注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
(中略)
国側は、この申し立てに対する主張をことし5月までにまとめて回答するとしていましたが、裁判所は遅すぎるとして22日、進捗(しんちょく)を確認するための協議が非公開で行われました。
(中略)
一方、国側は「ファイルは探索中」として存在するかどうか明らかにせず、申し立てに対する主張は、5月6日までに書面で出すと改めて答えたということです。
(以下略)
「赤木ファイルを出すんですか?」
「探索作業中です」
「あるんですか? ないんですか?」
「探索作業中です」
「(ファイルの存在を明かした)池田さんに話は聞いたんですか?」
「探索作業中です」
何を聞いても「探索作業中」。雅子さんは吹き出しそうになった。
(中略)
おそらく国の代理人は何を聞かれても「探索作業中」としか答えないよう指示されている。手元の冊子の資料を見る際、完全に開かず片方の表紙をついたてのように立て、雅子さんたちに見えないようにする。そのしぐさがおかしくて雅子さんはノートにスケッチを描いた。
(以下略)
赤木俊夫さんが残したとされる、改ざんの詳細を記したファイルについて、麻生大臣は「訴訟に関わることは答えられない」と繰り返し、存否も明らかにしていない。「回答は5月に」と濁す国に対し大阪地裁は、証拠として提出するよう促した。もうはぐらかすのは終わりにすべき。https://t.co/iyBygrpcsa
— 安田菜津紀 Dialogue for People (@NatsukiYasuda) March 22, 2021
大きな大きな前進。
— Hiroshi Takahashi (@SeroriHitomi) March 22, 2021
と言うか、これ「わざわざ裁判所の手を煩わせずともさっさと出せよ!」というメッセージでしょ。https://t.co/VP5DWy3JMV
裁判官は、提出命令を出す前に任意で開示するよう促す。裁判所は、文書所持者が命令に従わない場合当該文書の記載に関する相手方の主張を真実と認めることができる。国が依然開示せずそんな展開になるのは恥ずべき。本来、遺族が頑張らなくても、国は事実を明らかにすべき。 https://t.co/agZAJ4WfrL
— 打越さく良 りっけん 立憲民主党 (@sakurauchikoshi) March 22, 2021
ああーーーーーーっ!!! https://t.co/7MZ58Y4R8B
— WADA@開示請求 (@freeze209021) March 22, 2021
保存期間1年以上の「赤木ファイル」を,もし財務省が廃棄したとすると,廃棄の前に許可を内閣府(内閣総理大臣)にとらなければならないじゃないか!ということは廃棄の記録を内閣府に開示請求して,出てこなければ保存されているということになる!!
— WADA@開示請求 (@freeze209021) March 22, 2021
赤木ファイル
— 尾張おっぺけぺー (@toubennbenn) March 23, 2021
でも出てきた「探索中」
財務省が何年も「探索中」と言い続けているもの
①森友問題の「作成を認めたが見つからない」交渉記録
②財務省(現事務次官の太田充)と国交省で行われた「意見交換概要」文書
③赤木ファイル
重大なものばかり見つからなくなる手口https://t.co/hUHBqe6WdA
「こういう文書があるはずだ」
— 尾張おっぺけぺー (@toubennbenn) March 23, 2021
と根拠を示され(①は他で当該文書の存在の記載、②は文書そのものを提示、③は「ある」との音声データ)、
「存在しない」といえばウソとなるだろう時に、
最後の最後に財務省がやるのが「みつからない」「探索中」という手口
財務省内、私に探させてもらえません?
①関連での参考資料。
— 尾張おっぺけぺー (@toubennbenn) March 23, 2021
作ったのに、いまだに見つからないもの。
(2014年4月25日、安倍昭恵さん塚本幼稚園訪問。その直後の4月28日の「安倍昭恵さんの記載がある」交渉記録が未だ見つからないというお話)
答弁者は太田充さん(現在官僚トップの事務次官に大出世)。 pic.twitter.com/ezlbO4kmIC
果たして22日の協議では、国側に対して何をどう聞いても「捜索作業中です。」としか答えず、結局5月6日までに国は書面で答えることにしたそうです。
こうした不誠実な国、財務省の対応を注視し、憤る国民は多いです。開示請求のWADAさんは、もしも財務省が「赤木ファイル」を廃棄していた場合、内閣府に廃棄の記録が残るはずだということに気づかれ、内閣府に速攻で請求をかけておられます。これで廃棄記録が出てこなければ、ファイルは財務省内にある。その財務省ではこれまで重大な意味を持つ書類ばかり行方不明になっています。いずれも「探索中」で提出しません。隠しおおせた官僚には出世が約束されているからでしょうか。
もうそんなことが通用する時代は終わりですが。