先日、人生初となるぎっくり腰になってしまいました。今その回復途中ではありますが、その経緯などを書いてみたいと思います。
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まずは、事の顛末をば。
昨年の11~12月あたりの話。40分ほどゆっくりと散歩するのがぺりどっとの日頃の楽しみだったのですが、歩くたびに股関節に痛みが出てきました。
その筋の詳しい知人友人に色々聞いたり、自分でも調べたりして、色々と対策を取った結果、今年に入ってからは痛みもなくなり、不具合や不調もなく過ごしておりました。
ですが、1月の大雪の際に、雪かきをしていて一度腰がグキッと鳴って、ギックリ腰か!とも思ったのですが、その後、特に痛みも違和感もなく、雪かきも続けられたのでした。今思うと、その前兆であったように思われます。
そして、くしくも、3月5日の腰痛の記事掲載の二日後、その日はやってきました。ぺりどっとがいつものように散歩に出掛けようとしたところ、何の前触れもなく「グキッ」という音と共に腰に魔女の一撃をくらいました!
とはいっても、イラストのように重いものを持っていたわけでもなく、ただ玄関下の靴のところに降りようとしただけだったのです。その後、なんとか歩けはするものの、歩くたびに腰に激痛が走ります。それこそ、牛歩戦術のような歩みで、ゾンビのような様相を呈しておりました。
歩くのも、座るのも、立ち上がるのも、横になるのもやっとの状態で、ほんの少しの段差の上り下りにも恐怖する始末。一番辛かったのは、横になってから起き上がることで、少しでも油断すると腰に激痛が走ります。特に夜、目が覚めてトイレにいく度に戦慄させられました。こんなときになって切に痛感するのは、日頃の健康のありがたみです。
さて、なってしまったぎっくり腰ですが、その対策はすでに先日の腰痛の記事で予習したばかりです。
「腰に対するストレッチを絶対に行ってはならない」
このことを肝に銘じつつ、取り急ぎ、ぎっくり腰になってしまった時の応急処置の方法(腰痛の記事内の動画)を参考に次々に試してみました。すると、試す度にものの見事に痛みが減り、お陰で動きやすくなりました。
そこで、"股関節まわりの筋肉の柔軟性が大事"とのことでしたので、さらに股関節のストレッチを加えてみました。すると、驚くことに8割ほどの痛みが取れてしまいました。腰痛のキモが"股関節"というのを身をもって実感した次第です。(この間、腰のストレッチはしてませんし、腰にほとんど触れてもいません)
しかーし、
翌朝になると、再びあの痛みが復活(泣)。寝ている間に股関節周りの筋肉がまた元に戻ってしまうのでしょうね。起き上がるのにまた四苦八苦しましたが、その後また応急処置をして動けるようにしてから、股関節のストレッチに加えて、さらにお尻や太ももなどの股関節周りの筋肉のストレッチもするようにしました。
すると、立ったり、座ったり、歩いたりなど、日常生活をする上では、ほとんど痛みが出ない状態になりました。それでも翌朝には痛みはまたバッチリ復活します(笑)
股関節及びその周りの筋肉のストレッチですが、YouTube動画などを参考にしてやってみました。「このストレッチ、腰にめっちゃ効く!」と思って、同じストレッチを何度も何度もしてしまいがちですが、一度に5セット以上してもあまり効果はみられないようです。
ストレッチは何セットすべきか☀️
— シータ/理学療法士 (@shiita93781732) August 22, 2019
対象健常者
対象筋 ハムストリングス
方法15秒10セットのストレッチ
結果 一番効果が高いのは1セット目
5セット目以上は効果の増加なし
2セット目以降の効果も小さいので2セット目で効果が少ない場合は他の治療がいいかもですねhttps://t.co/Pzi29StT54 pic.twitter.com/otqTaGJmGj
また、骨盤周りなどを指圧する方法も効果はあったものの、何度も何度もしているとその部分が痛くなりがちです。押しすぎて損傷する可能性があるのでその点注意が必要かもしれません。
ちなみに、これを機会に、立つ際にはタダーサナの立ち方(まとめ)を、椅子に座る際には正しい座り方の記事を参考にするようにしております。また、夜寝る際には、2月12日の記事で紹介されてたように、正しい側臥位(男性は右側臥位(右半身を下にする)、女性はその逆)で寝るようにしてみました。
また、ぎっくり腰の際には、せきやくしゃみにも気を付ける必要があります。特に花粉が飛散するこの時期はくしゃみが大敵で、くしゃみでぎっくり腰になる方も多くいます。
人生初のぎっくり腰。こんなにも痛いものなんですね...!(今は大分良くなっております) pic.twitter.com/5vtfQEhJX8
— Tomoaki Kubo (@tomoakikubo) March 13, 2021
なんでも、1回のくしゃみで腰あたりの椎間板には最大300kg、相撲取り2人分ぐらいの負荷がかかるといわれており、ぎっくり腰にもダメージが。。。
人前でくしゃみを出しにくい職業の方々が使っているという、くしゃみを止める方法というものがあるようで、早速試してみたら、鼻の下を指でただ押すだけなのにピシャリと止まります!しかしそれでも、くしゃみや咳が止まらない場合は、手をついて腰への衝撃を逃しましょうね。
花粉でくしゃみの回数激増したから貼っとく
— くぼたん (@kubotan_alcohol) February 17, 2021
壁に両手ついて腕立て伏せのポーズで軽く体重預けてくしゃみするのもあり
とにかく何かに手をついて衝撃を逃がしてこ
腰守ってこ pic.twitter.com/fFiiU0DO2n
「ぎっくり腰のときには冷やした方がいいのか?、それとも温めた方がいいのか?」…これも気になることの一つです。こちらの記事『痛いときは冷やすの?温めるの?』によると、炎症を起こしている急性期(発症から約2~3日)は冷やして、慢性期は温めるというのが正解になるようです。ぎっくり腰で温めたら痛みが増したという体験談を耳にしますが、これは急性期だったのだろうと思います。
ぎっくり腰はそのあまりの痛みから、ついつい、身体を全く動かさないような安静状態にしがちですが、痛みが出ない範囲で身体を動かした方が痛みが長引かず、再発率も低いようです。
あっ…「ぎっくり腰」 その直後、激痛でも動ける裏技
引用元) 日経Gooday 30+ 20/4/24 松平浩
(前略)
ぎっくり腰の後に「安静にした場合」と、「できる範囲で動いた場合」の勤労者を比べた研究では、できる範囲で動いたほうが痛みが長引かず、ぎっくり腰の再発率が低かったという。
現在、西欧諸国や日本の腰痛の診療ガイドライン(治療指針)では、ぎっくり腰などの心配な病気のない急性の腰痛には安静が推奨されていないという。
(以下略)
引用元) 日経Gooday 30+ 20/4/24 松平浩
(前略)
ぎっくり腰の後に「安静にした場合」と、「できる範囲で動いた場合」の勤労者を比べた研究では、できる範囲で動いたほうが痛みが長引かず、ぎっくり腰の再発率が低かったという。
現在、西欧諸国や日本の腰痛の診療ガイドライン(治療指針)では、ぎっくり腰などの心配な病気のない急性の腰痛には安静が推奨されていないという。
(以下略)
また、"動かしながら治し、予防するのが世界標準の考え方です。オーストラリアでは州や国を挙げて、腰痛の専門家や芸能人、著名人が「動いた方がいいよ」とキャンペーンしているほどで、医療費も国民の腰痛も減りつつあります。"とのことです。直接患部を動かさなくとも、身体を動かすことで凝り固まった部分をも弛めることにつながるからでしょうね。
さてさて、ぺりどっとは以前より股関節に問題を抱えており、そういった原因が知らず知らずに少しずつ蓄積して、ぎっくり腰として発現したのだと思います。"「歪み」が一定の限度を超え、もとに戻ろうとするときに「風邪をひく」という野口晴哉氏の世界観"でいえば、ぺりどっとの今年の冬は本来、風邪をひいて身体を整える絶好のタイミングだったといえるかもしれません。詳細は、名著「風邪の効用」(野口晴哉著 筑摩書房)をどうぞ。
しかし、今冬はコロナ禍であり、ビタミンCやMMSなどの飲用により風邪予防にもなってしまうため、致し方ないところです。こうした風邪をひくことによる利点を使えない以上、自らの身体を整体的に正す必要があります。時事ブログで「正しい姿勢」などの身体にまつわる記事が昨年から掲載されてるのは、このことが理由なのではと勝手に勘ぐっております。
ぎっくり腰になると、自然と腰に負担のかけない動作になります。通常、物を取ろうとして手を出すところ、出来るだけ物に近づいてから手を出すようになります。このように近づいてから手を出すと、自然と股関節を使うことにもなります。
重いものを持ち上げるガイド。腰の負担もあるから重いものはできるだけ近づけて持つのが吉。 pic.twitter.com/7l5XhgLfnj
— いっちー@バーチャル精神科医 (@ichiipsy) October 20, 2020
このことはまるで、剣豪・宮本武蔵が「五輪の書」の中で言及していた、「腕の短い猿」を意味する「愁猴の身(しゅうこうのみ)」のようです。"腕をできるだけ短く使う"ことが身体の使い方の極意だったようです。
手を伸ばして物を掴んだり持ったりすると、落としてしまう可能性があります。ですので、大切なものを扱う際には、人は必ず身体(胸)を近づけてから手を出します。誰でもこうした扱い方が出来ているのが、赤ちゃんを抱くときです。
いつも産まれたての赤ちゃんを扱うように丁寧に大事に扱うことが、自分の身体をも大切にしていることにもなり得ます。逆に考えると、自分の身体や物を粗末に扱っていたため、そのカルマが返ってきたともいえそうです。
このぎっくり腰の状態では、起き上がることも、立つことも、座ることも、歩くこともままなりません。腰に負担のかからないよう、身体の一つ一つ、所作動作の一つ一つを非常に注意深く観察しながら、動かねばなりません。これはもう、カルマ・ヨーガでしょ!
・映像配信「カルマ・ヨーガ」
・スタッフ日誌「余計な力を抜いた仕事、カルマ・ヨーガ」
こう考えると、ぎっくり腰は魔女の一撃ではなく、女神様による聖なる一撃に思えてきます♪
皆様もお気をつけくださいませ。
(まの爺)
いつか来る、きっと来る「ぎっくり腰」。
周囲の経験談を聞くたびに怯えておった、まの爺ぢゃ。
今回、お若い(と思う)ぺりどっと君まで魔女の一撃を食らってしまったとは。
ぶるぶるぶる。
しかし、ありがたいもので、ひと様の体験談というのは実に参考になり、専門家の情報を理解し易くしてくれますなあ。
まの爺も「股関節」や「力を抜いたカルマ・ヨーガ」というキーワードを心に留めて生活をしてみようと思ったことぢゃ。
いま、こうして書いておっても、背筋や座り方を意識しておるのぢゃよ(鼻息!)。
本記事はぺりどっとが個人的に体験した単なる一体験談に過ぎず、効果効能を保証するものではありません。お試しの際には、各人の賢明なるご判断の上でなさってください。
Writer
■ 勝手に編集後記 ■
これは番外編で、ぺりどっとがぎっくり腰になってからしてみたことエトセトラです。
・ビタミンCの摂取
ケガや病気、手術などにはビタミンCを大量に消費するらしい。
・オイルマッサージ
アーユルヴェーダやエドガーケイシー氏もオススメしてます。ケイシーいわく、オイルマッサージは「皮膚への食事」なのだとか。今回、オイルにはオーラグロウ(オリーブオイル+ピーナツオイル)というものを使用してみました。
マリリンモンローも愛用してたオーラグロウというオイル!オーラが輝くらしいです✨だからマリリンは世界中であんなにも愛されてたのかなぁ?(*⁰▿⁰*)
— YoeCicø./チコ (@cico_7colorsday) April 9, 2017
いい香りがします🐽
安眠安眠😴 pic.twitter.com/Iqskw2AIPv
オーラグロウのボトルからは、白く力強いオーラが波のように発せられており、このオイルでマッサージした後は、全身のオーラが明るく輝いてくることから、オーラグロウと名付けられているそうです。これってなんだか、小瓶に入れて持ち歩くだけでプラズマのバリアで守られる「びわの葉エキス」と通じるものを感じます。
・パーマクリストといわれる、ひまし油温湿布
骨折などの怪我にもすこぶる良かったのです。
一度に200~250mlほどのひまし油を使用するのですが、3日間続けて4日休むというサイクルで1~2ヶ月も使用できるので結構コスパが良いのです。
・ぷるぷる気功