新型コロナウイルスで死亡した患者の20%で脳の損傷が確認された ~慢性疲労症候群(CFS)などの深刻な後遺症が残る可能性

竹下雅敏氏からの情報です。
 “新型コロナウイルスで死亡した患者の20%で脳の損傷が確認された”とのことです。ツイートには、「損傷は、出血(周辺組織の出血)、または浮腫(腫れ)の形で見られ、主に脳の後部に影響していた。これは、#SARSCoV2が、脳内の血管を直接攻撃したことによると思われる」とあります。
 6月21日の記事で、“新型コロナウイルス回復後も6ヶ月以上疲労が持続する可能性があり…ME(筋痛性脳脊髄炎)/CFS(慢性疲労症候群)に移行する可能性”があることをお伝えしました。この時の記事のツイートで、 “筋痛性脳脊髄炎(ME)/慢性疲労症候群(CFS)は、発症〜5年間ほどポジトロンCTに脳の炎症“が映るとのことでした。
 また、新型コロナウイルスに感染した学者は、“持続する高熱や極度の疲労など症状の多さも容態の急変も自分の研究したどの感染症とも異なり…発症60日後の今でも倦怠感と頭痛に悩まされている”と言っています。
 今回のオランダのエラスムス病院での調査は、新型コロナウイルスが脳に損傷を与えた場合、慢性疲労症候群(CFS)などの深刻な後遺症が残る可能性を示しています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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新型コロナで死亡した患者の20%に脳損傷、脳内の血管を直接攻撃か 脳の味覚分野を攻撃して味覚消失の可能性
転載元)
(前略)
オランダのエラスムス病院で新型コロナウイルスの患者らを調査したところ、死亡した患者の20%で脳の損傷が確認されたことが分かりました。

脳の損傷は出血(周辺組織の異常)と浮腫(腫れ)が多く、主に脳の後部に被害が集中。
新型コロナウイルスが血管を通して直接攻撃した痕跡だと推測され、脳損傷と呼吸障害との間に関連はなかったとまとめられていました。

また、調査した学者は脳で発見された嗅覚球(嗅覚の機能を担う)に新型コロナウイルスが何らかの攻撃を行っている可能性があるとして、感染者から多発している味覚喪失を説明することが出来るかもしれないと報告しています。

既に新型コロナウイルスが肺以外の臓器にも攻撃を行うことは世界各地で確認されており、血管へのダメージも報告が相次いでいました。これらの報告を総合すると脳へのダメージも違和感がないと言え、引き続き新型コロナウイルスの能力に関しては調査が必要だと言えるでしょう。

Brain damage found in 20% of people who died from coronavirus
https://www.brusselstimes.com/all-news/belgium-all-news/health/117272/brain-damage-found-in-20-of-people-who-died-from-coronavirus/

A neuroimaging study showed brain damage in 20% of patients who died from coronavirus, Erasmus Hospital said Wednesday.

Researchers used MRI (Magnetic Resonance Imaging) to observe the brains of patients who died as a result of this virus.

About 20% of them had damage in the form of haemorrhages (bleeding in the surrounding tissue) or oedema (swelling), mainly affecting the posterior parts of the brain. This damage appears related in particular to the coronavirus directly attacking blood vessels in the brain. 
(以下略)
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配信元)

 
 
 
 

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