五輪貴族の、これ見よがしの植民地扱い 〜 国の「貴族様専用レーン設置」東京都の「学徒動員キャンセル文書の隠蔽」

 五輪貴族の横暴には辟易しますが、肝心の日本政府もお先棒を担いで腹立たしいことです。7月から9月まで、東京・千葉には貴族様専用レーンが設置され、下々はそのレーンを使えないか、貴族様に道をお譲りせねばならない。もしも背いたら罰金ですと。大金を貢いだ挙句に、これ見よがしの植民地扱いです。
 コロナ感染を危惧して無観客だとしながら、一方で小・中学生を動員する「学校連携観戦」が大問題となりました。子ども達を犠牲にする計画に、当然のように関係自治体からは観戦辞退が相次ぎました。ところが、なぜか東京都からのキャンセルがない。東京都が組織委のキャンセル受付文書を教育現場に知らせず隠蔽していたという恐ろしい事実を、しんぶん赤旗がスクープしました。政府ばかりかお膝元の東京都まで「子どもの命よりお金」の拝金奴隷か。
 東京商工リサーチの企業アンケートでは、感染拡大や医療逼迫が景気への懸念材料となり、予定通りの開催を望む企業は4割にも達していません。
その上、五輪開催中であっても緊急事態宣言が有りうるなど、もう国家の体をなしていないではないですか。まともな舵取りのできる緊急臨時政府が欲しい。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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五輪専用レーン7月に設置 ステッカーで関係車両識別
引用元)
警察庁は29日までに、東京五輪・パラリンピックで選手や大会関係者の車両が通る「専用レーン」と「優先レーン」を示す青地の道路標識を7~9月、東京都と千葉県に設けると発表した。大会の1年延期で作業が先送りされていた。関係車両は前後にピンク地のステッカーを貼り、一般車と判別できるようにする。

警察庁によると、道路標識とステッカーはいずれも「TOKYO2020」と表記。関係車両だけが通れるレーンは「専用 ONLY」、関係車両に道を譲らなければならないレーンは「優先 Priority」と併記する。普通車の違反点数は1点、反則金は6千円
(以下略)
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