新型コロナウイルス対策で実績を上げている、鳥取県の平井伸治知事、愛知県の大村秀章知事、世田谷区の保坂展人区長 ~3人に共通しているのは、PCR検査強化によって患者を早期発見すること

竹下雅敏氏からの情報です。
 もう一人、鳥取県の平井伸治知事も私は注目しています。新型コロナウイルス対策で実績を上げている3人に共通しているのは、“PCR検査強化によって患者を早期発見すること”です。文春オンラインで平井知事は、“時に専門家の方がおっしゃっていて、私たちとはちょっと事情が違うなと思うのが、「PCR検査で陽性が増えると医療崩壊を起こす」という意見です。鳥取県は「疑わしきはPCR検査をしたらいい」という態勢で臨んでいます”と言っており、実際に鳥取県は「ドライブスルー方式とウオークイン方式のPCR検査を導入」しています。
 先の文春オンラインの記事の中で、平井知事は「新型コロナウイルス対策は、政治の話をしてはいけないんですよね。命と健康を守るために何をやるべきか、率直に、迅速に行動しないと解決しない」と言っていますが、完全に同意します。
 こうした実績のある3人と対極に位置するのが、我らがあべぴょんのお仲間たち。新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の連中は、専門家を名乗るだけに特に始末が悪い。
 大村知事と保坂区長のオンライン対談で保坂展人氏は、“国の「専門家会議」も当初はPCR検査を広げることに賛成ではありませんでした。…とくに「4日以上の発熱」というPCR検査の目安の提示が混乱を招き、入院や治療が遅れた方もたくさんいます。政府はきちんと総括をするべきです”と言っています。
 時事ブログでは、“専門家会議の連中は科学者ではなく政治家ではないか”とコメントしたことがありますが、「まずは検査」という感染症対策の基本すら実行できない「感染症対策の専門家」とは何なのかがいまだに謎なのです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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野党再編の鍵を握るのは、コロナ対策の実務経験を持つ自治体の首長たちだ 
連合は小池知事支援、立憲民主とれいわは対立激化~都知事選後の野党再編は必至
引用元)
今、注目している自治体の首長が二人いる。大村秀章・愛知県知事と保坂展人・世田谷区長である。二人はそれぞれの地域行政の場で、新型コロナウイルス対策に成果を出してきた。
(中略)
二人の実務プロセスから明らかになったのは、以下のプロセスの重要性である。
 
① PCR検査強化によって患者を早期発見すること
② 医療機関の収容可能人数などを調整し、可能な限り早く適切な医療につなげること
③ 医療機関内で院内感染を起こさないための対策を徹底すること
④ 軽症患者に対してはホテルなどを用意し、感染拡大と医療崩壊の両面を防ぐこと
⑤ 情報公開を徹底し、現状を住民に伝えること
⑥ コロナ禍で経営難に直面する医療機関を金銭的に支えること

(以下略)
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本物のコロナ対策はこれだ! 大村秀章・愛知県知事×保坂展人・世田谷区長
東京都の小池知事や大阪府の吉村知事ばかりが脚光を浴びているのは正しいのか
引用元)
(前略)
保坂 東京都からは検査体制を整えようという具体的な指示は何も降りてきませんでした。医療分野を担当するのは都です。区市町村は担当部署がありません。しかし、座して待ってはいられないので、世田谷区は独自で医師会などと協力し、PCR検査体制を整えました。
(中略)
大村 感染症対策の基本は「まずは検査」です。「はやく見つけてはやく治療する」のが基本なのです。愛知県は3月からずっとそうやってきました。検査能力を1日300件から増やし、今は1100件です。秋には1600件が可能になります。
(中略)
症状が出てから検査を経て陽性確定に至るまで平均してどのくらい日数がかかったかという全国データがあります。4月12日の日本内科学会緊急シンポジウムに提出された資料です。一番長い日数を要したのが新潟県で8.46日。次は東京都の8.37日。次が北海道で7.7日、4番目が大阪で7.17日。これに対して愛知県は3.82日です。
(以下略)
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配信元)
 
 
 

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