注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
#大石あきこ 国会質問
— 大石あきこ れいわ新選組 衆議院議員 (@oishiakiko) May 25, 2022
【5/25(水) 内閣委員会】
"AV新法"ついて
「そもそも数年前から18,19歳がAV出演の青年取消権から外れるということは分かっていたことで、今まで与党はなにやっていたのだと、そこを追及するべき」
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#大石あきこ 国会質問
— 大石あきこ れいわ新選組 衆議院議員 (@oishiakiko) May 25, 2022
【5/25(水) 内閣委員会】
"AV新法"ついて
「本日この質疑を行うにあたり、法案に賛成するならこの質疑の機会を与えられた。反対も検討していたが、反対なら質疑の機会がないですと言われた」
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— 大石あきこ れいわ新選組 衆議院議員 (@oishiakiko) May 25, 2022
【5/25(水) 内閣委員会】
"AV新法"ついて
「実態把握をせず、当事者ではない方々が出演キャンセルできる期間があることを画期的というのは違和感に感じる。当事者の意見が反映しきっていない法案」
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— 大石あきこ れいわ新選組 衆議院議員 (@oishiakiko) May 25, 2022
【5/25(水) 内閣委員会】
"AV新法"ついて
「"性交禁止も検討を行い、必要な措置を講じること"と共産党が修正案を入れたと聞いていますが、"性交禁止を含め"が消されている経緯を説明いただきたい」
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米山議員、調べもせんと間違ったこと言って、国会への問題提起を打ち消そうとするのは、国民への裏切りですよ。
— 大石あきこ れいわ新選組 衆議院議員 (@oishiakiko) May 25, 2022
今回の私の質疑時間は、立憲にゆずられたものではないです。委員会理事(立憲含む)が、この議員立法の質疑は各党20分均一、賛成なられいわも入れてあげる、という運営をした問題。 https://t.co/szEduF3j7N
立憲だけが悪いのではないです。委員会の理事(自民、公明、立憲、維新)がこの運営を決めたのです。
— 大石あきこ れいわ新選組 衆議院議員 (@oishiakiko) May 25, 2022
「法案の審議を尽くすために反対意見を聞くこと」より「超党派全会一致賛成」の演出を取った問題です。
これをおかしいとすら思えないのは、国会に末期的な茶番が染みわたってるからでしょうね。
とにかく今回、立憲に時間をゆずってもらっていませんので、そこは言うときます。
— 大石あきこ れいわ新選組 衆議院議員 (@oishiakiko) May 25, 2022
他の閣法の審議のときに時間を少しゆずられてることに対しても恩着せるのもおかしいと思いますよ。
国民のための民主主義的議論のためでしょ。本来、他党にお許しいただく範囲でやるものではないので、質疑は。
さらに間違ってますよ、米山議員。
— 大石あきこ れいわ新選組 衆議院議員 (@oishiakiko) May 25, 2022
議員立法においては、起草文に対する質疑は参考人質疑と同様に各会派に均一時間が与えられる場合が多い(ルールではない。最終的には理事懇で決める)。
委員部に確認済みです。
本件を機に「少数会派は排除」意識が増せば、もっと嫌がらせ運営は可能ですけどね。 https://t.co/mzuLKr2Jt8
でも私は屈服しませんよ。
— 大石あきこ れいわ新選組 衆議院議員 (@oishiakiko) May 25, 2022
だって国民のために質疑するんでしょ、私たちは。屈服したら議員やる意味がない。
反対質疑は大事にしなければいけない。少数会派に議員比率だけで割り振りするのはいけない。
当たり前のこと。
共に民主主義を勝ち取りましょう。
その上で、私は、米山議員に、自党擁護のための理屈ではなく、反対質疑を尽くせる国会に変えるための理屈を、共有してほしいなと思うわけですが。
— 大石あきこ れいわ新選組 衆議院議員 (@oishiakiko) May 25, 2022
今国会でれいわの大石あきこさんが、「AV新法に反対するなら今日の国会で質疑させない」と言われたため、質問するために賛成の立場で質問することになったと話しているけど、私、昨日、それを立憲議員かられいわ議員が言われている場面を直接みた。賛成の立場の人しか質疑できないなら質疑の意味がない
— 仁藤夢乃 Yumeno Nito (@colabo_yumeno) May 25, 2022
質疑に対する回答を聞いてからでなければ、賛成反対は判断できないはず。しかし、反対の人には質問させない。少数会派だからとか、賛成だから質問させるのも異例なことだとも言われていたけど、国民には知らされず、そういう国会運営が慣例になっているのだろうか。圧力と根回しの世界。
— 仁藤夢乃 Yumeno Nito (@colabo_yumeno) May 25, 2022
“ここがおかしい”
アダルトビデオ(AV)の規制に関する新たな法案(性行為映像作品出演被害の防止等に関する法律)が今国会において、とんでもないスピードで採決されようとしている。
もともとこの法案は2022年4月から施行された「成年年齢引き下げ」に伴い、成人に組み入れられた18〜19歳の若者が、AV出演契約で民法の「未成年者取り消し権」にあたる権利を今まで通り行使できるよう求めた被害者や支援団体の声に応えて検討が始まった。が、いつのまにか内容を変え、これまでAV撮影で建前上「演技」として行われてきた性交シーンが、出演者との契約合意があれば「本番行為」であっても問題なしとされ、AV制作・販売業者(以下、AV業者)に大変都合のいい法案となってしまった。
(中略)
(中略)そもそも、将来にわたって取り返しのつかない重大な被害が発生する恐れがあること、生殖機能の保護が必要なことをなぜ契約に含まれるものと認めるのか。
「心身及び私生活に将来にわたって取り返しの付かない重大な被害が生ずるおそれがある」こと、また、現に生じていることを認めるのであれば、その原因となるAVの制作をさせないことが必要なのではないか。そうでなければ被害を防ぐことはできない。契約方法や制作行為に対する規制が足りないから被害が起きているのではないし、法案にある通り「相談体制」を整備したとしても、被害者が相談するのは被害に遭った後であり、この法案では被害の拡大を防ぐことも不可能だ。
(以下略)
まず、質疑のテーマであるアダルトビデオ(AV)の規制に関する法案では、これまで未成年として保護されていた18歳から19歳の成人が今後も保護されることを目的として検討されていました。ところが仁藤夢乃氏によると、いつのまにかその目的が消え失せ、AV制作・販売業者に都合の良い法案に成り果て、売春防止法にも反する「性交のビジネス化」を国が認めてしまうことになりかねない内容になってしまったようです。大石議員の質疑の中でも共産党から「性交禁止も含め検討を行い」という修正案が入っていたのに、その文言が消されていたことを指摘しました。これほど重要なポイントの経緯も与党議員からは論点ずらしで説明されていません。
この法案の背後には、日本の深刻な貧困問題も横たわっています。撮影目的の虐待行為、性差別、妊娠・出産の危険など軽々に私的契約でくくってはならない問題が山積していることを「全会一致」で覆い隠しているようです。
それ以前に驚いたのは、大石議員は「この法案に賛成するのであれば委員会質疑に出ても良い」と条件をつけられたということです。そのため大石議員は当初反対の立場で質疑をする予定をあえて変更し、賛成とせざるを得なかったという驚くべき言論封殺が国会の場で行われていました。元々れいわ新選組は少数会派だからという理由で、委員会に発言権のない陪席出席が許されていた立場でした。それ自体不公平な処遇ですが、さらに陪席の分際で勝手に反対意見を出すなという制限を、現代の、日本の、国会の、委員会で行われていたのです。与党側だけでなく野党も「超党派で全会一致の画期的な法律」という形のためだけに当事者を無視した同調圧力をかけてきたのか。
今回の20分もお情けで与えてやったと言わんばかりですが、少数会派であっても国民の負託を受けた国会議員です。その発言を制約する「当たり前」が国会でずっと行われていたことを、このように可視化されて初めてその過酷さを知りました。「空気を読まない」「国会の嫌われ者」のれいわ新選組が声を上げて初めて気がつきました。
なぜ、れいわ新選組が、次の参院選に日本の命運をかける戦いをするのか、その一端が見えた質疑でした。