちらこそお世話になりやした。どうぞご隠居もお達者で。



Writer

seiryuu様プロフィール

seiryuu

・兵庫県出身在住
・いちおう浄土真宗の住職
・体癖はたぶん7-2。(自分の体癖判定が最も難しかった。)
・基本、暇人。(したくないことはしない。)
・特徴、酒飲み。アルコールには強い。
・歯が32本全て生えそろっている(親不知全て)原始人並み。

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