今まで8年間だんまりだった国連が、“ウクライナによるドネツクの産科病院への砲撃について懸念を表明し、国際人道法の違反であるとした”ことをロイターが報じる

竹下雅敏氏からの情報です。
 “ウクライナ軍が、ウクライナ東部の「ドネツク人民共和国」の中心部にある市場を攻撃し、子ども1人を含め少なくとも5人が死亡、22人が負傷した。ドネツク市の産科病院も砲撃され、出火のため患者は地階に避難した。”ということですが、PickUpさんのツイートには、砲撃されたドネツク市のヴィシュネフスキー産科病院の取材動画があります。
 “国連の報道官は、病院攻撃情報を把握しており、「極めて厄介だ」とした上で、「民間のインフラ、特に医療施設への攻撃は明白な国際法違反だ」と述べた。”ということなのですが、「極めて遺憾だ」ではなく「極めて厄介だ」というのは、何が厄介なのでしょう。“アメリカとヨーロッパは、市民を砲撃しているのはロシアだと主張している。”わけですが、そのプロパガンダが崩れるのが厄介なのでしょうか?
 しかし、「今まで8年間だんまりだった国連!」が、“ウクライナによるドネツクの産科病院への砲撃について懸念を表明し、国際人道法の違反であるとした”こと、このことをロイターが報じたことは一歩前進ですね。
 ただ、ロイターの元記事では、「ドネツク市の産科病院も砲撃され、出火のため患者は地階に避難した。ロイターはこれら情報の事実関係を独自に確認できていない。」と書かれていて、“ロシアが3月9日にマリウポリの産科病院を攻撃した”というゼレンスキー大統領の主張を、ほとんどの西側の主要メディアが取り上げ、大騒ぎをした時とは大違いですね。
 マリウポリの産科病院の攻撃の時は、“ウクライナによると、この病院攻撃では子供1人を含め、3人が死亡した。”という話でした。ただし、ロシア外務省報道官は、“小児病院爆撃は偽ニュースであり、「情報テロ」に等しいと表明”しています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ウクライナ軍、東部ドネツク州を砲撃 子ども含む5人死亡=親ロ派
引用元)

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
6月13日、ウクライナ東部の親ロシア派「ドネツク人民共和国」の当局者は、ウクライナ軍が同地域の中心部にある市場を攻撃し、女性や子供を含む少なくとも3人が死亡し、18人が負傷したと明らかにした。写真は同日、ドネツク地域でロシア軍の攻撃を受けて破損した建物(2022年 ロイター/National Police of Ukraine/Handout via REUTERS)
 
ウクライナ東部ドネツク州の親ロシア派支配地域で13日、ウクライナ軍による砲撃があり、子ども1人を含め少なくとも5人が死亡、22人が負傷した。親ロ派およびロシアの通信社が明らかにした。
 
砲撃は複数回あり、対象には市場も含まれていたという。また報道によると、ドネツク市の産科病院も砲撃され、出火のため患者は地階に避難した。
(中略)
国連の報道官は、病院攻撃情報を把握しており、「極めて厄介だ」とした上で、「民間のインフラ、特に医療施設への攻撃は明白な国際法違反だ」と述べた。
 
ドネツク通信は、焼けただれた露店や地面に倒れる複数の遺体の写真を公開。攻撃に使われたのはNATO(北大西洋条約機構)が標準装備する155ミリ口径の砲弾だったという。
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配信元)
 
 


 
 
 
 
 
 
 

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