ユダヤ問題のポイント(日本 大正編) ― 第9話 ― 地底民族の地上への介入

 リットン著の『来たるべき種族』では、地上で生活していた一部族が地底民族「ヴリル・ヤ」になったとしています。「ヴリル・ヤ」の地底王国をハウスホーファーは「アガルタ」と称し、「ヴリル・ヤ」をアーリア人種と見なした人間たちが歴史を動かしました。
 しかし、3000万年前に宇宙から地球に入植して地底民族となったのがアガルタ人、10万年前に地球で生まれた若い魂の人種がアーリア人種、両者は全くの別種です。
 従って、リットンの「地上の部族が地底民族に」のこの記述内容は、事実からは離れたものだと思えるのですが、ところが間違いでもないのです。リットンは間接的にホワイト・ロッジの大師からの情報を得て、それによって『来たるべき種族』を著したのです。
 今回は取り上げませんが、確かに地上のある部族が地底民族になってもいるのです。地底民族にはアガルタ人だけでなく宇宙から入植した様々な種類があり、ホワイト・ロッジのみならずブラック・ロッジ所属の地底人もいました。地上の人間から地底人となったのも含めて地底民族の総称を、コーリー・グッド氏の言葉では「古代地球離脱文明」といいます。
 『来たるべき種族』がナチス・ドイツを成立させ、それが第2次世界大戦に繋がったともいえます。ただし、より正確には「古代地球離脱文明」が地上の世界に介入し、ナチス・ドイツが成立したともいえます。そのあたりのことを改めて「コブラによる地球解放年表」と照らし合わせながら確認していきたいと思います。
 予め「年表」の幾つかの分かりにくい言葉の説明をしておきます。
 「アルデバラン星系」のアルデバランとは、ホワイト・ロッジ所属の宇宙人グループで、プレアデス人と密接な関係のようです。
 そのプレアデス人、プレアデスはプレアデスに在住している宇宙人というよりは、地球に移植してきたプレアデスに起源を持つ地底民族を主にさすようで、地上に交信してくる宇宙人はその多くが地底に基地があり、そこからの交信だったようです。ホワイト・ロッジの構成組織の「光の銀河連邦」、その最高意思決定機関がプレアデス評議会とのことであり、「光の銀河連邦」はプレアデスに起源をもつものが主体で構成されてあったようです。
 そしてキメラとドラコについて。ブラック・ロッジの支配体系は4層で、上から1. キメラ、2. レプティリアン、3. オリオン人、4. グレイの順です。キメラが頂点で、レプリティアン層の王がドラコです。
(seiryuu)
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ユダヤ問題のポイント(日本 大正編) ― 第9話 ― 地底民族の地上への介入

『来たるべき種族』の情報源 ~アセンデッド・マスターの存在


1820-1830 プレアデス人がポジティブな秘密宇宙プログラム(Secret Space Program)の種を導入する機会だと考え、ドイツ国内の多くの人々にテレパシーで接触し、ドイツ人たち自身の宇宙船を建造し始めるように彼らに促した。
(中略)
1875 エソテリック同胞団は神智学協会をH.P.ブラヴァッキーを通して創始させた。エソテリック同胞団はテレパシーで着想を送り、特にニコラ・テスラを通して科学の進歩を導いた。
(中略)
1917 光の勢力がドイツでトゥーレ協会を結成。
アルデバラン星系からのポジティブなプレアデス人がマリア・オルシックを通してテレパシーで接触し、実際に稼働する宇宙船の作り方の指示を与えた。
時をおかず、アルコン支配下のロスチャイルド工作員、その名をアドルフ・シックルグルーバー(ヒトラー)が潜入。
(中略)
1920-1930年代 トゥーレソサエティは闇の手先になり、さらにブリル協会(Vril society)に姿を変え、秘密裏にドイツの宇宙プログラム(SSP)を発達させた。
ドイツ人のプログラムがブレイクスルーの可能性があり、プレアデス人と接触し、ファーストコンタクトが公になるであろう利用可能な宇宙船を建造し始める真の可能性を見たとき、キメラグループは介入を決断した。チベットからドラコ派閥を送り、カール・ハウスホーファーと接触させた。彼はヒトラーと接触し、ヒトラーはドラコとの協定に署名した。
1934
(中略)
第二次世界大戦前に、プレアデス人はヒトラーとの契約に署名した。プレアデス人はヒトラーが大量殺戮を行わないことと交換に、彼にテクノロジーを与える約束をしたが、これが大量殺戮を防ぐ最後の試みだった。この約束が反故にされたとき、プレアデス人はヒトラーやナチスとの全ての接触を断ち、それからドラコがヒトラーにテクノロジーを与えた。

リットン著の『来たるべき種族』が後世に凄まじい影響を与え、結果としてドイツを動かし、第2次世界大戦という形となって地上世界を激しく大いに揺るがしています。それだけリットンの描いた地底民族「ヴリル・ヤ」が単なる空想物語ではなく、リアルだったわけですが、「ヴリル・ヤ」は次のように記されていました。

*元は地上の一部族が地下に移住し 、地底民族「ヴリル・ヤ」となった。彼らは「ヴリル・パワー」を発見
*その地底民族「ヴリル・ヤ」は超科学を駆使し、更にはサイキック能力を開花させるようになった。

リットンの「ヴリル・ヤ」の地底王国をハウスホーファーは「アガルタ」と称しているのですが、リットンの「ヴリル・ヤ」に対する着想と知識はどこから来たのか?
間違いなくブラヴァツキー夫人からです。

英国諜報部のトップも勤めていたリットンは、ブラヴァツキー夫人とは非常に密接な関係で、ブラヴァツキー夫人が世界の様々なところに行ったその情報は、リットンに報告されていたはずなのです。

特にブラヴァツキー夫人はインド奥地に入り込み、チベット内部にまで入ろうとしていました。そこに住するホワイト・ロッジの大師・覚者からブラヴァツキー夫人は霊導を受けていて、テレパシーでやり取りしていたのです。その情報をリットンは得ていたわけです。

コブラによる地球解放年表」に「1875年にエソテリック同胞団は神智学協会をH.P.ブラヴァッキーを通して創始させた。」とあります。

自称“光の勢力”であるホワイト・ロッジでは、「進化段階」がほぼ全てというところがあり、進化段階が5.0以上を覚者、6.0以上をアセンデッド・マスターと呼ぶようです。

2017/06/22の竹下さんの記事を読むと、エソテリック同胞団とはアセンデッド・マスターの直接の弟子の集団です。彼らによって神智学協会は設立されたとのことです。ブラヴァツキー夫人自身がエソテリック同胞団の一員で、アセンデッド・マスターからの情報を得て活動していたわけです。

そして2017/06/22の竹下さんの記事から、アセンデッド・マスターが地下王国「アガルタ」「シャンバラ」の中核的存在であることが分かります。シャンバラからの直接的な情報をブラヴァツキー夫人を通してリットンは受け取り、『来たるべき種族』を記したわけです。


UFO製造技術の伝授 ~地底民族の接触


以前にも見ましたが、「年表」によると1917年「光の勢力がドイツでトゥーレ協会を結成。」とあります。ホワイト・ロッジの勢力がナチ党の母体となったトゥーレ協会を設立したとの意味ですが、第5話で見たように、トゥーレ協会についてはそのウィキペディア記事によると以下のようになっていました。

1918年1月に右翼政治結社・ゲルマン騎士団の委託を受けたルドルフ・フォン・ゼボッテンドルフにより、騎士団の非公式バイエルン支部として設立された。

トゥーレ協会はゲルマン騎士団、つまりドイツ騎士団の支部として発生したのです。このドイツ騎士団ですが、2016/10/01の竹下さん記事では次のように明かされています。

コブラは、図のエソテリック同胞団に属します。コーリー・グッド氏が接触した古代地球離脱文明の7つのグループは、図の星の教団になります。彼らは、地球上の様々なグループと接触しており、その1つがドイツ騎士団です。日本の八咫烏も、星の教団の下部組織です。

編集者が本文の内容を一部補足

ドイツ騎士団は、元々マイトレーヤの率いるハイアラーキーに所属する騎士団です。より大きな範囲では「光の銀河連邦」に所属する騎士団と言えるでしょう。フルフォード氏がステファン氏への返信の中で、“彼らは、最終的には「黒い太陽」から命令を受け取っている”と言っていることから、このことがわかると思います。黒い太陽とは「光の銀河連邦」を意味します。
2014/05/06 時事ブログ)

コブラがエソテリック同胞団所属というのは注目に値しますが、ドイツ騎士団は八咫烏などと同様に「星の教団の下部組織ということのようです。
星の教団もホワイト・ロッジの組織の一つで、地球に肉体を持って転生している者たちで構成されている組織のようです。

ゲルマン(ドイツ騎士団が実行部隊として、その背後のホワイト・ロッジ組織の意向を受けてトゥーレ協会を設立したわけです。


そして彼らは古代地球離脱文明からの接触をうけていたのです。その実例が「年表」にあるように既に1820-1830年の時点でプレデアス人(おそらく「光の銀河連邦」に所属)がドイツ人たちにテレパシーで接触し、「ドイツ人たち自身の宇宙船を建造し始めるように彼らに促した。」とある通りです。

この流れの中の動きが、1917年の欄の「アルデバラン星系からのポジティブなプレアデス人がマリア・オルシックを通してテレパシーで接触し、実際に稼働する宇宙船の作り方の指示を与えた。」となるのでしょう。

マリア・オルシックに関しては後述しますが、彼女を通して「ポジティブなプレアデス人が宇宙船の作り方の指示を与えた。」のは、無論一応はトゥーレ協会に対してです。トゥーレ協会設立の元がゲルマン騎士団であり、ホワイト・ロッジに所属している仲間に秘密情報を伝えたことになります。

しかし、ホワイト・ロッジに所属していたトゥーレ協会は、ヒトラーが潜入し、所属先の意味では変質していきました。

またそれに関連しますが、重要人物、ヒトラーの師匠となるハウスホーファーはトゥーレ協会にも所属し、非常に有力な会員だったと思われます。しかし、彼はホワイト・ロッジではなくブラック・ロッジに所属していました。こちらもホワイト・ロッジ組織にブラック・ロッジの人間が潜入していたことになります。

また、ハウスホーファーが日本に駐在する前にチベットで奥義を授けたラマ僧もブラック・ロッジ所属と思われます。


マリア・オルシックとシグルンの派遣 ~両者は別組織に所属


ハウスホーファーがベルヒテスガーデンにてヴリル協会の会合を催し、トゥーレ協会の有力メンバーが誘われます。その際にハウスホーファーはあるサプライズを用意しました。とびきりの美女2名がそこで紹介されたのです。その2名は霊媒でありパイロットでした。

その会合の正確な日時は、映像配信「宗教学講座 第267回」の添付資料に明かされてあって、1922年3月です。

紹介されたその美女の一名こそがマリア・オルシックだったのです。そしてもう一名の美女の名はシグルンでした。(1917年というよりは)この会合の場で、マリア・オルシックがUFOの製造方法をテレパシーで受け取って参加者に伝えたのです。

Nyhetsspeilet [Public Domain]
編集者註:引用元ではシグルン(Sigrun)としていますが、マリア・オルシックです。

美女二人とその彼女らの霊媒によってもたらされる神秘的な情報にも引き寄せられたのでしょう。この会合以降にナチ党のメンバーが続々とヴリル協会に入会します。そして、この年からヴリル協会はUFO開発に着手します。

マリア・オルシックとシグルンの本当の正体については「宗教学講座 第267回」にて確認願いたいのですが、既にお分かりのようにマリア・オルシックはホワイト・ロッジから来ていました。しかし、シグルンは違います。ブラック・ロッジからの使者だったのです。

Matrix in Blau [Public Domain]
編集者註:中央の女性がマリア・オルシック。その右側がシグルン。右端にはテンプル騎士団員らしき人物が写っています。

「年表」の1920-1930年代の「ドイツ人のプログラムがブレイクスルーの可能性があり、プレアデス人と接触し、ファーストコンタクトが公になるであろう利用可能な宇宙船を建造し始める真の可能性を見たとき、キメラグループは介入を決断した。」のキメラグループの介入とは、シグルンの派遣も指しているはずです。

そして、このベルヒテスガーデンの会合を機にナチ党の多くがヴリル協会に入会し、トゥーレ協会のメンバーと共にUFO開発に着手します。これが「年表」の「トゥーレソサエティは闇の手先になり、さらにブリル協会(Vril society)に姿を変え、秘密裏にドイツの宇宙プログラム(SSP)を発達させた。」という意味になるでしょう。

ただし、「トゥーレソサエティは闇の手先に」としていますが、実際にはブラック・ロッジの動きにプレアス人グループが協力していたのです。ブラック・ロッジとホワイト・ロッジは敵対しているのですが、場合によっては手を結ぶのです。

それが「年表」の1934年の欄の「第二次世界大戦前に、プレアデス人はヒトラーとの契約に署名した。プレアデス人はヒトラーが(ユダヤ人の)大量殺戮を行わないことと交換に、彼にテクノロジーを与える約束をした」に表れています。

しかし、ヒトラーとの約束が反故にされて、ナチス・ドイツからホワイト・ロッジが手を引いたとしているのです。

また、キメラグループの介入とはシグルンの派遣もありますが、「年表」にあるようにチベットからドラコ派閥を送り、カール・ハウスホーファーと接触させた。」があります。その派遣された「ドラコ派閥」がハウスホーファーと接触するのと、「ヒトラーと接触し、ヒトラーはドラコとの協定に署名した。」には意味的にかなりの時間差があります。こういったこと等を踏まえて時系列から「年表」を検討し直すと下の表になると考えられます。

「コブラによる地球解放年表」を修正したもの
1917-1918年代 ドイツ人のプログラムがブレイクスルーの可能性があり、プレアデス人と接触し、ファーストコンタクトが公になるであろう利用可能な宇宙船を建造し始める真の可能性を見たとき、キメラグループは介入を決断した。チベットからドラコ派閥を送り、カール・ハウスホーファーと接触させた。
光の勢力がドイツでトゥーレ協会を結成。
時をおかず、アルコン支配下のロスチャイルド工作員、その名をアドルフ・シックルグルーバー(ヒトラー)が潜入。
1920-1930年代 アルデバラン星系からのポジティブなプレアデス人がマリア・オルシックを通してテレパシーで接触し、実際に稼働する宇宙船の作り方の指示を与えた。
トゥーレソサエティは闇の手先になり、さらにブリル協会(Vril society)に姿を変え、秘密裏にドイツの宇宙プログラム(SSP)を発達させた。
チベットからのドラコ派閥はヒトラーと接触し、ヒトラーはドラコとの協定に署名した。
1934
(中略)
第二次世界大戦前に、プレアデス人はヒトラーとの契約に署名した。プレアデス人はヒトラーが大量殺戮を行わないことと交換に、彼にテクノロジーを与える約束をしたが、これが大量殺戮を防ぐ最後の試みだった。この約束が反故にされたとき、プレアデス人はヒトラーやナチスとの全ての接触を断ち、それからドラコがヒトラーにテクノロジーを与えた。


Writer

seiryuu様プロフィール

seiryuu

・兵庫県出身在住
・いちおう浄土真宗の住職
・体癖はたぶん7-2。(自分の体癖判定が最も難しかった。)
・基本、暇人。(したくないことはしない。)
・特徴、酒飲み。アルコールには強い。
・歯が32本全て生えそろっている(親不知全て)原始人並み。

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