チェルノブイリ原発事故後、甲状腺がんと膀胱がんの増加が見られた / 小児甲状腺がんが発症すると推測されるのは2022年以降

 あれ?この方は聖火リレー出発式で話題になっていたお笑いコンビの人?とまのじでも気づきました。これまで熱心に被災地支援をされていた方なのですね。ステージ1の膀胱がんを公表され、幸いにもお元気そうなメッセージを出されていました。
 日頃から熱心に放射能関連の検証をされているRyu-ron氏は、こういう時、適切な情報を提供して下さり、ありがたいです。2011年3月11日以降ネット上に現れた様々な有益な情報は、東電に不都合なものからどんどん消えてゆき、少々の検索では出てきません。
 児玉龍彦先生は「チェルノブイリから示された新事実」として甲状腺がんと膀胱がんの増加を指摘されていました。「尿路系の上皮細胞を通過するときにセシウムは最もDNAに接近し危険」とあります。
 また甲状腺がんについては、集団検診などの調査に意図的な作為があるにも関わらず、隠しきれないほどの増加が見られ、しかもそれらが「被曝とは無関係である」という結論を押し付けられている現状があります。東海アマ氏は、ベラルーシでの小児甲状腺がんの発生傾向は福島とほぼ同じと見られ、それから類推すると「福島原発事故で被爆した数百万人の子ども達が甲状腺がんを発症するのは、2022年以降である可能性が強い」と指摘されていました。今も不安を抱えて暮らしておられる人々を思うと、相馬市長の発言は許されません。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
配信元)


————————————————————————
福島第一原発事故の放出した放射能による子供たちの甲状腺癌のうち、隠蔽されてきた数が明らかになった
引用元)
 2018年末の報告によれば、福島県で甲状腺癌を発症した子供たちの数は、273名であると指摘されていた。
(中略)
その後、今年に入って、さらに数十名以上が甲状腺癌を発症している事実が明らかにされた。つまり、これまで明らかにされてきた273名の甲状腺癌患者に加えて18名が増えることで、300名を超えたのである。

 これは、福島県甲状腺癌県民調査の基本方針として、集団検診で発見できなかった甲状腺癌が、その後、個人検診で発覚し、健康保険による自家治療を行っている場合、福島県における甲状腺癌患者としてカウントしないという奇っ怪な指針があることが明らかになった。
(中略)
 ベラルーシにおける青少年児童の甲状腺癌発生傾向は、福島とほとんど同じである。
 人口密度は圧倒的に福島の方が高いので、汚染地域における甲状腺癌総数は、これからどんどん増えてゆく可能性が高い

(中略)
 そして、チェルノブイリ事故における、甲状腺癌の潜伏期間は、年齢が上がるに連れて、長くなっていて、20歳の場合は10年程度である。
(中略)
 したがって、事故当時、子供で被曝した数百万人の(東京・千葉・山形・宮城・岩手も含む)被曝者が甲状腺癌を発症するのは、2022年以降である可能性が強いのだ。
(以下略)

Comments are closed.