ぺりどっと通信67 交通


【お知らせ】
年末年始 31日(木)、1日(金)、2日(土)、3日(日)の時事ブログは、1日3本の掲載となります。
(編集部)

お久しぶりです。ぺりどっとです。
ずいぶんと寒くなりましたね。寒さ対策にも新兵器をいくつか投入して万策を配しておりますが、それはいずれのお楽しみということで。
今回は、交通に関するお話です。
(ぺりどっと)
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コロナがまだまだ猛威を振るう中ではありますが、ぺりどっと、小型二輪免許を取得してきました。(第3波前の9~10月)

ご存知の通り、ぺりどっとはホンダのスーパーカブ50(排気量50cc)に乗っとります。山奥に住んでいるぺりどっとは、時々市街地に出向き、またこちらに戻る際に山を登らねばなりません。こちら山口に引っ越してきた当時は、何ら問題もなかったのですが、次第次第にパワーが落ちてしまい、ギアを落とさねば登りきることが出来なくなってきていました。かなりの低速になってしまうため、後ろを振り返ると、後続車が連なって渋滞を起こしていることも。。。


また、来春には自賠責が切れることもあって乗り換えを考え、せめてもう少し大きな排気量のモノをと、昨年からずっと検討していました。が、普通自動車免許(50ccのバイクは乗れる)しか所持していないため、二輪免許が必要になったというわけです。

通常、教習所に通って取得される方がほとんどだと思いますが、ぺりどっとは、免許センターで直接試験を受ける、いわゆる"一発試験"なるものにチャレンジしてみました。昨年末、免許センターに何度も下見に来ていたのですが、人気がないのか試験を受けてる二輪受験者の方は一人も見かけませんでした。


試験官から直接聞きましたが、コロナの影響で、一発試験でも教習所でも、二輪免許希望者が今まで見られない程かなり増えているのだとか(とはいえ一発試験での二輪受講者は数人/日)。どうやらバスや電車で通学通勤している方が、人との接触を避けるために二輪免許を希望しているようです。

徹底的なリサーチと対策、練習の結果、何とか先日その技能試験に合格(学科試験は自動車免許所持のため免除)。その後、教習所での3時間ほどの講習を受け、無事免許も取得。教習所に通う費用の4割ほどで済みましたが、正直オススメしません。


技能試験は平日の朝及び昼に行われます。最初の技能試験に落ちて、次の予約を取るのが2週間先でした。都心だと次の予約を取るのが一ヶ月先とかざらみたいです。僕は予約が取り得る限り最短のものを全部選択出来ましたが、それでも一ヶ月ほどかかりました。また、技能試験後の教習所での講習も月一あるかどうかといった状態です。…というわけで、自由に時間の都合がつかない限り、一発試験での免許取得はかなり難しいと思います。

しかも、技能試験はかなり手厳しいです。対策をとらずに行ったら間違いなく落ちます。その試験車で練習することが出来ないため、手持ちのカブで練習しましたが、
 ・ウインカー装置の付いてる箇所が左右逆
 ・リアブレーキの場所が左手と足で違う
 ・カブと比べて試験車のエンジンブレーキが強力 など
の違いがあり、正直、当日ぶっつけ本番で試験車でチャレンジといった感じでした。


そのせいで、2度も一本橋で落ちました(検定一発中止)

トラウマの一本橋


幅30㎝長さ15mの橋をゆっくり時間をかけて渡る(小型二輪の場合5秒以上)とか。。。低速での狭い路地のカーブ操作とか。。。交差点ごとに必要な大袈裟な左右確認とか。。。なんだか、曲芸の練習をしているような気分でした。


そして、何度も試験に落ちると心も折れます。大型二輪になると10回以上も落ちる方もザラにいて、一緒に試験を受けてた大型二輪の方の中には、途中で教習所に切り替える方も。。。

免許を取得してからは、バイク探しです。色々検討した結果、希望したのは、スーパーカブ110(排気量110cc)です。やはりコロナの影響でバイクも人気!スーパーカブも納期は早くて3か月先、人気機種になると半年以上先になるとのこと。が、先日たまたま入ったバイク店で、まだ店頭に並んでいない蔵出し状態の中古スーパーカブ110(走行距離1500kmほど)を発見!たまたま山口のプレミアム商品券が使えたため、さらにお安く購入できましたとさ。めでたしめでたし。

新しいぺりどっと号110
前と同じグリーンなので、見た目がほとんど変わらず。。。


これで、二段階右折や30キロ制限から解放されました。また、51cc以上だと下関から北九州に入る際の関門海峡をバイクに乗ったまま走り抜けられます。50ccだと、歩行者や自転車の方々とご一緒に、エレベーターで地下に降りてトンネル内を手押しで歩かねばならないのです。


全長780mの世界的にも珍しい歩行者用海底トンネルで所要時間は約15分。傾斜付き通路でのバイクの手押し15分はちとキツイ。。。ちなみに、手押しで渡っても、走って渡っても料金同じ20円です。


二輪車というのは自動車よりも不安定な乗り物ですので、より安全に気をつけねばなりません。

しかし、自分自身の安全が確保され、なぜか周りの安全意識まで確実に高めてしまう魔法の装備をご紹介した動画がこちら。。。



後続車のみならず、対向車まで安全走行に変えてしまう程、強力な魔力?に満ちた究極のアイテムのようです。いや~、いったいなぜなのでしょうね。まったくもって不思議ですわ(笑)

ここでポエムをば。。。


日本において交通ルールに欠かせないものといえば、信号機です。交通信号機は道路交通法第4条により、道路における危険防止と、交通の安全と円滑又は交通公害を防止するために必要があるときに設置すると定められているようです。


こちらの動画によると、日本全国の信号機総数(車両用&歩行者用)は、207,738基ほどあり、1平方kmあたりで比較すると、日本の信号密度はイギリスの5倍、アメリカの16倍もあり、世界最高クラス。また、信号機の数が最も多い都道府県トップは東京都!その都内(渋谷〜本郷)を実際に走行してみたところ、1時間のうち22分も赤信号で停まってたそうな。国土交通省の調査では、都市部の一般道での自動車は、1時間あたり15kmしか進んでいないようです。東京を筆頭に都市部の交通は、がんじがらめでストレスフルな交通イメージしか湧きませんわ。

そして奈良では、たとえ人がいなくても。。。


でも、本当に信号機は安全を守ってくれてるのでしょうか。

世界一信号機が多い国、日本。信号機は本当に安全を守ってくれる?
引用元) SmartDrive Fleet 16/9/12

(前略)
信号機を撤去した世界の街の取り組み例

(中略)...実際に世界の街で実施された不必要な信号機を撤去した取り組みをご紹介します。

ドラハテン(オランダ)
オランダ北部にあるドラハテンという街では、2007年に実験的にすべての信号機を撤去しました。すると年間の交通事故発生件数が8件から1件に減少し、なおかつ交通量が40%上昇したそうです。

ポイントン(イギリス)
イギリス・イングランドの中央部に位置するポイントンという小さな街では、2008年11月に中心部にある交差点の信号機や道路標識、さらに道路上のラインまで廃除する「共有空間道路計画」が実施されました。実施後はその交差点で発生した事故の件数が減少しただけなく、渋滞も減って周辺店舗への来客数が2倍に増えたそうです。

ブータン
「幸せの国」と呼ばれている南アジアの王国ブータンでは、今から約20年前の1990年代に「外観を損ねる」という理由からすべての信号機が撤去されて、現在までその状態が続いています。信号機が設置されていた頃は信号無視をする車両が多かったそうですが、撤去したことでドライバーのマナーが改善され、交通事故の件数が減少したのだとか。

京都(日本)
(中略)...2015年10月、京都市中京区では「御池」「四条」「烏丸」「河原町」の各通りに囲まれた区域内にある4ヵ所の信号機を撤去し、速度規制を20キロに引き下げました。

すると撤去前の2015年3月~8月の半年間には人身事故件数が4件あったのが、2015年11月~2016年4月の撤去後半年間では0件に減ったそうです。

なぜ信号機を撤去したにも関わらず事故件数が減少したのかというと、信号機が無くなったことでドライバーや歩行者が交差点を慎重に通過するようになり、自らの判断で危険を回避しようとする心理が働いたからではないかと専門家たちの間では考えられています。
(以下略)

こうした事例を知ってしまうと、信号機が安全を守っているようには到底思えなくなってしまいます。

そして、あのインドでは信号どころか交通ルールそのものが全く存在しないのではないかとすら思ってしまいます。


しかも、ほぼノーヘルですなー。ま、かろうじて左側通行らしいということだけは分かりますけどね。そして、高速道路。。。


こ、こんな高速道路、まともに走れる自信がありませぬわ。。。

願わくば、ヤマ・ニヤマに則り、非暴力の実践として、人を傷つけることがないよう、また、人から傷つけさせないように注意を払うことくらいでしょうか。

交通ルールも、人生の中での様々なルールも、そして自らの信念や価値観といったものも、ただ妄信したりせず、自らの判断で人生という道を正しく走行しなければならないというところでしょうか。。。

(まの爺)
 縁側でお茶をズズッとすすり一年を振り返っておりますとな、
通りすがりの人々が次々に「ぺりどっと通信はまだ?」「次回はいつ?」「ぺりさんはお元気?」と聞いて行かれるのぢゃ。
ウワサでは、巣ごもりで太ったそうな?ぷぷ。

 大晦日、久々の「ぺりどっと通信」は、なんと「運」を天に任せたスーパーカブ物語、笑い納めですぞ!

Writer

ぺりどっと

ぺりどっと

健康マニア!インド渡航歴13回。
東京は築地生まれの江戸っ子!
試したがりの変わり者♪
移住してきた瀬戸内海の離島の古民家や海、山、畑でゆったりと過ごしながら、時事ブログの記事編集のお手伝いをさせて頂いておりましたが、山口の山奥に引っ越しました。
ぺりどっと通信で時事ブログの品位と波動を下げないかどうかが、ますます心配です。

■ 勝手に編集後記 ■

スーパーカブは実に60年以上に渡り、世界で一番生産され売れてるオートバイです。英語で「坊や、少年、肉食哺乳類の子供」を意味する「Cub(カブ)」という愛称が付けられたそうな(アニメ「魔法使いサリー」のサリーちゃんの弟カブも同じ由来らしい)。非常に燃費がよく、新聞配達や郵便配達、出前などでも使われているおなじみのバイクです。


うちのスーパーカブの燃費は、50は55km/L、110は62km/Lほどあります。プリウスの実燃費が20~25km/Lであることを考えると、破格の燃費を誇る乗り物といえるでしょう。

東南アジア圏ではもうおなじみでして、過積載の光景なんかはもう日常風景のような感じ。

また、とてつもなく耐久性もあって、今発売されている原付が10~15年(距離にして3~6万km)を想定して作られている中、ホンダの関係者に「カブは実際に何十万キロ走れるか見当もつかない」と言わしめるほど。その堅牢さから中古価格も安定しており、それを目当てにスーパーカブ専門の窃盗団まで現れる始末。

さらに、エンジンオイルの代わりにてんぷら油だとか、22メートルの高さから落としてもエンジンがかかったなどの実証も行なわれています。そうそう、エンジンオイルの代わりに水でも走ってたなんて例も。。。まさに生きた伝説と化しています。

皆様、よいお年をお迎えくださいませ~♪


※本編集後記は、いらすとやさんのカブのイラストを見せたいだけだったりします


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