9年前の約束
1月20日、アメリカ大統領就任式の日、メキシコでは朝の大統領プレス・コンファレンスでロペス・オブラドール大統領はこんな話しをしていました。
2012年ロペス・オブラドール大統領が大統領候補者時代、当時のオバマ政権のバイデン副大統領がメキシコにやってきた際に、あることを約束したらしい。それは、やむをえずアメリカに不法移民として行き、長年アメリカで住んでいるメキシコ人不法移民らに市民権を与えること。が、未だそれは果たされていないらしい。バイデン大統領は、今度こそ実行してくれることを期待しますというメッセージをアメリカの就任式の日に発信していました。
あの約束を交わした2012年3月の2人amlo biden mexico marzo 2012 pic.twitter.com/1LKNHoHONf
— Luis Medina (@mloyolaluis) November 8, 2020
チャプセロ・ネットワークのナチョさんによると、バイデン大統領は、オバマ政権の2期目でメキシコの不法移民に市民権を与えると約束したが、実は全くプロセスすら開始されていなかったとのこと。
朝のプレス・コンファレンスでLee AMLO carta que le entregó a Biden en marzo del 2012 https://t.co/HFChnk3wUQ pic.twitter.com/1P5CfagJ7D
— Aristegui Noticias (@AristeguiOnline) January 20, 2021
9年前の手紙の一部を読みあげるロペス・オブラドール大統領(1:45:00あたり)
軍の援助や協力よりも、まず第一に経済開発のための援助をアメリカに強く求め、
そして、アメリカに長年住んでいるメキシコ不法移民に市民権を与えるよう要請
バイデン大統領は、就任後すぐに1100万人の不法移民に市民権を与える大統領命令に署名しましたが、ちょうどホンジュラスからの不法カラバン移民がアメリカに向かっていたときと重なり、これから不法で入る移民ら1100万人に市民権が与えられると勘違いしている方もいたようですが(popoちゃんも含めて)、これはロペス・オブラドール大統領との約束を果たすためのものだったのかもしれない?!
しかも大統領命令の内容が「不法移民に市民権を与える」とか「中国ウィルスという言葉を禁止」とか「元男性の女性スポーツ参加拒否は差別」とか…どれもキチガイ過ぎて…
— Takumi Murata (@TakumiMurata1) January 31, 2021
バイデンは痴呆症で何も分からずサインしてるだけだ…
これドッキリじゃないのか?
現実だったらヤバいぞコレ… pic.twitter.com/EIqslbjHGF
それにしても、この大統領命令の山積みはコントだわ!
ざ〜っと数えても200はありそう!
バイデン政権、中米に40億ドル支援!
1月23日、バイデン大統領とロペス・オブラドール大統領は早速、電話会談をし、中米の移民問題について話したそう。ロペス・オブラドール大統領は、ホンジュラス、エル・サルバドール、グアテマラにアメリカが40億ドルの支援をするとバイデン大統領が約束したと発表。
AMLO informó que en la llamada que sostuvo con Joe Biden hablaron sobre la migración de centroamericanos y adelantó que el mandatario le manifestó que destinaría 4 mil millones de dólares en apoyo a los países de Honduras, El Salvador y Guatemala. https://t.co/q7XUDwjYKl pic.twitter.com/wEGhxmXB5I
— Político MX (@politicomx) January 23, 2021
ロペス・オブラドール大統領は、移民問題は自国での雇用を増やすことで解決できるといい続けています。なので中米に代わって、アメリカにお願いした模様。
果たして、この約束は守られる?!
メキシコ、中米移民の未成年、子供の受け入れ中止に
バイデン大統領は、トランプ政権が始めた(メキシコに押し付けた)、アメリカで避難所を求める中米移民は法廷審問までメキシコで待つ’Remain in Mexico’政策の見直しを命じたそう。
The Trump administration's controversial "remain in Mexico" (MPP) policy requiring asylum-seekers trying to enter the U.S. from the southern border to wait in Mexico for American court hearings will be suspended.
— Abogada Angélica Jiménez (@AbogadaEmigrar) January 21, 2021
.
.#inmigracion #inmigración #inmigrantes #inmigrante pic.twitter.com/vy5jRL9B0c
が、いろいろグズグズしてるためか、メキシコ側から先手を打ったよう。
なんとメキシコが中米移民の受け入れは大人だけを継続し、未成年や子供の受け入れを中止に!性的人身販売阻止のためかも?!
Mexico refuses to take migrants under ‘Remain in Mexico’ policy - https://t.co/7hsa3owgPx #OANN pic.twitter.com/59Wr384ulW
— One America News (@OANN) February 5, 2021
(正確には、未成年の移民受け入れを拒否です!)
チャプセロ・ネットワークのナチョさんによると、このニュースはアメリカでは報道されたけれど、メキシコ国内では一切報道されなかったらしい。
バイデン大統領はロペス・オブラドール政権の真似がお好き?!
チャプセロ・ネットワークのナチョさんとマウリシオさんによると、なにやらバイデン大統領の政策が、ロペス・オブラドール大統領の政策に似ているらしい。というか、ほぼ全く同じだと!
(動画の要訳)
ロペス・オブラドール政権に似ているバイデン政権の政策
✅ワクチン接種の展開を州の管理(失敗)から連邦に変更。メキシコは最初から連邦の管轄。アメリカも今後、国家警備隊がワクチンを配布することに変更。
✅政府の天下り(勤務していた省と関係した企業)2年間禁止。メキシコは10年禁止。
✅国の油田を民間企業に入札しない。メキシコも既に実行済み。
✅アウトソーシングの削減。メキシコでは昨年末、アウトソーシングは違法に。
✅最低賃金の賃上げ。メキシコでは既に実行済みで、さらに今年も賃上げ予定。
もしかしたら
これはQの仕業?!
(メキシコ万歳!)
朝のプレス・コンファレンスで火曜日は毎週、コロナの状況報告がコロナ対策チームリーダーによって行われます。2月2日(火)すごい質問がありました。「ワクチン接種に胎児の細胞が入っていると言われているがどうなのか?」という質問に、ロペス・ガテル氏は、「そんな非科学的で現実離れしたことを聞いたことがない。」ばかばかしいと言わんばかりに完全否定しました。HCQもイベルメクチンも十分な研究結果がないと認めないお方なので、信頼度イマイチですが、変なものが入っていないことを祈ります。🙏
さて、今回は、あのバイデン大統領(とりあえず大統領と書いておきます。)とメキシコの関係を取り上げてみました。バイデン大統領とロペス・オブラドール大統領の9年前の果たされていない約束にはじまり、バイデン大統領は、就任直後のロペス・オブラドール大統領との電話会談でまたまた重大な約束をしたよう。バイデン政権、未だに謎の政権ですが、個人的に面白いなと思ったのは、バイデン政権はロペス・オブラドール政権の政策をほぼ真似している?!らしい。とりあえず、バイデン政権が存在するうちに、急いでメキシコとの関係を記事にしてみました。😆