注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
菅首相が強権を発動しました。日本学術会議の会員(210人)の半数が10月1日から新会員として任期がはじまります。安保法制や共謀罪法案を批判した数人が首相の任命名簿から外されました。事務局が政府に問い合わせると「間違いではない。理由はノーコメント」。会議の推薦者が外されるのは初めてです。 pic.twitter.com/fTVuw8ygK9
— 有田芳生 (@aritayoshifu) September 30, 2020
本日の赤旗一面、「菅首相、学術会議人事に介入」とスクープ。法律上、会員は同会議が推薦し首相が任命するが、推薦されながら任命されなかった例は過去にない。
— 山添 拓 (@pioneertaku84) September 30, 2020
今回、安保法制や共謀罪に反対した複数の学者が任命されず。官僚の恣意的人事を当たり前のようにしてきた菅氏が、学問の自由へも介入か。
(以下略)
(以下略)
驚いた。ここまでするのか。 https://t.co/peovIcsuaN
— 異邦人 (@Narodovlastiye) September 30, 2020
「これまでは、推薦された人をそのまま認めていたが、今回は、そうではなかったという結果の違いであり、対応してきた姿勢が変わるものではない」
— 上西充子 (@mu0283) October 1, 2020
「そうではなかった」ではない。「そうはしなかった」だ。そこには政府の判断が介在している。 https://t.co/9La6oQc65M
菅総理の日本学術会議の任命拒否が違法の証拠を発見。
— 小西ひろゆき (参議院議員) (@konishihiroyuki) October 1, 2020
昭和58年に、「実質的に総理の任命で会員の任命を左右することは考えていない」、「任命制を実質的なものとは理解していない」、「推薦のとおりに総理が形式的な発令行為を行うと条文を解釈」、「内閣法制局の審査で十分に詰めた」などと答弁。 pic.twitter.com/ZXPz58m8dz
権力と学問の闘いそのものなのだと思う。
— 小西ひろゆき (参議院議員) (@konishihiroyuki) October 1, 2020
日本学術会議は科学的議論を放棄し、闘わないままに玉虫色の見解で軍事研究を解禁したが、それでも容赦なくやられた。
私もここまでやってくるとは思っていなかった。。
あとは、やるかやり切られるかのどちらかしか残っていない。 https://t.co/n3h6vYuk6v
学術会議の推薦を任命拒否すれば大騒ぎになることは分かり切っている。
— 小西ひろゆき (参議院議員) (@konishihiroyuki) October 1, 2020
そうするとこれは官僚の仕業ではない。
また、改選期の今年を狙って二年前から解釈変更を仕込んでいる。
それを着任直後の菅総理が遂行している。
要するに、菅総理が官房長官時代から学者の異論を封じるため仕掛けた暴挙だ。 https://t.co/yX6iG1L2pU
6人の学術会議会員予定者の任命拒否について、意思決定過程を示す文書は、おそらく存在しない。あったものを廃棄したのではなく、もともと無いと思う。実質的な意思決定は、菅首相、加藤官房長官、杉田副長官らの談合で行われたのだろう。決裁文書では初めから6人が除かれていただろう。
— 前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民) (@brahmslover) October 1, 2020
前政権においても、違憲の疑いのある大学の教育やガバナンスへの介入は進んできましたが、菅政権発足当初に浮上した今回の件は、学術会議始まって以来の前代未聞の事態であり、メディア関係者のみなさまには是非とも取材していただきたくお願いします。 https://t.co/3Oklcro2Y4
— 石原 俊/Shun Ishihara (@ishihara_shun) September 30, 2020
すでに菅政権は官僚人事を掌握し、野党合同ヒアリングの場でも役人は一切の回答を拒んでいます。物言う役人が左遷させられ、自死を選ばされる無残な現実を見て官僚たちは、どんなに国民や野党議員からの批判を受けても「国民のために」ではなく「政権のために」働く一択を決め込んでいるようです。
そしてついにこの度、学術の分野からも異論を排除し「政権のために」研究する人だけを生かすつもりか。
真に公僕たる人、戦う研究者を国民が守ることは不可能なのだろうか。