COVID-19の治療法として、他人の糞便を腸内に移植する「糞便移植(FMT)」が効果的である可能性

竹下雅敏氏からの情報です。
 「癒やしのうんこ。生産者は私です。」
 商品を裏返し、生産者のプロフィール写真をみる。信頼出来そうだ。2019年産、長期熟成、消費期限2025年5月。真空パックとは言え、スーパーでの流通は難しい。産地直送の高級品だ。
 識者の間では、高値で取引される商品だ。それもそのはず。「癒やしのうんこ」の生産者を名乗るには、厳しい審査に合格しなければならない。体から不自然な化学物質が検出されてはいけないのだ。しかも、1日の生産量は多くて3つしか作れない。
 ミャンマーの奥地では、ブローカーたちが子供たちの身体に良いものばかりを食わせ、健康管理に気を付けたうえで、児童を生産者にして労働搾取をしているという噂が絶えない。鮮度が命という事で、まだ温かい間に真空パックをするのだと言う。
 こんなことになったのも、オークランド大学の研究者が膨大な臨床研究データを分析し、「治療効果の高い便を先天的に出す人」が存在すると発表したためだ。COVID-19の治療法として、他人の糞便を腸内に移植する「糞便移植(FMT)」が効果的である可能性が指摘されて、「癒やしのうんこ」ブームに火がついてしまった。
 今では便乗商法で、「オナラを嗅ぐこと」も推奨される始末だ。“オナラのニオイのもとである硫化水素は、少量であれば細胞を守り、病気を予防する力となる。硫化水素は、ミトコンドリアを保護する”という事であれば、スパイクタンパクで傷ついたミトコンドリアを修復するために、「嗅ぎたい!」という人が出てくるのは致し方ない。
 素性の怪しい生産者のまがい物が流通している。それでも多くの人を喜ばせている様子は、最後のツイート動画から窺い知ることが出来る。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)
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「他人の糞便」を腸内に移植すると新型コロナの回復が早まる可能性、すでに臨床試験もスタート
引用元)
(前略)
COVID-19の治療法として、他人の糞便を腸内に移植する「糞便移植(FMT)」が効果的である可能性が指摘されており、臨床試験も予定されています。
(中略)
FMTは腸内の細菌生息分布である腸内細菌叢(ごう)を変化させるという治療法で、患者の免疫に影響を与えるといわれています。本来はクロストリジウム・ディフィシル腸炎のための治療法ですが、糖尿病や潰瘍性大腸炎など他の病気にも効果があるといわれ、近年活発に研究されています。
(中略)
研究チームは、「糞便を移植することで患者の免疫系が高まり、特定の細菌による分子反応が連鎖的に引き起こされる可能性」あるいは「変化した腸内細菌叢が呼吸器系に影響を与え、肺における新型コロナウイルスへの耐性が高まる可能性」を示唆しています。

なお、COVID-19患者へのFMTの有効性を確認する臨床試験は、ワルシャワ医科大学で2021年4月から準備が進められており、366人の患者を対象としたランダム化比較試験行われる予定です。
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難病に効果のある「癒やしのうんこ」を出す能力者の存在が研究によって示される
引用元)
(前略)
オークランド大学の研究者がこれまでのFMTに関する膨大な臨床研究データを分析した結果、「治療効果の高い便を先天的に出す人」が存在する可能性が浮かび上がってきたそうです。

例えば、2015年に潰瘍性大腸炎の患者75人を対象にFMTのランダム化比較臨床試験が行われましたが、その治癒率はわずか24%だったとのこと。しかし、症状が寛解した9人の患者のうち、7人がなんと同じドナーの便を投与されていたことが判明。
(中略)
より多くのFMT関連の臨床的・微生物学的データが蓄積されるにつれて、病気に応じて治療に適した便があるということがわかってきたため、「一人のスーパードナーの便がすべての難病の特効薬になるというわけではない」と研究チームは論じています。一方で、研究チームは「スーパードナーはFMTの結果に大きな影響を与える」と述べ、「スーパードナーの便を研究することで治療が標準化し、治療効果のばらつきが減少される上に、より洗練されたFMT製剤が開発される可能性もあります」と期待していました。


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オナラのニオイを嗅ぐことでガンや脳卒中、認知症の予防効果が(英研究)
引用元)
(前略)
オナラを嗅ぐことで驚くべき効能がもたらされるとしたら、あなたはこれからオナラに対するスタンスを変えるだろうか?
 
英、エクスター大学の研究者が発表した最新の研究によると、オナラの臭いはガンや脳卒中、心臓発作、認知症のリスク軽減に効果があるのだそうだ。
 
オナラのニオイのもとである硫化水素は、腸内で食べ物が分解された際に発生するバクテリアによって作られたガスの一つである。これを大量に吸い込めば有害となるが、少量であれば細胞を守り、病気を予防する力となるのだそうだ。

また、硫化水素は、血液細胞内のエネルギー生成を促進し、炎症(生体が何らかの有害な刺激を受けた時に起こる防御的反応)を調整するミトコンドリアを保護すると言われている。
(中略)
画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え

研究者らは、適量の硫化水素を作り出すのに手助けをする新たな化合物(AP39)を作り出した。これにより脳卒中や心臓発作、糖尿病、関節炎、認知症、老化など様々な病気の治療の鍵となるミトコンドリアへのダメージを予防、修復できるようになった。
(以下略)
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配信元)

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