[In Deep]抗体依存性増強を引き起こさない自国製コロナワクチンを展開させたキューバでは、すでにパンデミックは終わった様相に

 キューバの国産ワクチンは、どうやら「抗体依存性増強(ADE)を起こさないもの」のようです。
 コロナのスパイクタンパク質には、RBDという部位とNTDと呼ばれる部位があり、「中和抗体(感染予防と関係する抗体)が認識するのはRBD」であり、「抗体依存性増強(ADE)と関係する感染増強抗体が認識するのはNTD」とのこと。このことから、ADE(抗体依存性感染増強)を誘発するリスクを避けるためには、やはりスパイクタンパク質の「RBD だけをコードする」必要があるのではないでしょうか。キューバのワクチンは、RBD部位のみを使っています。しかし現在主要国で使われているワクチンは、意図的になのか?ほぼすべて(ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社も)「スパイクタンパクの全長(RBD、NTD両方)をコード」しているのです。
 In Deepさんが考察されているように、「自国民の生命と健康を守る」ためには「アミノ酸配列からスパイクタンパクの毒性を取り除くための工夫」をすべきだということは明らかです。ぜひ分子腫瘍研究所 (ミラノ)の荒川央さんのようなまともな研究者を専門家会議のトップに立て、コロナ対策をしてもらいたい。
 「アホな世界」において、、そろそろ革命を。

追記。
 キューバ革命の指導者フィデル・カストロ氏は、国民の健康を第一に考え、国家予算の25%を医療に充てる事を実行し、継続してきたとのこと。教育は無償であり、自然農法においては先進国でもあるキューバ。
 偉大な革命家、カストロ前議長は今なおキューバ国民を見守っているのでしょうか。
(しんしん丸)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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抗体依存性増強を引き起こさない自国製コロナワクチンを展開させたキューバでは、すでにパンデミックは終わった様相に
転載元)
(前略)
最近、ここに、

複数の非常に効果的な独自のワクチンでパンデミックから抜け出したキューバ

という記事がありました。(中略)

報道では、人口 1,130万人のキューバの国民の 89%がワクチン接種をしたとのことでした。(中略)

キューバというのは「非常に高い予防医療技術」を持っている国だそうで、少なくともラテンアメリカでは最高峰なのだそうです。(中略)

キューバの国産ワクチンは、

「抗体依存性増強(ADE)を起こさないもの」

だったのです。


以下の部分です。

> ソベラナ02は、SARS-CoV-2 用に開発された最初の「結合型ワクチン」となる。抗原は、破傷風トキソイド(TT)にモル比 6/1で化学的に結合した組換え受容体結合ドメイン(RBD)タンパク質である。 (medrxiv.org


「受容体結合ドメイン(RBD)タンパク質」と、RBD 部位のみを使っています。

この RBD という概念は大変に面倒くさいものなのですが、以下の過去記事と、リンクされています大阪大学などの研究をご覧いただければと思います。

幻のワクチン : ADE (抗体依存性増強)を誘発しないコロナウイルスワクチンが現行のファイザー社ワクチン以前に存在したことを幻のワクチン : ADE (抗体依存性増強)を誘発しないコロナウイルスワクチンが現行のファイザー社ワクチン以前に存在したことを明らかに示す厚生労働省の特例承認報告書明らかに示す厚生労働省の特例承認報告書 投稿日:2021年7月7日


大阪大学が「抗体依存性増強の研究」論文を発表。そこから想像できる「ワクチン接種拡大と共に死者数が増加する理由」。そして、今のワクチンではADEは避けられないことも投稿日:2021年5月31日


コロナのスパイクタンパク質には、

・RBD

という部位と、

・NTD

と呼ばれる部位があり
、このうち、

中和抗体(感染予防と関係する抗体)は RBD を認識する

のに対して、

抗体依存性増強と関係する感染増強抗体は NTD の部位を認識する

のです。

大阪大学等の研究でこのことが初めて明らかとなりました。


感染増強抗体というのは、時間の経過と共に、ADE (抗体依存性感染増強)というものと関係する可能性があります。 ADE というのは、大ざっぱにいえば、

・コロナの再感染時に重症化・致死化しやすくなる

・再感染しやすくなる

ということ
で、それが起きるのは 2年後、3年後、あるいはそれ以上後かもしれないですが、「起きる」可能性が高いのです (過去の動物実験では 100%起きています)。

場合によって「致死的になる」という意味では、いかなるコロナワクチンも、この ADE (抗体依存性感染増強)を誘発するリスクは避けなければならない、のです。

それには、先ほどのように、スパイクタンパク質の

「 RBD だけをコードする、あるいは用いる」

というものが理想的です (というか、そうでなければいけない)。


スパイクタンパク質の全体(全長)をコードする、あるいは全体を用いた場合、感染増強抗体が認識する「 NTD 」という部位が含まれるので、

「抗体依存性感強が後に発生するリスクが非常に大きくなる」

のです。

ところが、現在主要国で使われているワクチンは、ほぼすべて「スパイクタンパクの全長をコードしている」のです。

以下のようなワクチンは、厚生労働省の特例承認書などから、NTD が含まれていることが確定的になっています。

・ファイザー社ワクチン (スパイクタンパクの全長をコード)

・モデルナ社ワクチン(スパイクタンパクの全長をコード)

・アストラゼネカ社ワクチン(スパイクタンパクの全長をコード)

そして、これは詳細な仕様がわからないですので、推定としてですが、ロシアの国産ワクチンも、アストラゼネカ社ワクチンと同様のメカニズムと言われているので、NTD が含まれている可能性があります。

また、これも詳細な仕様がわかりようがないですので、推定でしかないですが、中国が展開したワクチンに関して、臨床試験前に提出された書類を読む限り「 ADE を引き起こさない」という可能性が示されている気配があります。(中略)

そして、キューバの自国製ワクチンも「 ADE を引き起こさない」ものである可能性が高いようです。

ただ、最近の私は、

「スパイクタンパク質を用いるワクチンすべてが悪いことに繋がるのではないか」

と思っています。(中略)

その理由は、「スパイクタンパク自体、毒性が極めて強いものだから」ということになりますが、では、それをクリアする方法はあるのかというと「ある」とは思います。

それは、スパイクタンパク質の配列を組み換えて、「毒性を消す、あるいは低下させる」ことです。

ファイザー社、モデルナ社、アストラゼネカ社のワクチンは、どれもスパイクタンパク質の毒性を下げる配列の変更を行っていません。

毒性のあるものが、そのまま体内で発現するようになっている。

以前、こちらの記事でご紹介させていただいた荒川央さんの「ブレーキの無いRNAワクチン」では、ファイザー社ワクチンなどの配列を分析されていますが、以下のように書かれています。

> アミノ酸配列からはスパイクタンパクの毒性を取り除くための工夫の跡は見られません。これは驚くべき事なのですが、「毒性の高いタンパクの遺伝子から毒性を取り除かず、ほぼそのままの状態のものを体内に投入している」という事です。 (note.com


ここにある、

「アミノ酸配列からスパイクタンパクの毒性を取り除くための工夫」

が行われているワクチンであれば、比較的安全である可能性もあります。


キューバの遺伝子工学・バイオテクノロジーセンターがそれを行ったかどうかは、先ほどの論文ではわかりません。

しかし、まあ、甘い考えかもしれないですが、「キューバの研究者たちは、それをやったかもしれないな」とも思います。

予防医療とワクチン学が進んだ国であれば、そんなに難しいことでもないような気もするからです。

何より「国民を殺そうとする意図」がないのであれば、普通はそうします。

ワクチン接種の一義的な目的が、「自国民の生命と健康を守ること」であれば、そうします。


しかし、現在の主要国には、そのような姿勢は見えません。

とはいっても、まだ半年くらいは見てみないとわからないかもしれないですね。(中略)

しかし、どんな状況となっても、キューバのワクチンが西側諸国で承認されることは、日本や韓国も含めて、なさそうです。
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限りない尊敬と敬愛を込めて、フィデル・カストロ議長生誕記念メッセージ
引用元)
先日、日本のテレビ(「テレビ朝日」)が、キューバの「コロナ禍に立ち向かう」様子を報道していたのを観ました。「ホームドクター制度があり、全てのキューバ人は無料で医療が受けられるし、徹底して健康管理が行われていて、コロナ禍は封じこまれています。」「自国だけではなく海外にも医師団を派遣し、世界の国々の人々を救っています。」と、「非常に、正しく」報道をしていました。番組のコメンテーターらは「初めて知った、キューバはすごい!」と称賛の言葉を次々と述べていました(中略)

私たちは知っています。革命後、カストロ議長がすぐにとりかかったことが医療制度を確立することであり、それも、国家予算の25%を医療に充てる事を実行し、継続してきたことを。そして、アメリカからの経済封鎖・貿易・金融封鎖が続いている最中でも、何よりもキューバ国民の健康を第一に考えることは、継続されてきたことを。(中略)

そして女性の地位・向上についても、です。キューバの医師・教育者・国会議員の半数以上は、女性たちであると聴きました。何と素晴らしいことでしょうか。
(以下略)

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